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源氏物語の和歌について

LN-TFの回答

  • LN-TF
  • ベストアンサー率53% (320/596)
回答No.1

どなたも回答されないようですから、専門ではありませんがわかる範囲で。 これは、台本の違いではないでしょうか? 与謝野晶子の全訳の台本は湖月抄本とききます。一方、講談社学術文庫の今泉忠義訳の台本は首書(かしらがき)本をもとに校訂したものです(校訂本はおうふう社から出版) 源氏物語に限らず、古い本は皆筆写で伝わって居ます。筆写を繰り返すうちに色々と誤りが発生したり、もとにないものが紛れ込んだりする事があります。 特に、源氏物語についていえば、現代の小説の如く決定稿があり、それが公にされたと云う事ではないようです。作者が一旦書いたものを借り出して読む、その時に筆写する。さらに作者が筆を入れたものを別の人が借り出し筆写すると云ったような状態だったようです。従って、和歌以外にも色々と異本が生じる訳です。ただし、現代語訳にしてしまうとその差異が訳文からは窺い知れなくなる場合もあると思います。それが和歌に関してはその儘掲げられているのでヨリハッキリしたのでしょう。 源氏物語の校異については文字通り汗牛充棟の労作があります。詳しくはそれらにあたられたと思います。 撰者による、編集と云う明確の意志をもってと云うよりも、誤写の結果読み難くなったものを意をとおす、(和歌などでは)平仄などのあわないものを整えると云う作業で異本が出てきたのでしょう。

silvercase
質問者

お礼

ご回答有り難うございます! 源氏物語についても、内容はともかく文章の細部が微妙に違うものがあって、どれが本来のものかは、もはや分からないということなのですね。 実は、与謝野晶子の源氏物語の現代語訳は、和歌がそのまま全て載っていると聞きましたので、和歌だけ書き出してみようかなと思っていたのです。ですからちょっと気になっていたのですが、あんまり気にしなければいいのか…と思いました。開き直りというか。 色々と教えて下さって有り難うございました。

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