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擬似分裂文と強調構文、関係詞の区別
擬似分裂文とはなんなのかがいくつかサイトをみたのですが、よく理解できません。。。 学習できる文献等があれば教えていただけると助かります。よろしく御願いいたします。
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>擬似分裂文とはなんなのかがいくつかサイトをみたのですが、よく理解できません。。。 ⇒まず、分裂文(clef sentence) はご存知ですよね。Jespersen の用語で、It is ~ that/who/which…などによって「分裂」された文ですね。いわゆる強調構文や関係節を伴う文はこの分裂文の下位区分です。分裂文を変形生成する(深層構造から表層構造を導き出す)のが非常にむずかしく、その際に着目されたのが、この擬似分裂文(pseudo-clef sentence) です。つまり、この擬似分裂文も分裂文の一種ないし変種ということになります。 >学習できる文献等があれば教えていただけると助かります。 ⇒擬似分裂文とは、Rosenbaum (1967a) の用語で、ある種の分裂構造を持つ文のうち、be動詞のあとにくる要素がNP(名詞句・節)であるものを指します。 詳しくは、「新言語学辞典」(安井稔編、研究社)などで、pseudo-clef sentenceの項をご覧ください。