• ベストアンサー

与謝野晶子訳 源氏物語での「葵の女王」?

与謝野晶子訳での源氏物語では葵の上に「女王」(にょおう)という敬称を使っていて、 「葵の女王」等の呼び名が使われています。 しかし、葵の上には「女王」の資格が無いはずなのです。 この敬称は与謝野晶子が間違って、つけてしまったものなのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • kasane
  • ベストアンサー率70% (19/27)
回答No.2

こんにちは、与謝野源氏を愛してウン十年の主婦です。 >与謝野晶子訳 源氏物語での「葵の女王」? との御質問のタイトルなのですが、お読みになった本の中に「葵の女王」呼称があったのでしょうか?私が持っている与謝野源氏は角川文庫の昭和五十年代発行のものですが、葵の上に対する女王呼びはどこにも見られません。 ご指摘の通り、葵の上の父親は藤原氏で歴史的に見ても藤原氏の娘を「女王」とした例はありません。母親は内親王なので『うつほ物語』のあて宮のように<~宮>といった愛称をつけられていてもおかしくはありません。また実際、藤原師輔と雅子内親王の間に生まれた姫君が「愛宮」と呼ばれていたとの事です。しかしその愛宮もあくまで渾名であり、実際は「藤原○子」という実名であったはずなのです。与謝野晶子氏も有職故実を勉強し時代考証にも大変気を使っていたとの事なので、そういった間違いはまずなさそうなのですが・・・。 よろしければお手持ちの与謝野源氏の何ページの何行目にその呼称があるのか教えて頂けませんでしょうか。私も初耳なので一度確認してみたいと思います。御手数ですがよろしくお願いいたします。

eito_waka
質問者

お礼

すいませんでした。 改めて与謝野晶子訳の源氏物語を確認したのですが、「葵の女王」という呼称はありませんでした。 私が勘違いをしていたようです。 申し訳ありません。

その他の回答 (1)

  • konsan29
  • ベストアンサー率38% (5/13)
回答No.1

女王というのは正妻を意味し、尊称として使っていたと思います。 葵の上が亡くなると、「紫の女王」と書いていますね。 降嫁した女三の宮に対しては、その文字のままです。 これはあまりにも幼く、女王にふさわしくないと考えていたからではないでしょうか? いずれにしても「女王」という現代語訳は、晶子訳だけですね。 ご存知かどうか、ちなみに与謝野源氏はネットで全訳が読めます。 http://www.genji.co.jp/yosano/yosano.html

eito_waka
質問者

補足

回答ありがとうございます。 >女王というのは正妻を意味し、尊称として使っていた これはもともと「女王」という言葉にそういう用法もあるという事でしょうか? それとも与謝野晶子が独自にそういう使い方をしているという事でしょうか?

関連するQ&A

  • 源氏物語の現代語訳は誰がオススメ?

    源氏物語の現代語訳を読もうと思っています。 原意に忠実なものは誰の現代語訳でしょうか? 潤一郎や与謝野晶子のはむずかしいですか? 教養文庫のものは読みました。 よろしくお願いします。

  • 源氏物語と枕草子はどちらが読みやすいですか?

    現在、源氏物語(与謝野晶子著)があり全く読んでいません。 枕草子は持ってませんのでわかりませんが、どちらが初心者には読みやすいorわかりやすいでしょうか?

  • 源氏物語 葵

    源氏物語 葵 御息所のもの思いについてです。 読み方がわからないものがいくつかあるので教えてください。 故父 思い消ち(おもいけつ?) 猛く厳き(たけく…) 罪深う 御息所のもの思いで出てくる御~は全て『おおん』でいいですか? 病床の葵の上では『み』が出てきますが。 一ふしにおぼし浮かれにし心鎮まり…の『浮かれ』の『れ』は受身ですか? よさまのことをしも言ひ出でぬ世なれば、ましてこれはいと…の『これ』は何を指していますか? 質問が多くてすみません。 ひとつでもいいので回答お願いします。

  • 至急!源氏物語 葵の上について

    至急!源氏物語の葵の上について教えて下さい!! 文中にある「恨み聞こえ給へれば」とはどういう意味ですか? それと、源氏はどんな内容の恨み言を言ったんですか? 教えて下さい!

  • 源氏物語の中の紫の上の「女王」の身分・・・。

    私自身は、ずっと紫の上の身分は「女王」だと思ういます。 でも、自分は中国人ですから、日本の事よくは知らないのです。 今日は、他人と検討する時は、異なる意見を受けました。 あの人は、紫の上は親王の娘だとしても、自分の生母は妻ではなく、其れに両親の関係は私通なんだから、紫の上は事実に認められる娘じゃないと、紫の上の「女王」の身分を否定したのです。 それで困ります。私ならずっと紫の上の女王の身分を認めているのですから。 そして、謝野晶子訳の源氏物語も見て、確かに紫の事は「女王」と称されます。 これで、平安時代の「私通」の意味も解りたいのです。一体紫が、「女王」と称せますか?

  • 与謝野晶子の「朱葉集」のついて。

    みなさんのなかで。どなたか歌人・与謝野晶子について詳しい方おられませんでしょうか?レポートを提出しなければならないのですが、この歌集、「朱葉集」の訳が全くわからず、困っています。歌集全部の訳となると難しいかもしれませんが、晶子夫婦が熊野方面の旅行をした際の事を詠んだ歌についての訳の部分だけでも良いので、(これも何首かあると思うのですが・・・)どなたか、教えてください。お願いします!!!

  • 源氏物語について

    今、「源氏物語」について、源氏が愛した女性たちについて調べています。 源氏物語は平安貴族の生活がベースとなって宮中の様子が描かれているものだと思うんですが、ここに登場する女性たちはやはり十二単を身にまとっていると思うんですが、桐壺・藤壺・紫の上・葵上と言うような女性によって、十二単の色の合わせ方は決まってるのでしょうか?どのような色を合わせていたのか知っている方は是非教えてください。(出来れば、その色のもつイメージなんかも教えていただければ光栄です。)

  • 源氏物語ついて詳しい人

    源氏物語の「六条御息所」のくだりについて誰か解説してください。 「夕顔」「葵上」との絡みを含めて。

  • 能「葵上」と源氏物語の「葵」の共通点、相違点

    能の「葵上」と源氏物語の「葵」の共通点と相違点、また特徴や効果(ドラマチックに見せている、所作が大きくしてある)などあったら教えてください。 例えば安宅と義経記では、登場人物や場所は同じですが細かい話の展開が違いますよね。 どなたかお願いします。

  • 源氏物語:思わんとすることこそ思ふことなかれ

    源氏物語の中で、 「考えない、考えないと思うことこそ、その物事を考えているということなのだ」 という意味の文章があった気がしているのですが、どうも記憶があやふやです。 原文はタイトルにあるとおり、 「思わんとすることこそ思ふことなかれ」 だったと思っているのですが、勘違いでしょうか。 ご存知の方、 この文言が出てくるタイトル(「夕顔」「葵上」など)と、 原文を教えてください。 よろしくお願いします。