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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:スーチー女史への評価)

スーチー女史への評価

bismarks0507の回答

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回答No.3

>ノーベル平和賞受賞を始めとする、欧米諸国に於けるアウンサンスーチー女史への肯定的評価は恐らく揺るぎのないもの、御多分に漏れず我が国のメディアも、彼女の功罪に就いて殆んど何の検証もせずに只々絶賛、但しもう一方では明らかに英国の紐付きであると揶揄される背景もある、国際社会にデビューして以来のスーチー女史に就いて、果たして貴方はどう評価されますか? 小生は、ノーベル平和賞がEU諸国の政治ツールである・・と認識しているので、その権威を認めていない。 そもそも権威そのものを精査しているから、大概の権威を唾棄しているが、ノーベル平和賞はその典型例であろう  ノーベル平和賞は、知らないうちに、平和行動者のためではなく、民主化運動のための褒賞に変貌しているなどの傾向からも指摘できるだろうし、なにより民主化運動指導者によって拡大する騒乱・内紛被害などは『平和』という主眼を亡失しているとしか言えないだろう  まぁ、気候温暖化問題で授賞したゴア氏の件などは、平和賞のロビー性などを表象するものとしか認識しえないものであるが・・・ 小生からすれば、近年のノーベル平和賞は、その価値が極めて怪しいものであって、作為的選出を思慮すれば、もはや「政治手段」であるとしか思えない。 なお、佐藤栄作氏の授賞などは、今になっては、むしろ恥ずかしい話になりつつあるわけだが・・   ちなみに、彼女は国際デビューしている、とは思っていない。一部の人権団体が競合して彼女を担ぎ出している現場はあるが、外交レベルではまだまだ彼女の主体性などは発揮する余地はない ちなみに、英国のヒモ付きというよりも、人権団体のヒモ付きの方が実態としては適切らしい・・・・小生の知己がそう指摘していた・・・ここらはダライラマにも通じる話だが・・・  >その反面ただひたすら西欧風民主主義のみを善とし、民主・自由主義の概念すら無い特異な地域性を無視した時期尚早感、そしてその事に依り無用な混乱を招いた印象は否めないのですが。 同意見である 彼女らは、民主主義・自由主義を功利主義的に多数原理主義として政治情動にしようとする危険性が指摘できる ミャンマーの国政は、少数民族との兼ね合いも思慮しなければならないが、彼女がそのような配慮が出来る人物とは思えない ある意味、彼女は、古い日本の明治維新のヒステリックなまでの列強意識に近似した『自由主義』意識に憑依され、支配されている、と思えてならない。民主主義の弊害について思慮するだけの能力は彼女には見受けられないわけだが・・・ もっとも問題なのは、押しつけ型の民主主義と批判するような日本の保守系ですら、彼女を支援している現況にある。 歴史的には、むしろ彼女は抗日運動家の末裔であるのだから、嫌悪感を抱くのが道理であり普通なのだが(嘲笑) >例えば明治維新直後の日本ですが、「民は之に由らしむべし。之を知らしむべからず。」的な官僚専制体制も、民度が成熟するまでの助走期間という前提で、必ずしも間違いではなかったと思う次第です。 ほぼ同意見である。 ただし、その官僚先生体制が、中央集権であるべきか?地方分権であるべきか?という権利主体の違いについては、小生は、”地方分権であるべきだった”とは思う  なお、未だに日本の民衆の近代社会での習熟度・周知度合い(民度という概念は主観・抽象すぎる)は、まだまだ未開人な部分が多い・・と思う  簡単にいえば、『衆愚政治を経て、仕方ないから「賢人政治」でやるしかないよね?』もしくは『正答は分からないから、納得を調達しえる意思決定手段で我慢するしかないよね?』という市民革命過程を経た上でしか、社会の成熟はありえない・・と思うので、未だに日本はその段階を経ていない・・と思う。 ただし、総論的には経ていないが、一部の識者は、それを机上論で認識しているとは思うが・・・・・ >民度が成熟しない段階での国政選挙は果たしてどうなのでしょう? 上記したように成熟しない状況を経る必要性がある、と思う。机上論で理解できる人間は少ないことからしても >他に有効な方策、例えば段階的・漸進的な方法は無かったものか? 『劇薬が必要である』と安易に評するのは無責任かもしれないが、進捗度を加速度的に進めるためには、失敗が必要であって、小規模な成功では、劇的進捗・社会進化はありえないだろう ただし、小生は習熟手法として、より穏健な方法を知っている。それは、出発点を地方分権にして、地方毎に格差の少ない社会情勢に至らしめ、自由主義・個人主義・近代化によって生じるリスクを小規模でレベルで認知・慣れさせることである。 要は、予防接種であって、彼女の政治改革は単なる副作用の多い『抗がん剤』であろう もっとも副作用が出ないように、出ても支える、とする主権国家もあるが、どこまで支えてくれるのだろうか?・・というレベルの話もある >対案が無い秩序破壊は、ひょっとすると軍事政権依る圧制よりも大いなる罪では?、そう考えたりもするのですが。 ほぼ同意である まだ未明なことが多いわけだが、単なる国内問題ではなく、逆に国際的な圧力などで国情不安に落とされかねないことにならないように祈る 簡単にいえば、諸外国依存の社会になってしまい、支援する国の支援次第というお粗末な社会になるように思うが、潜在力があるだけに、そうなってほしくない 以上 質問者の視座が小生からすれば、大変優れているとは思うが、まぁ、おそらく支持者は少ないだろう

