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部分積分とParsevaの等式
f∈C^3 g∈C^2 f(0)=f(h)=f´´(0)=f´´(h)=0 g(0)=g(h)=0とする このときAn=∫f(x)sin(nπx/h)dx (0からhまで) Bn=∫g(x)sin(nπx/h)dx (0からhまで) はΣn^2|An|<∞ Σn|Bn|<∞を満たすことを示せ おそらく部分積分とParsevalの等式を使うと思うのですが 導き方がわかりません。どなたかご教授いただけませんか?
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- Mr_Holland
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タイトルを変えて同じ内容で質問されるぐらいですので、さぞお困りなのでしょう。 私も解けたわけではないのですが、いくらか考えてみたことがありますので、いささかなりとも参考になればと思い、ここに記させていただくことにします。 問題の条件で部分積分を繰り返していくと、AnとBnは次のようになります。(わざわざ問題で「f∈C^3 、g∈C^2、f(0)=f(h)=f´´(0)=f´´(h)=0、g(0)=g(h)=0」を条件としていることは、この部分積分を意識していると思っています。) An=-(h/nπ)^3 ∫f'''(x)cos(nπx/h)dx (積分範囲:x=0→h) Bn=-(h/nπ)^2 ∫g''(x)sin(nπx/h)dx (積分範囲:x=0→h) これらを問題とする無限級数の式に入れますと、 Σn^2|An|=(h/π)^3 Σ(1/n)|∫f'''(x)cos(nπx/h)dx| (積分範囲:x=0→h) Σn|Bn|=(h/π)^2 Σ(1/n)|∫g''(x)sin(nπx/h)dx| (積分範囲:x=0→h) となり、Σの中身がnに関して似た形に変形できます。 さて、ここまで来て私も行き詰っているのですが、次のことから突破口が開かれないかと考えています。 1) これらの絶対値記号の中身は、積分区間がx=0→2hであれば、それぞれ f'''(x) のフーリエ余弦係数、g''(x)のフーリエ正弦係数になっている。 2) 積分可能な関数のフーリエ係数はn→∞で0に収束する。つまり、n→∞で、 ∫f'''(x)cos(nπx/h)dx →0 (積分範囲:x=0→2h) ∫g''(x)sin(nπx/h)dx →0 (積分範囲:x=0→2h) が成り立つ。 さらに、フーリエ正弦係数については、 [n=1→∞]Σ(1/n)∫g''(x)sin(nπx/h)dx →0 (積分範囲:x=0→2h) が成り立つ。 (これらの収束関係は、フーリエ級数の収束条件と関連しているようですが、よく理解していません。) 3) 無限級数 [n=1→∞]Σ1/n^r=ζ(r) は、r>1 のときに収束する。 ⇒ 絶対値記号の中身が α/n^(r-1) (ただし、r>1,α:正の比例係数) より小さいことが言えれば、問題の無限級数の収束が言える。 といった具合です。 Parsevalの等式との関係が掴めない状況ですが、フーリエ係数の収束条件について理解していれば、ひょっとしたら解けるのではないかと考えています。 どなたか詳しい方の回答がつくといいですね。 幾分かでも参考に、あるいは露払いにでもなれば幸いです。