- ベストアンサー
パティシエのキャリアパスとアドバイス
- 四年制大学の四年生で、パティシエを目指す女性がアドバイスを求めています。自宅近くの個人店でアルバイトを経験し、パティシエとして経験を積んでいくキャリアパスを考えています。質問の内容は、自宅近くの個人店が適切なキャリアスタートかどうか、洋菓子店とレストランのどちらを選ぶべきか、改善点についてです。アドバイスをお待ちしています。
- パティシエを目指す女性が、自宅近くの地域密着型の個人店をキャリアスタートとして選ぶことについてアドバイスを求めています。また、洋菓子店とレストランのどちらを選ぶべきかも教えて欲しいとのことです。アドバイスをお願いします。
- 女性のパティシエ志望者が、自宅近くの地域密着型の個人店でのアルバイト経験を経て、パティシエとしてのキャリアを築く方法についてアドバイスを求めています。また、洋菓子店とレストランのどちらを選ぶべきかもアドバイスしてください。アドバイスをお待ちしています。
- みんなの回答 (8)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
自分は、職人見習いとして菓子店に入ったのですが最近では見習いを取る菓子店がほぼないこと(いわゆる時代遅れ)製菓学校が豊富にあることです。私は見習いとして菓子店に入りましたが、職人になるには非常に遠回りになると思います。また、製菓学校のように基礎から学べるわけでもありません。自分の場合は、幸い見習いの時に先輩の職人が知り合いの菓子店に連れていってくれたり、新規開店のお店の手伝い、コンテストへの助言など、その先輩が教えてくれたお影もあり、その店だけでなく色んなお店の技術や事情を知る事が出来ましたが、これは多分稀なケースと思います。製菓学校で成績が良ければ、海外へ行くチャンスもあります。私がものづくりマイスターで授業に入る高校では、製菓学校からフランスへ渡った生徒もいますし、海外で修行する事はもはや当たり前になりつつあります。※とはいえおいそれとはならないと思いますが。 パティシエの世界は、100人熱望(希望ではありません)して、1~2人が成れるかどうかの世界と思います。これだけ沢山の製菓学校があり、沢山の生徒が毎年卒業していきますが、実際に業界に残って自分がなりたい職人になれるのは、多分良くて2割ほどと思います。 ※残りの8割は転職してしまいます。 けして厳しい訳ではないのですが、モチベーションを保ち続けるのは結構しんどいかもしれません。 自分が、菓子作りに携わりその真価を発揮できるまでは、「自分は、何してるんだろう」「何の為に職人になったのだろう」と思う事がたびたびあります。また、第一線で仕事をするようになっても、自分が作った菓子が思うように売れなかったり。 華やかなところばかりでなく、そういうところもクリアしていき、初めて一人前の職人となれると思っています。 あらゆる事を克服するためには、努力が必要ですしその努力は必ず役に立ちますし報われます。 あらゆる事に対して貪欲になってください。吸収できるものは全て吸収してください。無駄だと思っていても、肥やしになる事もあります。働きながら製菓学校へ通うのは、多分結構しんどいと思います。他の職人さんよりも余暇もなく、日々勉強ですから。 が、製菓学校へいくことで普段働いている環境を変える事ができ、また他店の人ともコミュニケーションが取れると思います。 色々書きましたが、製菓学校へ行く事はけしてマイナスにはならないと思います。自分が願っていれば、それに対しての努力を惜しまなければ必ず叶うと信じてますし、私自身もそうしてきて現在に至ってます。
その他の回答 (7)
- kasiya117
- ベストアンサー率45% (405/896)
何度もすみません。私は高校を卒業してから6年間自衛官(衛生関連)をしてました。その後に菓子職人への転身で、実家は菓子屋ですがそれまでお菓子には一切関わっていません(手伝いはしていましたが包装の一部だけで、製造には一切かかわっていませんでした)。なので、全く方向違いの転職でした。この道に入って、親父の偉大さに改めて気付かされたというのもありますね。製菓学校には行っていないので、製菓衛生士は実家に戻ってから習得しました。その後に、製菓技能士1級も習得しました。逆に言うと、製菓学校に行っていない分、頑張らないとと自分にはっぱをかけていたような感じです。実家に戻って約30年経過しましたが人間、努力すれば大概の事は叶うと信じてます。
補足
