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敬語動詞の変化

日本語を学んでいるものです。 例文:王様、お喜びください。お世継ぎが誕生なされました。 「誕生なされました」の動詞は何ですか?漢字は何ですか?どう変化して、「誕生なされました」になりましたか?受身や可能がありますか?

みんなの回答

  • garamond
  • ベストアンサー率53% (1119/2111)
回答No.6

「なくはない」は「ないことはない」ですので、「ある」です。強調ではありません。ごくわずかにあるということです。 「される」と「なさる」についての説明を、次のように訂正します。 「いる/来る/行く」<「いられる/来られる/行かれる」<「いらっしゃる」と同様に、「する」<「される」<「なさる」と考えられます。 前回、ふと「行きなさる」のような、動詞の連用形につく形(古風or方言的)を思い浮かべてしまったために、(「行かれる」に比べて)「使いにくい」と言ってしまいました。 考えてみれば、この用法は「お帰りなさい(ませ)」のようないくつかの限られたもの以外、今普通に使われることはないので、議論の対象に含めず、単純に「する」「される」「なさる」を論じればよかったのですね。

  • garamond
  • ベストアンサー率53% (1119/2111)
回答No.5

「下す」は「くだす」です。「おろす」の可能性もゼロではありませんが、その場合、今日普通は「下ろす」と書きます。 個人的な感覚で言いますと、「誕生される」より「誕生なさる」のほうが、やや尊敬専用(受け身などにならない)の語であるだけ、尊敬の度合いが高いかなと感じていますが、微妙と言うか、場合によっては使いにくいということもなくはないでしょう。(混乱させるようなことを言って、済みません。)

nvuirufk
質問者

補足

たびたびありがとうございました! すみませんが、おっしゃるの一文について判りません。教えてくださいませんか? *「場合によっては使いにくいということもなくはないでしょう」の意味は「場合によって使いにくいでしょう」かな?と思います。この文の意味は何でしょうか? *「なくもない」は「ある」の意味で「ある」よりももっと強調する気がします。そうですか?

  • garamond
  • ベストアンサー率53% (1119/2111)
回答No.4

#2、3です。 尊敬語としての「なされる」と「なさる」は、時代的な先後関係があり、現代では「なされる」は使われません。従って、どちらが尊敬の程度が高いかと比較すべきものではありません。 もう一つ同様な例を挙げておきます。 「下す」に「れる」がついてできた「下される」は、最初は受け身、可能とともに尊敬も表しました。 「ようこそお出(い)で下された」 この「下される」から口語の「下さる」(五段活用)が生まれました。活用は「なさる」と完全に一致します。 この場合も、現代では「判決が下された」という受け身の用法だけが存続し、尊敬を表す場合にはもっぱら「下さる」が使われます。 先に述べたのと同様に、「下される」と「下さる」と、どちらが尊敬の程度が高いかと比較すべきものではありません。昔は「下される」(動詞+助動詞)で尊敬を表し、今はそれが変化した「下さる」(動詞)で尊敬を表すのです。

nvuirufk
質問者

補足

どうもありがとうございました! そうですね。「下さる」も同じですね。勉強になりました。 すみませんが、少々困ったことがあります。教えていただけませんか? 「下す」は「くだす」でしょうか? 「誕生される」と「誕生なさる」を比較すると、尊敬程度の差はありますか?どうですか?

  • garamond
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回答No.3

#2です。 #1さんへの補足を見ていなかったので、それとの関連で説明することが出来ませんでしたが、「なさる」から「一歩の変化」で「なされる」になったのではなく、「なされる」から「なさる」になったことは前の回答でお解りいただけたでしょうか。 一つ書き漏らしたのは次の点です。 「なされる」はもともと動詞「なす」に助動詞「れる」がついたものなので、「対応がなされる」という受け身の表現もあり得たわけですが、「なさる」のほうは(尊敬語ではありますが)純然たる動詞ですので、これによって受け身を表すということはありません。

nvuirufk
質問者

補足

ありがとうございました。解りました。 この「誕生なさる」に関して、もう少し質問させていただきます。 尊敬程度について、「誕生なさる」と「誕生なされる」は同じ程度を持ちますか? 「誕生なさる」が「誕生される」と比べると、尊敬程度の差は何ですか?どちらはもっと尊敬の意味合いを持ちますか?

  • garamond
  • ベストアンサー率53% (1119/2111)
回答No.2

もともとは「為す」に尊敬の助動詞がついたものですが、文語文法を持ち出すと、ややこしくなるので、歴史的経緯を無視して、説明します。 「出す」に「れる」がついて「出される」となるように、「為す」に「れる」がついて「為される」となります。「出されました」に相当するのが「為されました」です。 「誕生を」と言わないで「誕生」に直接続くのは、この「なされる」が「する」の尊敬語として用いられているからです。「誕生する」の尊敬語が「誕生なされる」だと考えていいのです(本来は動詞+助動詞なのですが)。 実は、現代語ではさらにもう一段階変化があって、「なされる」(下一段活用)から「なさる」(五段活用)に変わったのです。 なさらない、なさり・なさって・なさいます、なさる、なさるとき、なされば、(なされ) と活用します。 命令形「なされ」は古風な言い方で、普通は「なさいませ」の省略形「なさい」が使われます。 ですから、問題の文も、普通の話し言葉なら「誕生なさいました」(これなら質問者さんにも解りやすかったかも知れません)となるところですが、多少古めかしい、もったいぶった言葉遣いにしているのです。 「なされる」について言えば、受け身にもなります。 「速やかに適切な対応がなされることが望ましい。」 可能のほうは、機械的に当てはめればあり得ますが、実際には使われません。 【以下は面倒なら飛ばしてもいいです】 なぜなら、口語五段活用の動詞からは可能動詞が派生しており、「出される」でなく「出せる」が使われます(方言を除く)。ですから「五段活用+れる」で可能を表すことが事実上、ないのです。 一方、「為す」はやや硬い言葉であるため、口語特有の可能動詞を派生しなかったのです。「これは誰にでもなせる」とは言わず、「できる」を使うのです。

回答No.1

「する」の尊敬表現が「なさる」です。 「為さる」と漢字では表記します。 「ます」は丁寧の助動詞。 「た」は過去・完了の助動詞。 「誕生する」は自動詞ですから、その尊敬表現の「誕生なさる」にも通常受身形はありません。 「誕生する」の可能表現は、「誕生できる」でしょうが、そういう表現は聞いたことがありません。 「誕生なさる」の可能表現は、「誕生できなさる」などが考えられるでしょうが、通常使用する表現ではありません。

nvuirufk
質問者

補足

ありがとうございました。 「誕生する」は自動詞です。 元々、お世継ぎが誕生する。 ー>お世継ぎが誕生なさる。 後から、分かりません。 *「お世継ぎが誕生なされる」 < この変化がわかりません。 「お世継ぎが誕生なされました」 この過程は正しいですか? 特に「*」で標記された一歩の変化はわかりません。どう解釈すればいいですか?

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