• ベストアンサー

白川静さんの著書のおすすめを教えて下さい

so-farawayの回答

回答No.2

『回思九十年』(白川静)を読みました。 この本は、1/4が「私の履歴書」と題した氏自らの回想録で、 残りが学者・作家・歌人・詩人との対談です。 氏の根底にあるのは「真実の東洋」を探し求めることと書いてました。 インドは含まない、禅に傾くのでもない、風雅にかたよらない、東洋。 それを探す出発点が、万葉集と詩経だったと。 漢字の線一本、点一つにまで、意味を追いかけた氏の研究は、 言葉をこれ以上はないという次元まで徹底的に分解しつくした 日本文学の量子論とでもいうべき大業でしょうね。 人ひとり、一生という限られた時間でこれだけのことが出来るのか。 ただそこに、驚嘆と畏敬を感じるばかりの私です。 ひとつのことを信じて、し続けるって難しいですよね。 対象への飽くなき関心にもまして、 自分を信じることの大切さを学びました。 ひとつのことだけ、一心にしている人を尊敬します。 字書三部作の読破までをも宣言なされるとは、熱入ってますね。 文学や編集とは関係のないお仕事をされているそうですが、 字に縁のあるお仕事になればいいですね、頑張ってください。

sideinside
質問者

お礼

so-farawayさん、ご回答ありがとうございます。 お礼が大変遅くなり、申し訳ありませんでした。 『回思九十年』ですか、正直回想録や対談集は 想定していなかったのですが、せっかくのご紹介 ですので、探してみることにします。 この場をお借りして、締め切りをご報告させていただきます。 ありがとうございました。

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