こちらこそ、お返事いただきありがとうございます。 ジャパンケーキショーの作品を拝見しました。専門学校に在学中の若い方でも、素敵な作品で受賞されているのを見て大変驚きました。いつか私も出品したいです。 ご回答者様は自衛官をされていたのですね。心と体を鍛えられていたから、厳しいパティシエの道に進まれても、一人前になられるまで続け、成功されたのだと思いました。そのような方の「人間、努力すれば対外の事は叶う」という言葉には重みがあります。 最後に一つだけお尋ねしたいのですが、よろしいでしょうか。ご回答者様は製菓学校には行かれなかったとのことですが、それでも製菓学校に行くことを勧めてくださる理由とはなんでしょうか?何度もすみません。もしお時間がありましたら、お返事いただけましたら幸いです。
- kasiya117
- ベストアンサー率45% (405/896)
丁寧な返信を頂きありがとうございます。 2019年のジャパンケーキショーの作品ですが、画像がありましたので載せておきます。 ケーキショーにはいくつか部門があり、ピエスモンテ、ガトー、プティガトーなどがあります。ジャパンケーキショーは全国規模ですが各都道府県単位でもコンテストを実施しているところもあります。 https://www.patissient.com/magazine/11032/
- kasiya117
- ベストアンサー率45% (405/896)
追記です。コンテストに出品する製菓学校もありますよ。そういう学校に行かれてみてはいかがですか? また在学中に考えが変わる事も充分ありえます。
お礼
重ねての質問にも快くご回答くださり、本当にありがとうございます。 ご回答者様は、24歳から職人見習いをされ、コンテストにも出品されていたのですね。25歳からでも遅くないとの言葉、非常に励みになります。また、コンテストに出品する製菓学校もあるとのこと、初めて知ったので少し調べ、興味を持ちました。 現状からではホテルに就職するには難しいということで、示してくださった「まずは、菓子店に入り夜学で専門学校に通い、基礎的な知識を身に付け製菓衛生士を修得して腕を磨き、チャンスを見つけてホテルへとアップデート」というロードマップを参考にさせていただきたいと思います。 経済的なことや、時間や年齢のこと、現実的なことをどうしても考えなければなりませんが、できることの最大限がんばりたいと思います。何度も丁寧なご回答をありがとうございました。またokwaveのどこかでご縁がありましたら、ぜひ知恵をお借りしたいです。
- kasiya117
- ベストアンサー率45% (405/896)
確かに、製菓学校を出ても実際は使いものにならないと言った方が早いです。が、しかし、全く知識も経験もない人よりはまだ使えます。 専門用語や多少なりとも技術を習得しているわけですし。 そういう点では、全くの素人より専門学校出の方が早く店舗に置いて戦力に出来るという事です。 確かに貴方の環境であれば、働きながら専門学校へ通うと言う方が現実的ですね。実は、私は24歳からこの道に入りました。当時はまだ見習いをする菓子店がありましたので、そこに職人見習いとして5年勤務して実家に戻りました。つまり、25歳でもけして遅い訳ではありません。見習いの時には、コンテストにも出品していたこともあります。 技量もありませんから入賞などには程遠かったですが。 家業を継ぎ、技量が付いたのは良いのですが今度は経営や製造に追われコンテストに出品するどころではなくなりました。 しかし、その見習いの時にコンテストに出品したことが、今になるとウエディングケーキや日々製造するデコレーションケーキに、お客様からの要望を反映させたり、独創的なデザインなどとても役に立っています。中々難しいですが、機会があればジャパンケーキショーなどのコンテストに出品したいとは思っています。 ホテルのベーカーも腕をふるうには、デザートなどもありテイクアウト専門の菓子店よりはやりがいがある職場と思います。 ただ、現状からすると非常に難しいのではないかと思います。 まずは、菓子店に入り夜学で専門学校に通い、基礎的な知識を身に付け製菓衛生士を修得して腕を磨き、チャンスを見つけてホテルへとアップデートしても良いと思います。 志を持ち続ければ、いつか夢は叶うと思いますし努力は絶対に裏切りません。
- kasiya117
- ベストアンサー率45% (405/896)
現パティシエです。申し訳ありませんが、パティシエを目指すならまず製菓学校へ進学しましょう。実際に、大学を中退して製菓学校へ進学してパティシエに成られた人もおります。厳しい事を言うようですが菓子店では即戦力を求めますので製菓学校以外からの採用は非常に難しいと思います。何もバックアップがないならなおさら製菓学校へ進学するのが、一番早く職人になる近道と思いますよ。またコンクールにエントリーするには、店舗の経営者やトップパティシエがコンクールを重視しているかどうかですね。 世の中、多数のケーキ店がありますがコンクールにエントリーするパティシエが居る店舗は多くはないです。 この業界に入って判ると思いますが、コンクールに出品をするのは非常に大変です。日々の業務をこなし、その後に作品に取りかかります。 