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なぜ鄧小平は完全抹殺まではされなかったのか?

tanuki4uの回答

  • tanuki4u
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回答No.3

理解の肝は 1 銃口から政権が生まれる. 毛沢東の言葉より 2 中国軍は軍閥の集合体 これであると考えます。 四人組や華国鋒に無くて、鄧小平にあったものは、軍歴です。 1921年生まれの華国鋒は、1949年の段階で28歳で、直接の軍歴はありません。 四人組においても然り。 その軍事力の背景は、警察権力までであり警察は基本的には「官僚としての忠誠」つまり個人的な忠誠心ではなく職務上の忠誠心です。 これに対して、中国の各軍は第二次世界大戦前から国共内戦を通じて、 鄧小平は第二野戦軍の政治局員であり、事実上のトップでした。 その時の軍トップが劉伯承であり、十大元帥の一人、1977年段階で、現役であり中央軍事委員会の副主席 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E8%8F%AF%E4%BA%BA%E6%B0%91%E5%85%B1%E5%92%8C%E5%9B%BD%E5%85%83%E5%B8%A5 また1977年段階で、北京軍区司令官陳錫聯は第二野戦軍 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC2%E9%87%8E%E6%88%A6%E8%BB%8D の3つの兵団の一つの指令員 中途半端でない処置をしたら、軍事力発動の危険もあったわけです。

ssnagoya
質問者

お礼

詳細に教えていただきまして、ありがとうございます。 鄧小平の軍歴が肝ということでしょうか。 そうしますと、 林彪の場合は鄧小平以上の軍歴があったにもかかわらず 粛清されてしまったのは、相手が毛沢東だったから軍歴が通じず、 鄧小平の場合は「毛沢東からは」排除対象とはされなかったことが幸いして 毛沢東を除く相手にはその軍歴が通じたというわけですね。 しかし、第一次天安門事件での失脚時には、 四人組の後ろ盾として中央軍事委員会主席の毛沢東は存命であり、 副主席である劉伯承でも軍事力発動は難しかったのでは... とモヤモヤしています。 いろいろ勉強になります。

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