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燃料電池車と排気系部品について
noname#58080の回答
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![noname#58080](https://gazo.okwave.jp/okwave/images/contents/av_nophoto_60_1.gif)
ベンツより前から、燃料電池に携わっていますから分かりますが、燃料電池車の時代は来ません。大学の学生には、電動化になるということをいつも力説しています。 当面、ディーゼル排気ガスの問題や、ハイブリッドの排気系の取り回し、燃費向上のための排圧等を含め、排気系は、当面まだまだ、課題が多く残されています。将来的には、エンジン関係の部品の規模は縮小しますが、しばらくはそんなに心配しなくても大丈夫です。 特に直近では、インド、中国の自動車市場の拡大がありますから、景気はだいじょうぶだと思います。 更に、排気系の部品メーカーも業態を変えてきますから、いつまでも排気系には固執していないでしょう。 例えば、日本ラジエターという会社は、昔は排気系とラジエターしか作っていませんでしたが、今はカルソニックカンセイと名前を変えたTear1の総合部品メーカーです。メインの製品は車載コンピュータ関係でしょう。排気系がなくなっても、会社がしっかりしていれば、心配はないですよ。 もちろん自動車の動力源は将来は変化しますというか、今も変化し続けています。 燃料電池車は普及しませんが、HEV、プラグインHEV等の電動車両は今後大量に生産されます。又、プラグインHEVは電気自動車への橋渡しになりますから、電気自動車関連の部品開発を進めておくことは必要だと考えます。 これから数十年間の間に自動車のユニットの主役は、大きく変わると考えたほうがいいでしょう。 但し、排気系の機械製品技術を持っていれば、自動車メーカーは様々な部品開発をこれから入られるメーカーさんに期待しているはずです。 一例をあげれば、電気関係の車両(EV、HEV、プラグインHEV含めて)の冷却の問題は、非常に難しい問題です。従来はエンジンという高温の機械を100度の水で冷やしていましたので、効率よく冷却できましたが、電気の時には、バッテリ、パワートランジスター、モーターをもっと低温(50度程度)で冷やさなければなりません。 このために、今は水冷を行っていますが、外気温との差が少なくて困っています。空冷で冷やせるのは小さな車に限られます。 例えば、パワー電子部品の冷却技術を、排気系の断熱技術、製造技術を使って、発明できれば、部品メーカーとして強力なキーテクノロジーを持つことになります。 このほかにも、排気系を作っていれば、自動車用のジャストインタイムの製造技術は持っていると思いますから、どんな部品でも自動車部品をやるのは、他の業界に比べてやりやすいと思いますよ。 自動車用燃料電池は、少しオーバーに宣伝しすぎて、多くの人に期待を持たせすぎてしまったようですね。
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