isoken
質問者

お礼

詳細な回答を賜りまして、ありがとうございます。 >ノーベル平和賞は、知らないうちに、平和行動者のためではなく、民主化運動のための褒賞に変貌しているなどの傾向からも指摘できるだろうし、なにより民主化運動指導者によって拡大する騒乱・内紛被害などは『平和』という主眼を亡失しているとしか言えないだろう この点は全く仰る通り、受賞理由に見られる選出側の不可解な客観性、並びに同賞受賞者の言動が、必ずしも平和に寄与していない現実を顧れば、大いなる皮肉と言えない事もないでしょう、特にIAEAに至っては、悪い冗談としか思えない。 >佐藤栄作氏の授賞などは、今になっては、むしろ恥ずかしい話になりつつあるわけだが・・ 氏が同賞を受賞した当時中学生であった私には、その受賞理由が理解出来ませんでしたが、今となっては大いなる茶番としか評価のし様がありません。 >彼女は、古い日本の明治維新のヒステリックなまでの列強意識に近似した『自由主義』意識に憑依され、支配されている、と思えてならない。民主主義の弊害について思慮するだけの能力は彼女には見受けられないわけだが・・・ 論点が多少ずれますが、スーチー女史はひょっとしたら、明治維新前夜を象徴する人物の一典型である、吉田松蔭に似ているのかも知れない、ふとそう考えました。 私は日本史上の誰よりも吉田松陰が好きです、但し彼がいったい何をなしたのか、具体的な軌跡を述べよと問われれば、恐らく答えに詰まるはず。 松下村塾という寺子屋に毛が生えた程度の私塾を組織した以外は、殆んど何もしていない、優れた思想家ですらなく、書生のままこの世を終えたという他ない。 但し彼には強烈な発信力があり、彼が放ったパルサーに帯電されたその門弟達に依り、明治維新が主導された為、日本史上に燦然と輝くBIG NAMEと成り得ましたが、スーチー女史も恐らく実務の才能は無いでしょう、或いは中身すら無い全くの空虚かも知れない。 ただ、吉田松陰の屍を乗り越えて次代の政治家とテクノクラートが輩出した如く、願わくば彼女の出現を契機として、ミャンマーの将来に必用な人材が輩出する事を望みます。 >もっとも問題なのは、押しつけ型の民主主義と批判するような日本の保守系ですら、彼女を支援している現況にある。 >歴史的には、むしろ彼女は抗日運動家の末裔であるのだから、嫌悪感を抱くのが道理であり普通なのだが 世論に阿った結果なのか?、或いはミャンマーの国家的ポテンシャルに思いを馳せた、単なる先物買いなのか?、尚私個人としては、彼女の御尊父アウンサン将軍が有した、ある種のマキャベリズムを好もしく思います。 >その官僚先生体制が、中央集権であるべきか?地方分権であるべきか?という権利主体の違いについては、小生は、”地方分権であるべきだった”とは思う 本件に就いての答えが、私の中にはありませんので悪しからず。 >簡単にいえば、諸外国依存の社会になってしまい、支援する国の支援次第というお粗末な社会になるように思うが、潜在力があるだけに、そうなってほしくない 現状最も危惧されるシナリオであると思われますが、現テインセイン政権はそれなりに国際政治力学を心得ている由、むしろスーチー女史或いはその後継者が政権の座に就いた際、その危険性が高まる気がしますね。 仰る通りミャンマーの国家的ポテンシャルは確かに評価出来る、これからが正念場であるのでしょう。 >質問者の視座が小生からすれば、大変優れているとは思うが、まぁ、おそらく支持者は少ないだろう 個人的見解を全ての方々と共有しようとは思いません、但し私に類似した評価を御持ちの方は少なくないと思われるのですが。

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