• ベストアンサー

「金あまり」とはどういうことですか?

eikowingsの回答

  • eikowings
  • ベストアンサー率39% (125/314)
回答No.7

難しいですが、「金余り」を専門用語で述べると、「過剰流動性」と言われ、まー、結局、金が余っているということですが、行き場を失っているカネぐらいに思われたら良いのではないでしょうか?その正体は、私は、日本の高い貯蓄だと思っています。通常、我々、家計が貯蓄に回した小口資金が、金融機関(銀行)に回り、その資金が融資と言う形で、民間企業に回って、我々の資金は健全に運用されていきます。しかし、オイルショック後をイメージしていただけると分かると思うのですが、インフレだったために、政府と中央銀行は、対インフレの財政金融政策を取ったわけです。そうなると、企業は、手持ち資金を設備投資に回してこなくなりますし、当然融資も受けなくなります。銀行も融資先が逓減してくる。そうすると、カネ(過剰流動性まで行かないまでも、このカネは流動性といえるでしょうが)がどこかに流れていくわけですけど、行った先が、実体経済であれば、物の値段が上がるわけですから、インフレになり、資産市場に流れると、例え不況期であろうが、株高になったり、土地高になったりします。このような形で、カネの流れを見て行きますと、実体経済、資産経済、例では挙げていませんが、国外と、カネのチャネルは、複数出てきます。実体経済にカネが流れ出すと、派手なインフレになる。しかし、日本も含めた現在の世界経済は、基本的には、モノあまりですから、過去に見られたようなインフレにはならないと考えられます。インフレ率だけ見ても、1%とかそのぐらいで、物価が派手に騰貴していく経済ではないように思えます。資産経済に流れるのは十分考えられます。我々は低金利下で運用先に困っています。しかし、東京の株式市場を見ると分かりますが、銀行を中心とした金融機関は、株だの土地だのと投機している人たちに、バブルの教訓から、大規模な融資をしません。ですから、株価も派手な上昇はしないのではないでしょうか?株価上昇のエンジンは、おそらく外国人にあると私は思います。土地はどうかと言いますと、銀行は、つい最近まで、一部の地区に限定されますが、不動産融資に積極的でした。住宅ローンには、今も積極的です。しかし、収益の裏づけのない物件に対する融資にはあまり積極的ではなく、その意味から、バブル期のような形にはなっていません。では、我々のお金どこ行っちゃっているのかというと、国債にかなり吸収されています。結局、競争力のある企業は、有利子負債の返済に過年度から積極的に取り組んでいまして、銀行にとって厳しい環境ですし、やばい所には貸せない。そうなると、やっぱり政府部門に貸す。銀行のバランスシートを見ると、かなり国債を持っている気がします。まー、うまい回答ではありませんが、カネは、健全に経済が拡大しているうちは、健全な貸付先があって、カネは実体経済にうまく流れる方向で行く。しかし、経済が異常に拡大すると、カネも過剰にだぶついてきて、実体経済に流れると、インフレ傾向になる。さらに、だぶつきが加速すると、例え好況だあろうが不況であろうが、投機資金として、資産市場に流れていく傾向にある。こんな感じでよろしいでしょうか?

関連するQ&A

  • 【経済学ではインフレになってお金の価値が上がると国

    【経済学ではインフレになってお金の価値が上がると国は対策として金利を上げる】またデフレになってお金の価値が上がると国は金利を下げて調整していると言いますが、日本は超低金利でインフレ、デフレ調整としての金利政策は機能していないのでは?という仮説を立てましたがどうなのでしょうか?

  • 経常収支とインフレの関係について

    初歩的な質問で申し訳ありませんが、どうかご教授ください。 1、経常収支とインフレの関係について、たとえば経常収支が赤字であればインフレ動向にどのような影響を与えるのでしょうか?? 2、「また高金利通貨への資金シフトは、仮に高い為替手数料を除いても、結局は為替差損によって相殺される。なぜならば、インフレとは通貨価値の下落を意味し、高金利通貨は高インフレ国の通貨であるからだ。」という趣旨の文章を読んだことがあります。競争的な市場においては裁定機会は存在しないのであるから大まかには合致しているのかなと私は思いましたが、実際には「高金利通貨の価値は上昇する。理由としては何らかのリスクプレミアムが上乗せされている可能性がある。」といった趣旨の文章も見たことがあります。 このことについて実際にはどうなのか、経済学的にはどのような説明がなされるのかのご意見も伺いたいです。 長文になり、また、文章もチグハグになっていたらすみません。 質問1か2かどちらかでも構いませんのでご教授ください。

  • 金利の高い国に金が集まると言いますが…

    よく金利の高い国にお金が集まってその国の通貨の価値が高くなると言われますが、何故ですか?教えてください

  • 仮想通貨って大丈夫なんですか?

