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「般若心経」や「法華経」の作者は?

NemurinekoNyaの回答

回答No.1

こんにちは。 ☆仏教では、「般若心経」や「法華経」とかの経典の名前をよく聞きますが耳にしますが、これらの経典はいつ頃どこでつくられたのでしょうか? ◇年代やこれらの経典が編纂された場所を、正確に特定することはできません。 法華経については、紀元前後に、少なくとも100年以上の年月をかけて、作られた。 般若心経に至っては、どこで作られたかも分かりません。 最近では、 『般若心経』は中国で作られたもので、中国語からサンスクリットに訳されたんだ、 なんてことまで言われています。 現在に伝わるサンスクリット語の『般若心経』は、中国人の誰かによって、中国語からサンスクリットに翻訳されたものが伝わっているのだ・・・、 という学説もあります。 ☆またその作者や翻訳者は明確にわかっているのでしょうか? ◇『般若心経』や『法華経』の作者は分かりませんが、 日本でよく読まれる『般若心経』や『法華経』のヴァージョンの翻訳者の名前は分かっています。 法華経:鳩摩羅汁(くまらじゅう)(344~413年) 般若心経:玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)(602~664年) なのですが、 最近では、玄奘三蔵は、『般若心経』を翻訳していないのではないか、とも言われています。 ☆お経は、サンスクリット語あるいはパーリ語を耳で聴き、聴いたままの音を中国人が漢字に当てはめただけのものや、その文脈を理解した上中国語に翻訳したものがあると聞きました。 ◇『般若心経』の『般若』が、すでに、サンスクリットもしくはパーリ語の音写です。 私たちが日常使う日本語にも、サンスクリット語由来のものがありますよ。 旦那(だんな)、達磨(だるま)、馬鹿(ばか)、摩羅(まら)、アミダクジの阿弥陀(あみだ)、水を意味する閼伽(あか:アクア)、摩訶不思議の摩訶(まか)etc. 女性を罵るときに使い「この、アマ」の尼(あま)もサンスクリット語由来。 知らず知らずのうちに、サンスクリット語を使っている(ニコニコ)。 ☆「般若心経」や「法華経」も同じことが言えますか? ◇『般若心経』ですと、般若のほかに、 阿耨多羅三藐三菩提(あのくたらさんみゃくさんぼだい)、 阿耨多羅三藐三菩提 http://kotobank.jp/word/%E9%98%BF%E8%80%A8%E5%A4%9A%E7%BE%85%E4%B8%89%E8%97%90%E4%B8%89%E8%8F%A9%E6%8F%90

taigas
質問者

お礼

大変詳しい説明をありがとうございます。 「日本でよく読まれる『般若心経』や『法華経』のヴァージョンは・・・」と言うことは、それ以外のヴァージョンもあるということですね。 翻訳したとなると、翻訳の元(原文)となるものが存在したことになるのですが、原文が何種類もあるということでしょうか? それとも翻訳版が何種類もあるということでしょうか?  いずれにしても、履歴をさかのぼって特定することは困難で、それらの内容がブッダの教えと100%合致するかどうかはわからない!というのが本当のところでしょうか?

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