焼入れ後の仕上げ加工について
- S45C焼入れ(HRC50)の外内径の旋削加工において、寸法が安定しない問題が発生しています。
- 内径の溝による寸法の変動や材料のばらつきによる影響があり、粗加工して寸法を整えることを考えています。
- しかし、送りを下げても寸法が安定しないため、他の解決策を模索しています。
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焼入れ後の仕上げ加工について
いつも大世話になっております。 S45C焼入れ(HRC50)の外内径の旋削加工しておりますが、寸法が安定しなくて 悩んでおります。 特に内径はφ30±0.01で溝が入っており、テーパーになったり、溝の手前と奥で寸法が変わったりします。 現在チップはKBN05M(京セラCBN)で 取しろ片肉0.1、Vc=150 、F0.06です。 材料を測ると±0.02のばらつきで、100個に1個0.1くらいのが出ます。 また溝の手前と奥で0.01ほど差があります。 内径を安定させる為に粗加工して寸法を整えようと思っていますが いかがでしょうか。 送りを下げても寸法は安定しないですよね。 よろしくお願いいたします。
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2回削りは鉄則と思います。仕上げパスの取しろは0.05程度。 形状誤差の何分の一かは伝染するので金型でミクロンを要求するなら更に一回。 バイトシャンクは出来るだけ太く頑丈にする。 老婆心ながら気になるのは、S45C焼入でのHRC50 S45Cの焼入は肉厚の深くには入らず不安定で溝があると焼割れしやすい。焼入歪も大きくて仕上取しろを大きくする必要。 HRC50は180℃位の低温焼戻で得られるが靭性が乏しい。機械部品としてはHRC30以下を狙い高温焼戻(調質)することが普通。 金型でもさほど靭性を要求しないt10ほどのプレートは本件同様で使うことあるが、焼入歪が大きくSKS3に直すことも。
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