• 締切済み

会社分割における「のれん」の計上について

『親子会社間における会社分割は、連結集団内での組織変更であり、会社分割の会計処理によって連結集団に影響を及ぼすことは妥当ではないため、どのような形態の会社分割であっても、会計処理の方法としては「簿価引継法」を適用する。』と教科書にはあります。 一方、商法施行規則33条にありますように吸収分割の場合においては、「のれん」の計上ができるとあります。 今、頭を悩ませているのは「親子会社間の吸収分割」の場合、「簿価引継」で処理すべきなのか、あるいは「のれん」を計上した「売買処理法」でも処理可能なのかということです。 ご教示いただきますようお願いいたします。

みんなの回答

  • bluejay
  • ベストアンサー率71% (10/14)
回答No.3

会社分割を含む企業結合では、「簿価引継法」と「売買処理法」がありますが、それぞれ適当に選択できるのではありません。大雑把に言えば、第三者に売却したのと同じような組織再編では「売買処理法」を使い、それ以外の場合には、「簿価引継法」を使います。 ご質問のような親子会社間の再編では、「簿価引継法」を使うことになります。これは、会計上の考え方ですが、税務上も適格再編になりますので、同じ処理となります。 商法における「のれん」の規定は、自己創設のれん(自分で勝手にのれんを資産計上する)ことを禁止するための規定です。分社型分割(分割型分割ではなく)や新設分割では「のれん」の計上を認めません、という意味です。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
  • marumets
  • ベストアンサー率42% (199/463)
回答No.2

聞きかじり程度のことですが、 税法上は、合併・分割の形態により、 (1)適格合併・適格分割の場合に、簿価引継法 (2)非適格の場合に売買処理法 となっているはずです。 「適格」の要件は、細かく規定されていると思いますが、 ・交付金銭等がないこと。 ・持ち株比率100%であること。 ・持ち株比率50%以上の場合は、事業の継続性等の一定要件を満たすこと。 等だったような。。。 大雑把で参考になるかどうか。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
回答No.1

専門家ではないのですが・・・。 まず、簿価引継法と売買処理法は簿価引継法が有利です。理由は、売買処理法では資産売却後資産の取得と考えますので、法人税等の税金が生じるため妥当ではありません。 親子グループ間における組織の変更を目的としているため、簿価引継法を採用するのであって、親子会社間以外の吸収分割においては吸収される側の法人の超過収益力を計上することになります。 なので、ご質問の場合には、簿価引継法を採用することになると思います。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A

  • 企業の分割で分割提供する事業を簿価で処理する理由

    パーチェス法による他企業取得の際の会計処理では 取得時点における支払対価として供した財の「時価」をもって 取得原価とするとありますが、 企業の分社型吸収分割で、 分割会社が事業を継承した会社を子会社する際の処理では 子会社株式の対価として分割提供した事業を 簿価で処理します。 何となく子会社になるのだから簿価のままというのは しっくり来るのですが、パーチェス法の原則と違うのは どうも得心が行きません。 どなたか理由を教えていただけないでしょうか。

  • 連結財務諸表 負ののれん について

    公認会計士を目指し、現在、簿記1級を勉強しているものです。 連結における、負ののれん、について質問させていただきます。 テキストには以下のように、記載されています。 (1)当期首に支配を獲得した場合 支配を獲得した会計年度から、すべての財務諸表を作成する。 (2)当期末に支配を獲得した場合 支配を獲得した会計年度においては、連結B/Sのみ作成する。 【質問】(2)におけることですが、当期末で支配して、連結上、負ののれん(収益)が発生した場合、連結B/Sだけしか作らないと、負ののれんは何処に計上するのでしょうか? 連結B/Sしか作らない⇒つまり連結P/Lを作らないと、負ののれん(収益)が計上できないのでは…? また、もしも、期中にて支配を獲得した場合の会計年度は、連結財務諸表は、どうなるのでしょうか? 詳しい方、理屈や考え方など、宜しくお願い致します。

  • のれん(有償取得した)の評価

    子会社と合併するにあたり、吸収会社側で受け入れるのれん(子会社で有償取得)、機械装置等を簿価で受け入れるには監査法人に対してどのようなロジック、証明等が必要ですか? この度子会社と合併することになり、子会社の資産等を簿価=時価として親会社に受け入れる予定です。 子会社の主な資産であるのれん、機械装置は適正な帳簿価額、時価にて受け入れることとされていますが、 簿価が時価と同じと言い切るには何を用意すれば会計士に認めてもらえるのでしょうか? のれんについては、のれんの将来キャッシュフローを求めて、それが帳簿価額を上回っていればよいのでしょか? 子会社が有償でのれんを取得して3年経過していますが、のれん取得時に見込んだような利益はこれまでのところでていません。 機械装置等の固定資産については、帳簿価額通り価値があるものとして第三者に鑑定等をしてもらう必要があるのでしょうか? ちなみに子会社では減価償却費を税務に沿って毎期正しく経理しております。 よろしくお願いいたします。

