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要素の錯誤
要素の錯誤 と 動機の錯誤 をわかりやすく言い換えると、どういう意味になりますか? 故意=わざと 過失=うっかり みたいな言い換えはないですか?
- wertyuiolk
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錯誤は=勘違い。誤解。 要素=大事なこと。 動機=意思決定の原因。 例えば、それが猫と呼ばれる動物であれば、自動的にそれは「犬ではない」ことになります。猫であり、且つ、犬でもある動物、というのは存在しません。 要素と動機は、そのように対立矛盾する概念ではないので、「これは動機の錯誤であるから、要素の錯誤ではない」という言い方はできません。動機が契約の要素になることもありえます、本来は。 ただ、一般的に「動機の錯誤」と呼ばれる場合の「動機」とは、大事なこと(要素)であっても、隠されていて、誰も気がつかないような場合を言います。 (動機が表示されて、相手にもわかると、要素の錯誤に変わる場合もある) 例えば、中国で「¥1000」と書かれた茶碗を見て「安い!買う」と言ったら、それは1000元(元は圓の略語、同じ発音なので元と表記)で、日本円に直すと14000円だったりします。 買うと言ったのは、¥を円(昔は圓と書いた)の略号だと勘違いして「安い」と思ったせいです。 買う動機は「安いから」だったのですが、それは日本人ならありうる間違いで、相手もそれを予想できる(説明されれば納得できる)ことなので、要素の錯誤として売買契約は「無効だ」と言えます。 他方、その土地に駅ができるという情報を掴み、それを信じてその土地を買った場合。 駅はできなかった。駅ができるかどうかは、買うかどうかを左右する大変重大な事柄です(要素ではある)が、そこに錯誤があった。 一見、要素の錯誤で無効が主張できそうですが、買主は、情報を隠して売主を出し抜こう・無知につけこんで安く買おうとしたので、「動機の錯誤にすぎないから無効ではない」と言われることになります。 このように、往々にして、要素の錯誤とされるか動機の錯誤とされるかは、契約を無効にすべきかどうか決まった後、後付けで言われる「理屈」になっているように感じます。 なので、言葉では覚えず、これまでなにが要素の錯誤とされたか、なにが動機の錯誤とされたか、実例を覚えるしかないと思います。
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- hekiyu2
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要素の錯誤、というのは重要な錯誤か 軽微な錯誤か、という区別です。 つまり、その錯誤がなくても、意思を表示したか 否か、という問題です。 そして、錯誤には、大きく、三つの ケースがあります。 10ドルを10円と書いてしまった場合。 これは、表示行為の錯誤といいます。 10ドルと10円は同じだと勘違いした 場合。 これは、表示行為の意義の錯誤といいます。 そして、動機の錯誤です。 この土地は、政府が買い上げる予定なので 値上がりすると思ったが、実は違った、という 場合で、動機に錯誤がある場合の錯誤です。
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