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パターナリズム、患者さんの利益と自律の対立

noname#194289の回答

noname#194289
noname#194289
回答No.2

医療の究極とも言える本質的な問題だと思います。私は究極的には結局生きているということをわれわれあはどういうものか知ることができないというところまでいくと思います。つまりこの答えは将来得られるだろうと期待ができない回答不能問題だと思っています。医療は、患者をこの問題に直面させないように努力する作業です。普通の人は死に直面しないとこの問題を考えません。つまり医療を提供する側に立つ人が提供する方法もこの問題を回避させるだけなのです。多くの患者は本能的にこの問題には答えがないから回避するに越したことはないと医療従事者の命令に従います。しかし一方患者は生きていることを実感したいのです(わからないからこそ!)。体のため、健康の為にやれということは殆ど生きているという実感を禁止するものです。パターナリズムに従っている患者はいつの間にか父親役の医療従事者を自分の代わりに生きてくれていると錯覚してしまうことも多いのです。「信頼できるお医者さん」という表現に相当することです。信頼と依存は医療において本質的な問題です。「私も生きていることがどういうことかは分かりませんが、こういう難しい問題を考えないでも済むようにここ当分は生きていられるように私のいうことを聞いてください」ということになるのかなと思います。

koumori44
質問者

お礼

お答えいただき、ありがとうございます。

koumori44
質問者

補足

ちょっとよくわからなかったのですが、 >医療は、患者を「この問題」に直面させないように努力する作業 >普通の人は死に直面しないと「この問題」を考えません・・ >つまり医療を提供する側に立つ人が提供する方法も「この問題」を回避させるだけなのです。 などなどで書かれている「この問題」ということは、具体的にどういうことなのでしょうか?

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