  • 負ののれんについて

    日商2級勉強中です、2級には「負ののれん」の処理は関係ないとは思いますが、後学のために質問いたします。 吸収合併・買収により「のれん」が発生します。 通常20年で定額法により償却処理を下記のように仕訳をするわけですが、 (借方)のれん償却***/(貸方)のれん*** 「負ののれん」の償却処理はされないのでしょうか? されるのであればその仕訳を、されないのであればその理由やその後の処理方法をご教授下さい。

  • 共用資産またはのれんの減損処理について質問します。

    減損処理における共用資産またはのれんに関する処理について質問です。 のれんでも共用資産でも、 共用資産(のれんの場合も/以下、共用資産で統一させてください)と 共用資産が関わる各事業を含めたより大きな単位で測定した 減損額のうち、 各事業個々で測定した減損+共用資産の回収可能価額(のれんの場合は簿価)を超える額は 各事業の資産に簿価(減損処理後)等に応じて配分するとあります。 しかし各事業の中には減損を認識しない事業、 またそもそも減損の兆候さえも認識しなかった事業があるケースも当然出てきます。 そうした健全な事業にも減損を配分させるという根拠がわかりません。 減損を生じている事業と共用資産(のれん)との間で按分させるのが 妥当ではないかと思うのですが。。。 例外的計上法では共用資産(のれんも)の簿価を 各事業に配分して減損を認識・測定しますが、この方法だと当然、 減損を認識・測定しない事業も出てきます。 通常の減損処理方法と結果が異なってくるのが腑に落ちません。 例外的計上法を採用する場合がどういうケースなのかも含めて ご教授いただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。

  • 会社合併の際の資本金の額の計上

    株式会社(資本金1000万円)を存続会社と特例有限会社(資本金300万円)を消滅会社として、吸収合併を行います。登記をする際に「資本金の額の計上に関する証明書」を提出するのですが、作成の方法がよくわかりません。 税理士さんのお話では、会計処理方法は、修正プーリング法を使い、合併後の株式数をわかりやすくするために、合併後の存続会社の資本金は420万円増加させて、1420万円にするようです。  「資本金の額の計上に関する証明書」の流れに沿って、計算していっても、どうしても合併後の資本金は1420万円になりません。 「株主払込資本変動額」、「吸収型再編株主資本変動額」、「吸収型再編簿価株主資本額」をフォーマットに沿って、算出したのですがどうしても帳尻があいません。  税理士さんからいただいた資料では、「承継する財産の価格 概算で多くとも金何円、承継する負債の額 概算で多くとも金何円」という旧商法時代の数値しか教えてもらえません。なんでも期中だからという話なんですが。。。税理士さんも会社計算規則をよくご存知ないようで、話がかみあいません。  会計音痴のわたしを誰かお救いたもれ。  

  • 関係会社間の固定資産売買について

    親会社が100の簿価の固定資産を子会社に120で売ったとします。 連結上はこの利益は消去されますが、親会社単体では売却益20 が発生します。 数年後この親会社がこの子会社を吸収合併した 場合に該当の不動産はまた親会社の所有となります。子会社で 簿価120(償却は考慮しない)だったものを親会社がまた簿価120 で計上するのはおかしいのではないかと考えています。この場合 親会社で20の簿価下げをして以前と同じ簿価で計上すべきかと 思うのですが、この考えは正しいでしょうか?また、償却を加味した 場合は親会社がずっと保有していれば認識したであろう償却費分だけ 目減りさせた簿価にするべきでしょうか? ご回答よろしく御願い致します。

  • 簿記一級 連結会計における子会社株式一部売却時の修正仕訳

    簿記一級 連結会計における子会社株式一部売却時の修正仕訳 連結会計で親会社が子会社と支配関係を継続している場合に子会社株式の 一部売却を行ったときの連結修正消去仕訳がよく分かりません。 テクストでは 子会社株式 xx 少数株主当期変動額 xx 子会社株式売却損益 xx のれん       xx  となっています 特によく分からないのは子会社株式が借方に計上されているという点においてです。 修正仕訳という事はこれは個別会計上で行われたと思われる売却時に子会社株式を 貸方に計上したものを取り消しているんですよね? でもそうだとすれば子会社株式の帳簿価額は売却後も売却前の簿価と変わらないという事に なってしまいます。どうかご教授お願いします。

  • 連結会計(パーチェス法)

    連結会計(パーチェス法)についての質問です。企業Aが企業Bを買収するにあたり、企業Bに計上されていた暖簾は企業Bのどの勘定科目に連結されるのでしょうか?

  • 事業譲渡 会社分割

    新会社法においての事業譲渡、吸収分割の違いがわかりません。新会社法では対価の柔軟化により会社分割の対価が株式限らないとなっているようなのですがそうであるなら両者の違いはどこにあるのでしょうか?