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飛んでる矢は止まっている
ゼノンのパラドクスのひとつに、飛んでる矢は止まっているというのがありますよね。 このパラドクスをこの世のあらゆるモノに押し広げて解釈しても、やはり世界全体は今この瞬間に止まっていると考えられると思います。 この幅のない瞬間のことを考えると、僕はおかしいとはわかっていても世界全体が固まってしまったように感じます。 どうしてもこの世界が動いてくれないのです。 このような考え方はおかしいのでしょうか。この固定観念から自由になるための、治療法を教えてください。
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- Mokuzo100nenn
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>このような考え方はおかしいのでしょうか。 はい。おかしいです。 >この固定観念から自由になるための、治療法を教えてください。 微積分学の基礎、特に微分の基本概念を理解すると治癒するのではないかと思います。
概念として存在する事と、実在する事は違います。 ゼノンもそうですけれど、瞬間を考えたという事は、時間によって物理現象を追跡するという、「数学的記述」を受け入れた事になります。 その「数学的記述」に則る限り、その瞬間には全世界は止まっています。何故なら、そうなるようにその「数学的記述」では、「定義」されてるからです。これと本当に止まってるかどうかは、別の話です。 その「数学的定義」では、時間をずらした時に静止画像がずれていれば動であり、同じなら静というやり方で区別しますよ、という話に過ぎません。そのように表現すると決めたからです。 同様に幅のない瞬間は、概念としては存在します。瞬間は、「その前」と「その後」の境界なので、前後関係という関係概念から生じた数学的な派生概念です。これと、幅のない瞬間が物理的に本当に実在するかは、別の話です。たぶん実在しないでしょう。
- 雪中庵(@psytex)
- ベストアンサー率21% (1064/5003)
そんなに考えなくても、「物理法則は時間独立である」 とされています。 物理的に、時間的継続性は必須ではないのです。 ただ、意識において時間が流れて見えるだけです。 全ての存在は、量子的な不確定性に基づいており、 無限に詰め込むと存在確率の山が平らになって、 無と等しくなります。 この「絶対無=不確定性無限」において、その無限 の闇に認識体の仮定断面(潜在的認識可能性)の 運動(時系列化=プランク定数hの収束=物体収縮= 宇宙膨張)を想定すれば、相対的に無の風は光になり、 認識体はその光(量子相互作用パターン)の向うに、 自己の補完(相補的不確定性)としての宇宙を認識 するのです。 流れているのは時間ではなく、あなたなのです。
- koosaka
- ベストアンサー率43% (78/179)
補足しますと、高感度カメラというものがあるけど、「瞬間」というのは、撮影できません。 撮影できたら、何ものも写っていないはずです。 2000分の1秒とか、2万分の1秒と言っていて、「瞬間」ではありません。 だから、2000分の1秒で撮った映像は「止まっているように」見えます。 「止まっているように・・・・・・」であって、「止まっている」訳ではありません。 矢も同じです。 「止まっているように・・・・・」見えるけど、「止まってはいない」。 ちょっと動いている、だけどそれを人間には認識できない。 もし、本当に「止まっていた」ら、何ものも存在しない、矢も存在しない。
- koosaka
- ベストアンサー率43% (78/179)
もし、その「瞬間」が「点」だとしたら、「点」はユークリッドの原論の定義によれば、長さも、面積も持たないのですから、正確に言うと、「矢は止まっている」のではなく「矢は存在しない」です。 ゼノンは間違っていました。 良く考えてみてください、ゼロ点には時間も、空間も存在しません。 時間も、空間も存在しないとすれば、矢も存在しません。 あなたも「この幅のない瞬間・・・・・」と言っていますね? 幅がない、のですから、矢が存在したら、幅があることになります。 矛盾します。 たぶん、ゼノンはその「瞬間」を、幅のあるものと考えていたのだと思います。 時間・空間的に一定の幅のあるものとして・・・・・ そう考えると、「ゼノンのパラドックス」と言っているけど、パラドックスではないということが分かります。 「止まっている」のではなく、「止まっているように見える」です。 限りなく「止まっているように見える」けど、現実には「ちょっと動いていてる」、ということ。 私たち人間には「動いている」のが、認識できないけど・・・・・
この幅のない瞬間のことを考えると、僕はおかしいとはわかっていても世界全体が固まってしまったように感じます。 どうしてもこの世界が動いてくれないのです」←質問が打ててる・・と言う事は? 文字が打ててるのだから 時間が流れてる・・あなたも 周りの人も全て呼吸してる・・ それだけの事・・
- bgm38489
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アリストテレスの考えに、時間は瞬間の集まりではない。瞬間は時間の構成要素ではない。というのがあります。つまり、運動している物体は、止まっている状態の足し合わせたものではない、ということです。ゼロをいくら足してもゼロだ。瞬間は持続ゼロ。 運動している物体は、瞬間において静止している、というのは間違いだ、とするのです。持続ゼロの瞬間においては、あらゆる物体は運動も静止もできない。運動が可能なところにのみ、その否定形の静止もありうるのだ… これは、「時間は実在するか」(入不二基義著、講談社現代新書)の冒頭をまとめたものです。ところが、これで解決したとは言えない…以下は、興味があれば、同書をお読みください。 講談社のブルーバックスなどを読み漁ると、この世のことはまだ未解決なことが多い、いろんな論があるが、どれが正しいかはまだ決着がついていないということが分かります。次に紹介する「無限論の教室」は面白く、かつ難解な本です。僕は何回も読み返さなければ理解できなかった… http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwj9xrOH9o3LAhUBvZQKHT2MDD0QFggbMAA&url=http%3A%2F%2Fwww.amazon.co.jp%2F%25E7%2584%25A1%25E9%2599%2590%25E8%25AB%2596%25E3%2581%25AE%25E6%2595%2599%25E5%25AE%25A4-%25E8%25AC%259B%25E8%25AB%2587%25E7%25A4%25BE%25E7%258F%25BE%25E4%25BB%25A3%25E6%2596%25B0%25E6%259B%25B8-%25E9%2587%258E%25E7%259F%25A2-%25E8%258C%2582%25E6%25A8%25B9%2Fdp%2F4061494201&usg=AFQjCNG71Lf0xevxknwQiN7hX7DA-nOyow&sig2=Mn_2EqBJCtDzzB-H-ubYkw&bvm=bv.114733917,d.dGo
- SPROCKETER
- ベストアンサー率26% (2125/7982)
物理学では、全ての物体はプランク定数以下の時間では、物理法則が壊れていて、通常の状態では無いわけで、飛んでいる矢もプランク定数以下の時間では、物理状態が違うので、物体として存在していないことになります。 ですから、時間が止まる(プランク定数以下の時間で停止する。)と、世界は存在しなくなるか、別の宇宙になっていると考えても良いわけで、プランク定数以下の時間では、原子核の状態から違っているという話になります。 時間が停止している映像は、映画の世界の話で、実際には、時間が停止した状態では、素粒子の崩壊が起こってもおかしくない不思議な状態です。