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高速電力線搬送通信(PLC)について

PLCがもうすぐ実用化されるようですが 現在認められている10kHz~450kHzに加えて 2MHz~30MHzも利用する検討がされているそうです。 そこで二つ疑問があります 1.なぜ10kHz~450kHzだと低速通信しか   できないのでしょうか?   ADSLは35kHz程度だそうですが…。 2.2MHz~30MHzという周波数は   どういう理由で選ばれたのでしょうか?   短波放送等に大きな影響があるそうですが。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • ymmasayan
  • ベストアンサー率30% (2593/8599)
回答No.1

1.ADSLが35kHzというのはどこから出てきたのでしょうか。   実際には26kHzから3750kHzを使って48Mbpsを実現しています。   単純計算では48Mbps/3.724MHz≒12.9bps/Hzです。   PLCでは200Mbps程度の伝送を狙っていますから200/12.9≒15.5   下限は2~3MHzのようですから上限は20~30メガということになるでしょう。 2.電力線は必ずしも高周波の伝送に向いていません。   一方データ伝送速度を上げるには高い周波数が必要です。   この兼ね合いと衛星の発達で需要の減っている短波帯が狙われたのでしょう。

その他の回答 (1)

  • GTAC
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回答No.2

電話線は話し声(3kHz)程度を伝送することを想定しています。実際には1MHz程度の周波数を送ることができますが、距離が遠いほど使える上限周波数は低くなります。900kHzまで使えれば、3kHzを300個持つことが出来ます。 デジタル通信では3kHzの周波数を使って1秒間に50Kbps程度を送ることが出来ます。(昔の電話モデムの能力) DSLではこれを束ねて使うことで100Mbpsまで出すことが出来ます。 PLCは通信線路の媒体として電源ラインを使う技術です。 電話線はツイストペアといって電線をねじっているので1MHz程度を伝送しても、外に電波が漏れ出すことはありません。 PLCは電源ケーブル=平行電線なので電波が飛び出してしまいます。元々通信用ではないので、いろいろな不利な点があります。 掃除機のノイズなどに打ち勝って通信するために強い電流を流す必要があります。 通信の結果強い漏れ電波が出てしまいます。 通信ロスが多く、30MHzの帯域まで使わなければ100Mbpsを実現できません。 通信の電流は配電線を通って流れだすので、ほかの家でもモニターできます。 利点はコンセントさえあればどこでも100Mbpsの通信ができると言うことだけです。(しかもこのメリットはPLCだけが実現できる技術と言うわけではなく、無線LANと言う安価で世界的に共通な代替案があります)マイクロソフトは当初(5年前)は乗り気でしたが今は無線を本命としています。 短波帯は電離層の状況によっては地球の裏側まで電波が届くので電力を小さくし、現在の業務用の通信では人間が聞き取れないほどの微弱な電波で通信が行われています。 おととしの津波の際は最初は短波のみが唯一の通信手段でしたし、相変わらず漁船や後進国では主流のシステムです。 無線通信関係者は大反対ですが、「短波は古い技術と言うことでITの発展の邪魔をするな」と言うPLC推進派(通産省、電力会社、電力ケーブルメーカー)の論理で押し切られそうな状況です。 現在某大学の先生がまとめた総務省素案では、「パソコンから飛び出すノイズ程度なら放射してもかまわない」という基準ですが、このレベルは仙台で東京の短波放送が聞き取れないほどのレベルになっています。しかも近所だけでなく世界中に妨害が出ます。当然放送より1万倍も小さい業務用の電波やアマチュア無線は多大な影響をこうむります。

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