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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:防災費の国際比較)

日本の防災費は国際比較で少ない?災害列島の課題とは

eroero4649の回答

  • eroero4649
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回答No.2

http://www.bousai.go.jp/kaigirep/hakusho/h27/zuhyo/zuhyo01_01_01_01.html 国が発表したものですが、防災白書ではこうありますね。ただこういったものの比較はとても難しいと思います。なぜなら、例えばアメリカの場合はおそらく国家予算レベルでの防災費というのは組織の維持費などに割り当てられているのがほとんどだと思うんですね。アメリカの地方自治は各州ごとの問題であり、連邦政府はほとんど口出しができないはずです。 アメリカは国そのものが大きいですから、ハリケーンが主な災害となるフロリダ州と、山火事が主な災害のカリフォルニア州やワシントン州では対策の方針も違います。あのハリケーンカトリーナの復旧が遅々として進まないのは、そういうことをやるのは州の問題だから国があれこれ口出しできるものではないからです。 >前もって堤防の補強 結構あちこちでされています。小学校のときに習ったと思いますが、日本の河川というのは外国に比べるととてつもなく短い距離で結構な高低差を下ってくるのですね。おまけに降水量が多い。だから大雨が降ると一気に河川に大量の水が滝のように下ってくるのです。ですので日本の大河川の多くは「暴れ川」なんです。 日本でも有数の暴れ川は、利根川です。江戸時代まで、利根川って東京湾(江戸湾)に注がれていたのです。今の江戸川に繋がっていたのです。で、すぐお隣に荒川っつーこれまた水量が多い川がありまして、群馬や栃木で大雨が降ると利根川と荒川の水量がドカンと増えまして、この双方が氾濫するととんでもないことになっていたのです。それで、ほぼ江戸時代の間中ずっとやっていた治水工事で利根川の流れを今の銚子に注ぐ方向に変えたのです。百年単位の大事業だったんですよ。 私は関東の人間なのですが、大阪に行って淀川を見たときは驚きました。琵琶湖からの水はほぼ淀川一本で大阪湾に注ぐのですが、すごく大きな川なうえに河川敷がほとんど存在しないのです。滋賀県と京都府の雨は、ほぼ淀川ひとつで引き受けることになるんですね。どうにもならんと思いましたよ。できることは、大阪に住まないことくらい。 >土砂崩れの可能性のある地域に住宅を建てさせない規制 これやると、オーバーにいうと日本の住宅地の半分くらいは住めなくなります。三浦半島や鎌倉の辺りに行ったことがありますか。あの辺りは横浜のベッドタウンで人気ですが、ものすごい崖のところにへばりつくように住宅街が立ち並んでいて「これは台風でも地震でも危険」と思うほどです。正直、私は住みたくないです。 数年前にも集中豪雨で広島で住宅地が土砂災害を受けたことがありますが、そこは地元の古い住人が「あそこは昔から土砂崩れがしばしば起きるから家は建てない」と避けていたところだったそうです。ところが広島市はいま人口が増加していて住宅地が不足していて、なので古い住人が避けていた場所も住宅地として開発されるようになったのです。 他にも、地名に「久保」「窪」や「谷」とつけられている場所はその昔は窪地や谷間だったような場所であったというのがあります。東京の世田谷なんて、戦国時代までは沼地だったんです。だから震災レベルの地震がきたら液状化現象が起きるといわれています。荻窪もその名前の通り窪地でした。 東京の足立区や埼玉県の三郷市、草加市、越谷市は縄文時代は海の底でした。2万年前というのは地球史的には「つい最近」です。だからこれらの地域でも液状化現象が起きる可能性があります。 今回は水害でしたが、日本は台風や集中豪雨のような雨災害の他に、地震災害、火山災害が日本全国どこでも起きる可能性があるのです。富士山が本気を出せば東京に大きな被害が出ます。阿蘇山が本気を出せば九州全体が火砕流に飲み込まれます。北海道の昭和新山は今でも山のあちこちからしゅうしゅうと水蒸気を噴き出しています。 首都直下型地震が来る可能性もそれなり以上にあれば、南海トラフ巨大地震が発生する可能性もあります。東日本大震災で大きな被害を受けた東北の三陸地方は、ほぼ百年に一度のペースで街が壊滅するレベルの津波を受けています。今小学生くらいの年齢の子は、老人になったときにもう一度津波を経験する可能性があります。 その見返りとして、温泉という恩恵があるんですけどね。温泉が出る場所というのは水が多くて(つまり水害や土砂災害が発生する可能性がある)、地熱がある(つまり地震と火山災害が発生する可能性がある)ってことなのです。 地震も火山も水害も怖いけれど、温泉には代えられませんなあ。

rsemq819nl
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >そういうことをやるのは州の問題だから国があれこれ口出しできるものではないからです。 口出しは出来ないが、削減は出来るんですかね? 堤未果さんの「貧困大国アメリカ」は読まれてませんか?ブッシュの連邦政府が防災費を削ったと書かれていたように記憶しています。もう一度確かめてみます。 皆さん、日本は災害が多いのかの説明ばかり書かれている感があります。そしてそれは、キューバはハリケーンの通り道にある国だから毎年数百人くらいは死んでも仕方ないのだ、と同じ理屈に聞こえます。しかし、カストロはそうは考えませんでした。だから世界の国々がが視察に訪れるほどの防災世界一の先進国になっております。 私はどんな問題でも世界のレベルで考えたい人間なんです。

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