寝る間も惜しんで作りますが、それを日々の業務に支障をきたす事は許されません。 単純に菓子店に就職しても、単にコマとして使われる訳で職人として採用されるかどうかは判りません。熱意だけでは、採用してくれません。 次にホテルを希望されているようですが、最近はホテルも経営が厳しく外資系に身売り?する傾向が強くなっています。私の知り合いにもホテルでベーカーを任されている職人が居りますが、経営が外資系に変わった途端、ベーカー部が縮小をされホテル内にあったケーキショップも廃止になり、パン部門も廃止され外注にシフトされたそうです。※北海道の、札幌ではありませんがそれの次に来る都市部の大きなホテルです。 ホテルがダメとはいいませんが、コンテストに赴きを置く著名なケーキ店の方が、貴方が思う職人を目指せると思いますよ。 製菓学校を出て、海外で修行する方法もあります。単身フランスに渡り有名店を渡り歩き、帰国後に店舗を持つという方も居ます。 最近の若い人は、良く夢がないと言います。そういう中にあって高い志を持つのはとても素晴らしいと思います。 将来、貴方が素敵な職人になっていることを祈っております。
補足
ご回答ありがとうございます。現役のパティシエの方のお話、大変勉強になります。いくつか追加質問してもよろしいでしょうか。 (1)製菓学校に入学するのが先とアドバイスを頂いたのですが、一度はそれも検討したのですが、主に以下の2つの理由で退けた選択肢でした。①後出しになり恐縮なのですが、私は家庭の事情で大学を数年休学しており、もう25歳のため、早く自活をし、生活していかなければならないと思っています。②また、反対意見で恐縮なのですが、インターネットで調べる中で、製菓学校で身に付く力は現場では即戦力とは見なされない(が、求人は製菓学校に多く寄せられるため、このメリットのために、製菓学校に行く意味はある)との意見を多く見ました。それならばアルバイトでも何でも、早く働きに出た方がいいと考えたのですが、以上のような理由があっても、やはり製菓学校に行くべきでしょうか。最初の行動を決めるのは一番重要だと思うので、もう一度教えていただけましたら幸いです。ご無理を言ってすみません。 (2)もしも、それでもやはり製菓学校に行くのが良いということであれば、働きながら夜間・1年制の製菓学校に通うのはどうでしょうか。一度検討した際に、講義は90時間、実習は720時間と、あまり多くはないのかな、今まで自分でお菓子作りをしてきた時間の方がきっと長いな、と思い退けたのですが、夜間・1年制でも行く意味はあると思いますでしょうか?確かに、就職サポートなどの面では魅力だなと感じました。 (3)コンテストのことや、ホテルパティシエの現状など、現役のパティシエの方ならではのお話が聞けて大変嬉しいです。ありがとうございます。長くパティシエを続けていくにはやはり安定していることも大切だと考えていて、その点でもホテルは魅力かなと考えているのですが、今ではそのメリットも無くなってきているということでしょうか? たくさんお尋ねしてしまいすみません。もしもお時間がありましたら、ご回答いただけましたら幸いです。よろしくお願いいたします。
- eroero4649
- ベストアンサー率32% (11129/34640)
コンクールに出るレベルのパティシエになりたいなら、そういう人を輩出するお店で働くしかないです。そういうお店がどのような人を採用するかはそのお店によりけりですから、一概にはいえません。 しかしそういうお店には、場合によっては全国やヘタすりゃ海外から修行をしたいという人がやってきます。中で働いている人たちもいわゆる「意識が高い」人たちですから、要求されるレベルはめちゃくちゃ高いです。 強いスポーツチームだと思えばいいですよ。強いスポーツチームに入りたいと思ったら、まず選手としての能力が高くないと入れてもらえませんし、チームの中での競争も激しいので「やる気があるなら、ついてこい。嫌になったらいつだって辞めていいんだよ。他に入りたいという人は沢山いるから」となります。 私も若かりし頃にある技術を学びたくて、半ば無理やりある先生のところに頼み込んで修行をさせてもらうことになりました。もちろんお金は1円も貰いません。修行ですから。私に対してその先生は開口一番「俺は何も教えないから、見て盗め」といいました。それで「じゃあ、帰ります」といったらそのまま帰していいと思ったのでしょう。もちろん私の答えは「はい、わかりました」です。それ以外に返事はない・笑。 それでいて自分がスカウトした弟子は(自分がスカウトしたので)丁寧に教えていて、悔しかったですよ。でも自分が「ここで勉強させてください」と頭を下げたので従うしかない。毎日全部目で見て盗んでやろうと必死でした。技術の面ではすごい人でしたが人間性に問題がある人で、時々八つ当たりもされました。それでこれ以上見て盗めるものはないなと分かったときに「お世話になりました」と卒業を申し出ました。