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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:憲法9条改正に広い自覚はあるのか?)

憲法9条改正の広い自覚はあるのか?

key00001の回答

  • key00001
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回答No.4

我が国の憲法改正においては、全く性質が異なる2種類の「覚悟」の両立が必要です。 即ち、引き続き「戦争をしない覚悟」と、今後は「戦争する覚悟」を、同時に要求されます。 引き続き戦争をしない覚悟とは、現憲法の理念を継承し、「侵略戦争は行わない覚悟」です。 一方の今後は戦争する覚悟は、2~3の覚悟が存在します。 その一つは言うまでも無く「自衛戦争」で、これは特に問題はありません。 自衛権は国際法や我が国の司法も認めていますし、現憲法下において自衛隊も存在しており、その覚悟は既に備わっているとも言えます。 「あらゆる戦争放棄」を唱え、自衛権をも否定する様な、護憲派の一部は無視して良いかと思います。 そもそも国家の最大責務である「国土や国民の生命・財産を守る」ためには、「国民の血を流す覚悟」をしない国など、国家として存在し得ないでしょうから。 問題は「集団的自衛権行使」や、国連軍への参加等、国際的な平和維持活動で、これは「どこまで覚悟するか?」と言う、判断や想定の問題と、「侵略戦争は行わない覚悟」との整合性の問題がありますね。 拡大解釈すれば、軍事同盟関係のアメリカの侵略戦争に加担し、「集団的自衛権」とうそぶくことも可能ですが、そう言う覚悟はすべきではありません。 ここらが一番の難所で、最大の問題です。 一方では、現憲法下では、同盟関係の米軍が攻撃を受けている状況で、自衛隊が援護して、万一、相手を傷付けたり死亡させれば、自衛隊員は傷害罪や殺人罪が問われると言うのも、極めて異常です。 あるいは、北朝鮮や、各国と領土問題を抱え、未だに国土・国益の拡張を志向する中国の様な国に対し、国益のみでは無く、世界平和の観点から、日本は国際軍事的にも相応の役割を担うべきでは無いか?とも思います。 即ち、これらに関しては、自衛戦争と同様、我が国の国民の血を流す「覚悟」をすべきと考えますし、地政学的にも日本の置かれた状況は、そう言うことも躊躇せず、むしろ積極的に考慮して行かねばならないです。 いずれにせよ日本は、 ・誰かの大事なモノを奪う様な覚悟は、自らは絶対にしない覚悟。 ・また他国の悪意の覚悟には、支援や加担しない覚悟。 ・逆に、日本や世界平和など、大事なものを守る覚悟。 と言うことです。 もう少し発展すれば、日本と同じ覚悟を持つ国家も守る覚悟を持ち、そう言う国家が「防衛同盟」を締結するのが理想では?と考えます。 極論しますと、そもそも覚悟なんてのは、他国に侵略戦争を仕掛けようとする国が、「世界を敵に回す覚悟」を問われるべきものではないでしょうか? 日本は、そう言う状況を地球上に現出させるくらいの覚悟を持って、憲法改正に臨むべきでは?と思います。

noname#246942
質問者

お礼

ご回答頂き、誠に有難うございます。 合理的かつ建設的なご意見、いつも参考になります。 自分は、この質問から見ても分かるように、9条の護憲派ではありますが、何も「右の頬を叩かれたら左の頬も差し出せ」の精神は持ち合わせておりませんし、単にこの質問に対して同意してもらいたかった訳でもありません。 ただ、自分の意見とは反対の方々と、それこそ合理的に建設的に、納得出来る答え(覚悟)を聞いてみたかった。 あなた様のご回答には、それが間違いなくありました。 ただ。。。 未だにモヤモヤしているこの不信感は何なんでしょう。。。 >そもそも国家の最大責務である「国土や国民の生命・財産を守る」ためには、「国民の血を流す覚悟」をしない国など、国家として存在し得ないでしょうから。 徴兵制が施行させるとかしないとか、今は昔と戦争の仕方が違うとか違わないとか、抑止力だとかそうでないとか。。。 恐らく、「そういう事」ではなくて、根本的に「国民の血を流す覚悟」があるのかないのか、間違いなくそこなんだと思うんです。 ただ、今の日本に置いて、それを国民に向かって発言できる政治家がおりますでしょうか? 昔の日本であれば、それを大義として言える者など、百といたとは思いますし、そういう状況でもあったと思いますが。。。 例えば、仮に今回のシリア情勢に対してアメリカが軍事介入した際に、日本がそれを支持するのかしないのか、実際の所まだ分かりません。 現時点で、米英はあくまで地上戦は行わないと言っておりますが、仮に地上戦になった場合、日本は集団的自衛権を行使し、後方支援に回るのかどうかもまだ分かりません。 ただ、イラクや今回のシリア情勢。。。 これから日本が隣国から侵略戦争を受ける可能性よりも、同盟国の戦争に巻き込まれる可能性の方が高いような気がしてなりません。 日本の集団的自衛権の行使が、国益に沿うかどうか?を吟味してから、と言う話もありますが、今まで後方支援と言う形でそれを行使してきた日本が、「武力を持ったのでこれからはよく考えます」では、もはや信用さえ失い兼ねない、国益どころの話ではありません。 もし、日本政府が「そのような想定」を国民に対して言及しないまま、話を進めていったとすれば、自分はやはりどうしても改正に納得する事は出来ないのです。 今回頂いたご回答や、これまでの他へのご回答を拝見している限り、あなた様はその覚悟を十分理解しておられる方だと思います。 ただ、それが全ての改正派の方々に浸透しない限り、改正を支持する事は出来ないのです。 今のように、選挙ありきの言葉を選んでいるような者がウヨウヨいる日本で、それを浸透させる覚悟のある政治家は、果たして何人いて、それは一体誰なんでしょうね。 今後の安倍首相の出方を、慎重に見て判断して行きたいものです。 非常に参考になりました。 本当にありがとうございました!

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