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金融機関が国債を買う資金を全部株に回したらどうなる

Bronerの回答

  • Broner
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回答No.13

 国債のリスクの問題ですか。 日本政府の国債のリスクを考えて見ましょう。これは、複雑です。 為替相場を考えた時、各国の通貨は、貿易収支に左右されます。 収支が、黒字だと、その国の通貨は上昇します。赤字だと安くなります。 貿易収支は、原油輸出国とかの資源国、優秀な商品を生産する、国際貿易で競争力のある、産業優位の国は、黒字になります。そうでない国は、赤字になります。 この貿易収支を、5年、10年、20年と続けていけば、赤字国は、負債が累積します。 それは、赤字国債として、累積されます。ギリシアが良い例です。 ギリシアの問題は、融資など、金融の問題では、根本的な解決にならないのです、貿易赤字を出さない国にしなければなりません。ギリシアは、資源が無いので、産業劣位の国から、産業優位の国に、転換する計画が必要です。 この様に、国債のリスクは、その国の、資源の保有量とか、産業優位によって決まります。 日本は、産業優位の国です。だから、国債のリスクは小さいのです。 しかし、何故、1000兆円近い国債残高があるのか、不思議に思われるでしょう。当然です。 それは、欧米が、経済的にも軍事的にも、日本より強く、G7で、指示された通りに従うしかないからです。 日銀の白川総裁も、抵抗はしていますが、これだけ欧米が不景気では、譲歩せざるを得ないでしょう。 円高になれば、米国債を買いました。その残高は、政府の購入分も含めて、900兆円です。 これを、金購入に当てていれば、日本は、世界一の経済国になりました。Japan as No.1 です。 その代わり、欧米相手に、戦争されて、また、敗戦国です。それが嫌だから、従わざるを得ないのです。 欧米も面子がありますから、このことは、表面には出せません。マスコミも報道できません。 これが、日本の真の状況です。 だから、市場は、日本政府が、1000兆円近くの国債残高を持っていても、円高になります。 これが、あの不思議な円高の理由です。 ですから、日本の場合は、国債は、リスクが少ない。金融機関は、金利の儲け放題となっています。 日本の産業優位は、1000兆円の赤字を軽く解消できると市場が評価したのか、日本が産業の国際優位が無くなれば、少しずつ米国債を売れば、赤字は解消される、まあ、米国債は一種の保険金みたいに市場が評価しているのかも知れません。 このように、市場は評価しているのです。 あなたの仰る、BISの規定で、国債が、リスクの無い商品だと言うのは、おかしいと言うのは、正解です。 正しくは、国債も、S&P等の評価によって、リスクを評価しています。 私も忘れましたが、評価が a 位に下がると、リスクを負うことになります、自己資本率に影響が出ます。 しかし、これも、評価会社は、各国に対して、強い姿勢は取れません、英国などは、正確な評価がなされているとは言えません。しかし、市場は、少しずつ正確な評価をしていきます。隠そうとしても隠せません。 このように、国の場合、評価を下げようとすると、かなりの時間がかかります。

karaokeppp
質問者

補足

国債のリスクの問題のご説明を有り難うございました。 日本は敗戦国だから戦勝国に従うしかないというのも納得できますが、完全には従っていないですね。 1989年には日米構造協議が始まり、アメリカの強い要求で、総額430兆円もの公共投資基本計画を認めさせられています。アメリカとしては、外需による経済発展でなく、内需拡大による経済発展をさせ、対日貿易赤字を削減しようとしたのですが、その後日本はアメリカの意に反し、公共投資の削減を行っています。 実際、私もワシントンに行きアメリカ財務省で色々議論をしてきました。しっかり国債を発行し内需拡大をし経済を活性化したほうが、国の借金のGDPを減らすことが出来るという日経新聞社の試算を彼らに説明したところ、「ここまで分かっているなら、どうしてやらないのか」と言っていました。日本はアメリカの圧力に弱いから、圧力を掛けてくださいよとお願いしたら彼らは笑ってました。

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