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「般若心経」や「法華経」の作者は?
NemurinekoNyaの回答
- NemurinekoNya
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お礼、ありがとうございます。 ☆「日本でよく読まれる『般若心経』や『法華経』のヴァージョンは・・・」と言うことは、それ以外のヴァージョンもあるということですね。 ◇はい、違う漢訳ヴァージョンがあります。 ☆翻訳したとなると、翻訳の元(原文)となるものが存在したことになるのですが、原文が何種類もあるということでしょうか? それとも翻訳版が何種類もあるということでしょうか? ◇般若心経は、五種類ほどの漢訳ヴァージョンがあります。 原典とされるサンスリットバージョンは、大きく分けて2種類。 サンスクリット・ヴァージョンには、 私たちがよく知っている般若心経の前と後ろに、物語がついているヴァージョンがあるんですよ。 法華経の漢訳は、確か三つのヴァージョンがあります。 なぜ、幾つかの漢訳ヴァージョンがあるかといいますと、 1 部分訳と全文訳の違い 2 より訳に正確性を期するため が主な理由です。 特に、2ですね。 翻訳者が、サンスクリットの原文にない、自身の思想、考えを経典の中に紛れ込ましているケースがあるんですよ。 特に、鳩摩羅汁の訳は、その傾向が強い。 ですから、鳩摩羅汁訳は、要注意なんですよ(ニコニコ)。 仏教学的には、信頼度の低い訳なんでございます。 一番正確な訳は、玄奘三蔵の訳ですかね。 ですから、 玄奘三蔵以降の訳を新訳といい、それ以前の漢訳経典を旧訳(くやく)といい、 玄奘三蔵を境に区別します。
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