そういう意味では「師匠」にあたる人かもしれないけど、技術面は学ぶところが大いにあっても人間的には嫌いで、もう会いたくないです・笑。 だからここで学びたいと思ったら「ウチはまず接客からやってもらう」とか「最初は後片付けばかりで触らせてももらえない」という待遇を受けても受け入れないといけないと思いますよ。 上を目指すなら、厳しい環境にいないとダメですね。これは断言できます。自宅近くの洋菓子店がそのためにいい環境だとは限らないです。その自宅近くの洋菓子店が学びたくなるほど素晴らしい店なら話は別ですけどね。 「トイレ掃除でも接客でも、なんでもやります!ここで勉強させてください!」というところに自分の身を置くことかなと思います。あとは情熱があれば自ずと道は拓けます。 よく「好きなことを仕事にしよう」といいますけれど、それは「好きなことを仕事にしたら楽しいよね」という意味ではなくて「好きなことならつらくても耐えられるよね」という意味です。 私もその若かった頃はめっちゃトンガってたなと思います。今思うと上しか見てなかったなあと懐かしいですが、もう一度同じことはできません・笑。
お礼
ご回答いただきありがとうございます。 高いレベルを目指すなら、厳しい環境に身を置かないとだめだというメッセージが、ご自身の経験からよく伝わってきました。 そのような環境に身を置くためにも、まずは身近なできることからと考えています。 よく聞く「好きなことを仕事にしよう」という言葉の意味、とても心に刺さりました。確かに好きなことをしている間は、努力を努力とも感じない不思議さがあります。それがどのくらい辛くても耐えていけるのか、やってみないと分かりませんが、チャレンジしてみたいと思います。 貴重な経験からのお話をありがとうございました。
- terepoisi
- ベストアンサー率44% (4095/9273)
こんばんは、経験者ではありませんが身近に何人かパティシエがいますのでご参考になればと思います。 知人のお子さんは4年生大卒業後製菓専門学校へ進んでそこの製菓教師を経てプロになっていました。知り合いのパティシェはフレンチのシェフから転向して個人店を営みその後ホテルのパティシエを務めています。 キャリアスタートに個人店を選ぶのもありかと思います。ただ無資格や未経験者の場合は製造現場ではなく接客アルバイトからが一般的だと思います。 個人店では独立に向けた経営や接客まで学べるかもしれませんし、レストランでは調理全般を学ぶ機会があるかもしれません。 菓子製造技能士は実務2年で受験資格が得られますが、国家資格の製菓衛生師受験資格が得られるメリットが大きいのは専門学校でしょう。 海外見学や実店舗体験なども充実しているようです。働きながら通えるコースがあるところも多いようです。もちろん就職サポートがあるのも魅力です。いろいろ資料を取り寄せてみてはいかがでしょう? 一足飛びにとはいかないかもしれませんが、夢を追い続けていればいずれ叶う日が来ると思います。応援しています。
お礼
ご回答いただき、ありがとうございます。 4年制大学から講師を経てプロになった方もいらっしゃるのですね。 接客アルバイトからスタートの旨、覚悟しています。 専門学校も検討しましたが、通えばその分歳を取る点、学費が掛かる点、働けばその間もお金を稼ぎ生活していける点などを考慮し、アルバイトからでも働くことを考えています。しかし選択肢を教えていただきありがとうございます。 応援いただきありがとうございます。励みになります。まずは目の前のことを一つ一つ頑張っていこうと思います。
お礼
こんばんは。お礼が遅くなり、申し訳ありません。また、リクエストに対して丁寧にご回答いただきまして、本当にありがとうございます。頂いた言葉、大切に読ませていただきました。 ご回答者様は、今では珍しい職人見習いとしてお店に入り、いろいろなことを吸収されてきたのですね。きっと素直に学ぶ姿勢があってこそ、様々な機会に恵まれたのだろうと思いました。私もそのような心を持ちたいです。 >パティシエの世界は、100人熱望(希望ではありません)して、1~2人が成れるかどうかの世界と思います。 >自分が、菓子作りに携わりその真価を発揮できるまでは、「自分は、何してるんだろう」「何の為に職人になったのだろう」と思う事がたびたびあります。また、第一線で仕事をするようになっても、自分が作った菓子が思うように売れなかったり。 華やかなところばかりでなく、そういうところもクリアしていき、初めて一人前の職人となれると思っています。 これらの言葉がとても心に残りました。「希望ではなく熱望」と仰るようにハングリーさを忘れず、このさき選択した道でやっていきたいと思います。まずはスタートラインに立てるよう、今できること考え、頑張ります。 改めまして、何度もご意見をくださり、本当にありがとうございました。