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最近の皇族問題。そんなに男系が重要でしょうか?

juntの回答

  • junt
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回答No.16

 女性天皇は認めても男系を守ることは必要でしょうね。  江戸時代、伊藤仁斎のような人は、日本の国柄の貴さを言う時、日本の王朝(ダイナスティー)が一つであることに注目していた。  日本の皇室が年月を以って計れないほど昔の神代から、易姓革命を経ることなく続いていることは、大空に輝く日月の如きものである。自分はとるに足らない民間人にすぎないが、かつて心の中でこのことを祝福し、日本の文化は古代シナの聖人といわれた尭(陶唐氏)や舜(有虞氏)よりも優れていることを教えてやろう、というのである。尭や舜も古代シナの神話的な聖人天子であるが、その帝位は禅譲とは言っても易姓革命だ、という考えなのである。  この考え方を伊藤仁斎より百三、40年経った幕末に近い時代に大窪詩佛(おおくぼ しぶつ)は、『皇統歌』の中でもっと明確に述べている。    これも趣旨は伊藤仁斎と同じく、日本は転地開闢(かいびゃく)以来(つまり神話時代から)王朝は変わらず、天子には姓がない(日本では皇室が姓を与えるのであるから皇室自体に姓はない)。日本の王朝は日月の如く、万古不変である。  周の文明は盛んだと言うが(その天子の姓は姫氏)その王朝はわずか800年にすぎない。その後の秦(姓はエイ氏)となったり漢(姓は劉氏)となったりして既に2000年、その間に幾多の姓を異にする天子が王朝を建て、実にしばしば交代している。これに比べれば、日出る我が国は皇統連綿として、何とすばらしいことか。  つまり日本史の本質はー他の国々と根本的に違うことはー神話以来、王朝が一つであることである。そして王朝が古いということそれ自体が国の誇りとなることは、イギリスを見れば分かる。そのイギリスの王朝でさえ、日本の皇室に比べれば昨日出来たようなものである。民間でも、旧家や名家は尊敬される。共和国のアメリカでもピグリム・ファーザーズなどに連なる家系の人々のプライドは極めて高い。王朝が古いということは、世界の国々の間での名家(名国というべきか)に相当すると言ってよいだろう。日本の経済成長を見た欧米諸国の人々の多くは、日本を『成り上り者』の如く見た、或いは、見たかった。そういう時こそ、日本人は、王朝の古さでは、世界一位の名家・旧家であることを誇りにすべきである。その点を中心にしない日本観(皇室観)は全て本質を外れていると断言してもよいだろう。  日本はアメリカと並んで最もハイテクの国であるが、同時にハイエスト・ぺデグリー(最も高い、すなわち長い系図)の国なのである。お隣の中国は、『中華文明四千年』を誇る。それはそれでよいのだが、、それは『ヨーロッパ文明四千年』というのと似たようなものである。クレタ文明は殷(いん)よりも古く、ギリシアのポリス文明は周の頃である。ヨーロッパの文明といっても、色々な民族が担ってきた。シナ大陸でも色々な民族が王朝を作ってきた。それはそれで一つの文明形態であるが、日本のあり方はそれとは異質の文明をこの島に作ってきたことなのである。  日本は、天皇の系図が切れないできている。もしイギリスで11世紀に(ノルマンの征服によって)アルフレッド王朝の血が途切れないで今まで続いていたら、彼らの王室に対する感じ方は日本人の皇室に対する感じ方に、ウンと似ていたであろう。  近代的な政治学論理で断ずれば、天皇の存在は当然ながら論理に合わないところが出てくる。それは例えれば、最も合理的・経済的な高速自動車道路を図面の上に引いたら、どうしても樹齢2千年の老木が邪魔になるという論理に似ている。その木を切れば合理的に直線のコースになる。残したかったら、多少迂回しなければならない。  つい最近も、これとよく似たケースの問題が日光の太郎杉で起こった。天皇の問題は太郎杉の問題と一脈かよっているようです。  

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