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源氏物語はどっちがいいのでしょうか?

源氏物語の現代語訳を読もうと思い、円地文子さんの現代語訳を読んでみようと思い読んでるのですが、先日瀬戸内寂聴さんの現代語訳を本屋さんで見たところ、こちらが話がわかりやすいなと思いました。 原文に近いのは円地文子さんの方だと聞いたのですが、源氏物語のおもしろさをつかむには、どちらがいいんでしょうか? 知人が原文を読んだというので、話をできるようになりたくて読み始めたのですが、でも、物語がわからないままっていうのも無駄な気もしますし・・・。 話がまとまってなくてごめんなさい。 よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • kayosi
  • ベストアンサー率50% (1/2)
回答No.4

世界に誇る日本の古典文学の最高峰、「源氏物語」に挑戦される方々が増えていますね。四人の口語訳にはそれぞれ特徴があり、選択に迷いますよね。 私の感想を申しますと、谷崎口語訳は原文に忠実で文章の流れが美しいと思います。与謝野晶子は偉大な歌人だけあって源氏物語の重要な構成を成す和歌に精通していて、私も参考にしました。円地文子は二人に比べると現代的感覚の訳文ではないかと思います。 瀬戸内寂聴さんは、男女の恋愛を中心にとらえていて、文体も難易度が低く一番読みやすいと思います。 しかし、 ◆源氏物語のおもしろさをつかむには、どちらがいいんでしょうか? という質問でしたら、少々時間はかかっても少々の難易度がある方が何倍もおもしろいと思います。物語は男女の恋愛だけではなく(もちろん物語の軸にはなっていますが)平安貴族の雅な世界が満ち溢れたなかに主人公・光源氏を通して、野望と権力、死生観などなど、式部の鋭い観察力、深い洞察力、幅広い審美眼に圧倒されます。 ストーリーを追うだけではなく想像力を全開して読む楽しさと満足感を得たいと思られましたら、先の三方をお薦めします。全巻読破することよりも、巻ごとに楽しんではいかがでしょうか。

haruemonn
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 谷崎口語訳、与謝野晶子は、ネット書店でしか手にいれれないのではないでしょうか? 大手の本屋さんでも見たことないで・・。 想像力ですか~、働かせてなかったかも・・・(汗) これから、働かせて読んでみます。 ありがとうございました。

その他の回答 (7)

noname#104804
noname#104804
回答No.8

内容を掴みたいというのであれば、大和和紀さんの漫画「あさきゆめみし」を読まれるといいと思います。最近、愛蔵版で本が発行されていますし、古書店に行けばあるのではないかと。 訳本は、中学生の時、与謝野晶子さんのものを途中まで読んだきりで、他は知りませんので、なんとも言えません。 聞いたところによると、原文には、いわゆる「葵の上」「紫の上」「明石の上」などの人物名は一切なく、「女君」とか「上」とかしかないらしいです。よって、古典の知識、時代背景、時代考証などを理解していないとかなりどころか果てしなく難解だと思います。「葵の上」だの「紫の上」だのは、現代の私たちが理解しやすいよう、原文の登場人物の読んだ和歌などからとられたそうです。 原文をちらっとだけ見た事があるのですが、クラクラしてすぐ閉じました(ToT)/~~~

haruemonn
質問者

お礼

回答ありがとうごさいました。 へ~、そうなんですか・・・。 初めて知りました。 原文って、聞いただけで私は拒否反応起こしそうです。 でも、それを読んだ知人ってすごいかも・・・ ありがとうございました。

  • LN-TF
  • ベストアンサー率53% (320/596)
回答No.7

ANo5です。 ANo6の方の提案は成程と思いました。 「源氏物語」は五十四帖もあり、しかも多くの人々が出てくるにもかかわらず固有名詞的の名前は原文では「惟光(これみつ)」位しか出てきません。(まだ一人二人あったかもしれません)「桐壷の更衣」とか「桐壷の帝」「紫の上」とか云う名前は後世の学者が整理して便宜上つけたわけです。 長い間の事なので光源氏のライバルの頭の中将などしまいには「至仕の大臣(ちじのおとど)」と云う位に迄上りつめます。その意味ではマンガで全体の筋書き梗概をあたまに入れて置くのも良いかも知れません。 大和和紀さんの「あさきゆめみし」はホンの頭の方と光源氏が隠棲した後の処(「雲隠」にあたる)と大尾の処が少し変えてありますが、後は然程目立った改変はありません。作品の掘り下げ方など見ると「大和・源氏」と呼ばれているだけの事はあるなと思います。又、最後の「宇治十帖」迄筋をたどっているのでその点でもお勧めです。 講談社から新書版の13冊本で出ていましたがこれは絶版らしいです。 http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=1089609 http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=3274225 文庫版も絶版らしいですが、BookOff等で見掛けます(全7冊) http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=3600505 http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=3600564 現在入手可能は以下のようです。 http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=3754677 http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=3755355 御参考にならば幸甚です。

haruemonn
質問者

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回答ありがとうございます。 『あさきゆめみし』は、マンガだからとはずしてたのですが、そうなんですか、納得しました、考えてみます。 ありがとうございました。