    変な質問ですみません。なんと聞いて良いのかわからないので。仮想通貨って本当に長期的に持っていても安全な資産の保有方法たりうるのでしょうか? 仮想通貨は法定通貨と違って金利はつかないし、かといって金や貴金属のようにそのもの自身に価値はないし、価値としては決済機能があるだけ。この価値の裏付けのないものをお金を払って買う人たちの考えが理解できません。 でも、価値の算出方法がないからこそこまで高騰するのだとも言えます。結局1bitcoinの価値はいくらがフェアバリューなのでしょうか? 長期的にはチューリップバブルと一緒でものすごく下がってしまうのではないかと思うのですが。

  • なぜ国債をすり続けると、いずれハイパーインフレが起

    教えて下さい。 国債の価値が下がり、 つまり国債の金利が上がると、 なぜハイパーインフレが起き、自国の通貨の価値が減少するのでしょうか?

  • バブル経済、インフレ

    日本では、超低金利であり、お金は借りやすい? どうして、バブルやインフレにならないのですか?

  • 高金利国はインフレ率も高く、高金利のメリットがないのでしょうか?

    高金利国はインフレ率も高く、高金利のメリットがないのでしょうか? 下記質問に関する疑問です。 私は下記質問の回答(No.6, No.8)から「高金利国の通貨はインフレ率(通貨価値の下落率)が高く、通貨価値が下がり、高金利のメリットが打ち消される」と解釈しました。 http://okwave.jp/qa/q2440026.html これはどちらの通貨で預金していても金利差をインフレが打ち消し、結果は変わらない(資産運用にならない)、と言っているように思えます。 (仮に「金利差」=「通貨の下落」が完全に同じとする場合) インフレ率が高い国の通貨は、長期的に見て下落していくのはなんとなく直感的に理解できます。 しかしアメリカと日本を比較すると、そうでもないように思えるのです。 アメリカのインフレ率 http://ecodb.net/country/US/imf_inflation.html 日本のインフレ率 http://ecodb.net/country/JP/imf_inflation.html 1990年と2009年のドルを見ると、この20年で80%弱から125%くらいまでインフレが続いています。 これに対して1990年から日本のインフレはごく僅かです。 ではなぜ「円ードル」の為替はこの20年で振動するだけで、下落していかないのでしょうか。 (1990年から2010年まで円ードルの為替は振動を繰り返しているだけに見えます。少なくとも私には…。) オーストラリアドルもかなり高い金利ですが、円ー豪ドルの推移を見ると、 一方的な下落は無く、80円あたりを中心に振動しているように見えます。 高金利=インフレ率が高い、というのは事実だと思うのですが、 インフレ率ほぼ0の日本円に対してなぜ下落していかないのでしょうか。 金融関係については知識が浅く、完全に勘違いをしている質問なのかもしれません。 もしそうであればご指摘いただけないでしょうか。

  • 途上国の外資流入について

    よく途上国の経済発展には外資がたくさん入ってきた方が良いといいますが、その理由はとしては、次のような解釈で良いんでしょうか? 経済発展するためにはお金がたくさん必要だが、自分の国でお金を作る(中央銀行がお金を刷る)にしろ、外資に頼るにしろ、お金の量が増えるとインフレになり通貨の価値が下がる。しかし、外資が流入すると為替で通貨の価値が上がるので、通貨高とインフレ(通貨安)がうまくかみあう。 間違っていたら御指摘ください。

  • 【お金は税金を納めるためにあるって本当ですか?】

    【お金は税金を納めるためにあるって本当ですか?】 国が発行している通貨は税金を納めるためにあるので、紙幣は物を買うためではなく税金を納めるためにあって、お金の価値を上げるデフレにするといまのお金の価値が上がり手放す人が減るので物の値段が上がり、お金の価値をインフレで下げると現在より価値が下がるのでお金を手放す人が増えて物価が上がる。この物価は税金を納めるときに使われるから価値が国によって決められるので税金を多く取ればお金の価値は上がる。なので国が傾けば傾くほど税金を取るようになるので円高になるという。 この理論だと国が傾むくとお金の価値は下がるのではなく上がるっておかしくないですか? でもジンバブエは国が傾いてお金の価値がなくなるハイペーインフレになった。理論が間違っているからですか?

  • 金本位制における国際収支の均衡について

    金本位制における国際収支の均衡について Wikipediaにある「金本位制」の項目で 金本位制には、国際収支を均衡させる効果があると考えられている。 (略) 1. 設備投資が活発になり好況になったとする。 2. 国内の貯蓄がそれまでと変わらなかった場合、経常収支は赤字となる。 3. 経常収支の赤字は輸入による自国通貨(金)の流出が、輸出による自国通貨(金)の流入を上回ることである。 4. このことは国内の通貨残高減少を意味する。 5. 通貨減少により国内の金利は上昇し設備投資が減少する。 6. 景気は経常収支が均衡するまで沈静化し、やがてバランスをとる。 とありますが、今ひとつメカニズムが分かりません。 まず、1.で好況になって、なぜ2.で経常収支が赤字になるのでしょうか? 物価が押し上げられるからでしょうか? それとも国内需要が拡大するため? つぎに4.で国内通貨残高が減少すると、なぜ5.で国内金利が上昇するのでしょうか? 現在の経済学ではインフレ時には金利が上がり、デフレ時には金利が下がるというのが常識とされています。通貨減少はデフレをもたらすので金利は低下するように思えるのですが、間違っているのでしょうか?