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米海軍のF-14戦闘機引退の背景と現状は?
- 米海軍は2006年にF-14戦闘機の全機退役させた
- F-14戦闘機は大型かつ可変翼であり、着艦が難しく整備・維持に費用と手間がかかっていた
- イラン空軍が同機を運用しており、博物館入りする際にはコクピット装備やエンジンを取り外すなど厳重な管理が行われていた
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F-14退役の最大の理由は、ワリと単純な「仕事がなくなった」から。 F-14は、1950年代のF6Dミサイリアー構想を源流とする「仮想敵国の対艦攻撃機要撃用の機体」要求のために開発された AN/AWG-9レーダー/AIM-54フェニックスミサイル を登載した 遠距離迎撃のために約10時間のCAP(Combat Air Patro:戦闘空中哨戒) 向け戦闘機(因みに、フェニックスミサイルの実績は、米海軍では1999年中にイラク空軍機に向け3発が発射されたが全て外れている。イラン空軍ではイラク空軍機25機を撃墜と言われているが未確認。) 制空戦闘を任された戦闘機型F-15(因みにF-15Eは戦闘爆撃機型なので別系統)とは違い、F-14は艦隊防空に特化した機体。 冷戦構造の終結で、アメリカの空母艦隊が飽和航空攻撃を受ける可能性が激減したことに加えて、駆逐艦が全てイージス艦になるなど、艦隊自身の防空能力が向上したことで防空専用戦闘機の出番がなくなったため、コストの掛かるF-14がリストラの対象となることは必然であった。 >大型かつ可変翼であった為着艦が難しく、整備及び維持に費用と手間がかかっていたから そんなコトは最初から分かっていた話し。難が多くても必要があれば延命措置が施されていたハズ・・・大柄な復座戦闘機を母体とした「戦闘爆撃機FB-14”ボムキャット”」「マルチロール戦闘機”スーパートムキャット”」等へ改修するプランも出たようだけど、スーパーホーネットの能力向上などで、延命手術に「失敗」した事実があるからねぇ。 イラン云々は「後付けの理屈」にはなるかも知れないけど・・・
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- eroero4649
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>加えて私は同機をイラン空軍が運用していた(そのために博物館入りする際コクピット装備及びエンジンを取り外すなど厳重な管理が行われていたという)からというのも要因であったと思いますが、皆さんの意見はどうですか? 私はそれはないと思いますね。理由は#1さんと同じです。「F/A-18Fがあるんだからトムキャットはイランでしょ」ってことなのだと思います。トムキャットは戦闘機専門で、21世紀に専業戦闘機は出番がないですからね。