• ベストアンサー

「宅配クライシス」は今までは起きていなかった?

最近宅配クライシス、あるいは物流クライシスとも呼ばれる一連の出来事が問題視されています。 2013年頃:Amazon.co.jpの配達から佐川急便が撤退してヤマト運輸に切り替わる 2014年頃:再配達が問題視され始める 2017年3月頃:Amazon.co.jpの配達がヤマト運輸に集中していることが問題になる これ以前、例えば宅配便というサービスそのものが登場した際やインターネットが登場した際などには、同様あるいは類似の問題は起きていなかったのでしょうか? それともこれは未曾有の事態なのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • asuki07
  • ベストアンサー率25% (34/136)
回答No.4

以前からクロネコヤマトの残業代未払いなどを含め、多くの問題がありましたが、以前は政府がサービス残業などを様々な企業の労働問題を「見てみぬふり」でやって来たんですね。 労組作って各自でやってください、裁判所が良き判断をしてくれます、構造改革で企業が仕事をしやすいように改革します。 ってやっていたのですが、長引くデフレと構造改革で目に余る企業のやりたい放題がまかり通るようになり、ワタミの過労死問題、電通の過労死問題、サービス残業というなの賃金未払いなど多方面から「ブラック企業問題」として社会問題化し、ようやく政治が少し動くようになったのですね。 その流れを受けてのクロネコヤマトの経営サイドの動きであることや、少子高齢化で労働需要が逼迫して来たことや景気がリーマンショックから持ち直してきたこと、ネット通販の拡大、これらが折り重なっての事態ですね。

その他の回答 (3)

  • eroero4649
  • ベストアンサー率32% (11074/34518)
回答No.3

思えば、昔は業者が沢山ありましたね。ヤマト運輸、佐川急便、ゆうパックの三大会社の他に、日通のペリカン便や西濃のカンガルー便、名鉄運輸のこぐま便、赤帽にフットワークなんて会社もありました。 https://youtu.be/TeDprkwaOS8 https://youtu.be/8Ur_3Z-A_us 各社のCMはよく流れていましたよ。フットワークは一時期F1もやってましたものね。トラック業なのに、F1。景気が良かったんですね。 でも日本通運は個人の宅配業から撤退し、カンガルー便もほとんど聞かないし、フットワークに至っては一度倒産して結局どこかの会社に売却されました。 バブルの頃くらいは宅配ドライバーは「仕事がキツいけど、稼げる」というイメージがありましたが、いつからか「仕事はキツいうえに金にならない」というブラック業界になってしまいましたね。 昔のように業者が一杯いれば業務がフローすることはなかったでしょうが、ただドライバーの取り分が多ければそれだけ送料はかかることになるので通販がそれほどお得な買い物にはならなかったでしょうね。 思えば、「量販店で買うよりAmazonで注文したほうが安い」っていつからそうなったのでしょうね。

noname#257529
質問者

お礼

フットワークを調べてみたら、買収したのはあのトール・ホールディングス、つまり今は日本郵便傘下のようで驚きました。

回答No.2

赤帽って知ってます? 昔からある個人でも使える宅配で、事実上、個人でチャーターする形でした。 なので、引っ越し代よりは安いね。持って行くよりは高いね、というものでした。 郵便を除くと、これと、到着日をはじめとする約束できないチッキ、鉄道小包などが個人で送れるものでした。 ここにヤマトが宅配業務を参入したわけですね。 で、他社もまねを始めるわけですが、最初に破綻したのは赤帽です。 赤帽って個人タクシーの寄せ集めみたいな組織で、集荷した荷物を個人から個人へリレーして運ぼうとしました。追跡システムもなく、人から人のリレーでやれると思ったわけです。 無くさない方がヘンですよね。 送り主として使ったことがありますが、記録的な不達率を残して、会社として二度と依頼しないことになりました。 今も残ってはいますが、大々的にはやらなくなりました。 次に破綻したのが佐川です。 佐川は佐川が個人委託したドライバーを使って配達しています。ドライバーは社員ではなく自営業なんですね。 で、通販のような全国一律配送を請け負うと、担当地域間で、儲けの多いところ少ないところ、負荷の高いところ低いところの差が大きくでます。 一人一人が独立していますから、不利なところ、儲からないところを請け負う人はいなくなるか、質の悪い(ユーサーから見ると独善的な)ドライバーの溜まり場になり、問題になったんですね。 在宅しているのに不在伝票だけ入れて配達をしないとか、指定時間に届けられなかったのを誤魔化すために嘘の配達時間を書いた不在伝票を入れるとか、住所が分からずに不在だったことにして送り返すとか。 で、佐川はAmazonの集荷を受けきれなくなったんです。 他の通販と違ってAmazonは顧客のクレームは鵜呑みにして対応するので、サービスの悪化がモロバレになったんですね。 同時期にカンガルー便も似た状況でしたが、郵便局と合併するという解決策をとりました。末端の粗悪なドライバーを、郵便局の配達人に置き換えてしまったんですね。 その結果、郵便局は大きな赤字を抱え込むことになりました。質は良くてもドライバーの中では高給取りの上、オペレーションが無駄だらけでしたから。 ヤマトはほとんどを社員として抱え込んでいるので、今年まで耐えて来れたと言うことになります。

  • tzd78886
  • ベストアンサー率15% (2590/17104)
回答No.1

どうなんですかね。宅配便が始まった当初はよほど小さなものなら小包で送ることもできたけど、当時は郵便物の搬送には鉄道便が使われることが多く、速達でもない限り相当日時がかかるのが当たり前だったそうです。それ以外は個人で送るには駅に持ち込んで貨物で送るのが普通で、もちろん届く時間など指定できないし、荒っぽく扱われるのが当然で中味が壊れたとしても「しっかり荷造しないほうが悪い」という考えでした。何しろ当時は「親方日の丸」で、(実際には違うが)国営企業のような意識でいた国鉄が運営していたからです。 それに比べれば多少の問題が起きたにしろ、宅配便というのは画期的なサービスで、文句を言う人などいなかったろうと想像できます。

関連するQ&A

専門家に質問してみよう