  • fedotov
  • ベストアンサー率48% (710/1461)
回答No.6

原文を読まれた友人と会話する為に、『源氏物語』の物語を知りたいのであれば、 現代語訳の前に、大和和紀さんのコミックス『あさきゆめみし』を読まれる事をお勧めします。 私は、円地文子さんを読んだ後に読みましたが、かなり忠実に漫画化されています。 漫画でストーリーが判っていれば、現代語訳を読むのも楽です。 現代語訳も、古いものは難しく、谷崎源氏は原文に忠実に主語が省略されています。 円地文子さんは、理解しやすいように加筆していますが、イメージそのものは忠実です。 瀬戸内寂聴さんは読みやすいですが、恋愛中心で生々しく、源氏の格調高いイメージに欠けます。 『あさきゆめみし』を読んだ後、円地文子さんの現代語訳を読まれるのが、難し過ぎず、 源氏物語の格調高いイメージも楽しめると思います。 (円地文子の新潮文庫『源氏物語』の方です。集英社文庫『円地文子の源氏物語』はダイジェスト版です。)

haruemonn
質問者

お礼

マンガの『あさきゆめみし』を最初読もうと思ったのですが、漫画だし それじゃない方法を、考えていましたがそうなんですか・・。 納得しました、ありがとうございました。

  • LN-TF
  • ベストアンサー率53% (320/596)
回答No.5

既に幾つか回答があがっていますが、「源氏物語」の現代語訳はその二つだけではなく、記者は他のをお勧めしています。 与謝野晶子訳…角川文庫(最近迄は3冊本だったが、改版して5-6冊本になった。旧いものは6冊本もある)切れ味の良い解り易い文章で自身も国文学の造詣が深いので信頼がおける。難点は和歌がそのまま書いてあるので和歌の意味をとるのが大変。台本は当時の湖月抄本か。 谷崎潤一郎訳…中央公論社(文庫もあり)当時の国文学者の山田孝雄博士らの校閲を受けているので信頼がおける。戦前の最初の版は「和歌講義」として和歌は別扱いだったが新訳からはそれぞれに組み入れられた。晩年に新々訳を出した。難点は文章が重く、現代的ではないことでしょうか……実はそれだけ源氏の世界を表現しているともいえるのですが…。台本は湖月本が主体。 今泉忠義訳…講談社学術文庫(元20冊、改版7冊)近代的の口語訳。もともと桜楓社から本文編(原文校訂版)、語法編と共に出版する積もりで出されたものなので原文に忠実の訳となっている。和歌も簡単の説明が付いている。記者のお勧め。難点は所謂古文の口語訳的なところがある事でしょうか。台本は首書(かしらがき)本系、前掲湖月抄本と細かい違いがある。 玉上琢弥訳…角川文庫。独立して読める事も狙った訳。現在はソフィア文庫。台本は定家本が存在する部分は定家本、存在せない部分は適宜同系統の他本による。 円地文子訳…新潮文庫。可也の創作的な加筆があるとの定評で、逆にそれが円地解釈となっているのですが、原文に忠実とは云えません。 以上ですので、記者のお勧めは与謝野訳+今泉訳です。 ご質問者のご質問とは違った回答になりましたが、「原文に忠実」と云う観点からだと以上になります。

haruemonn
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 詳しい解説ありがとうございました。 しかし、奥深いですね、源氏物語って。 ありがとうございました。

  • Willyt
  • ベストアンサー率25% (2858/11131)
回答No.3

どちらがいいかは人によって評価が違うでしょう。両方読んでみればいいではありませんか。読み比べてどちらの方に軍配が上がるかを楽しむのも一つの方法でしょう。どちらと決めない方がいいと思いますよ。そうやって自分の教養が高まって行くのではないでしょうか。

haruemonn
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 そうか~、両方読むって手もありますね。 教養を高めるのには、その方法もありますね。 ありがとうございました。

  • ajyoshi
  • ベストアンサー率38% (27/71)
回答No.2

源氏物語はいままで、与謝野晶子、谷崎潤一郎、円地文子、瀬戸内寂聴などが現代語訳としてはっぴ要していますが、それぞれに作家の持っている文体というか雰囲気があって、甲乙つけるのは大変難しいですね。好みの問題もあるでしよう? 文章が、雰囲気が伝わるのは、円地文子でしょうが、読みやすさという点では瀬戸内寂聴に軍配をあげたいですね。比較的平易な文章ですからね。 いずれにせよ、長編の源氏物語です。最後まで読み通す根気も求められますから、瀬戸内寂聴がお勧めです

haruemonn
質問者

お礼

源氏物語の現代語訳は、いっぱいいらしゃるんですよね~、 確かに、どれも甲乙つけがいたいのわかります。 今、読んでますが、長編ですよね、挫折しそうですよ・・・ ありがとうございました。

  • blazin
  • ベストアンサー率50% (20068/39774)
回答No.1

僕のお勧めは瀬戸内さんバージョンです。 どちらも読みましたけど、すっと入ってきやすい感じがしましたし、 何よりストーリーそのものを追いかけやすかったですからね☆

haruemonn
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 確かに、本屋で手にとったときは、瀬戸内さんの方がすっと入りましたね~・・・。 ありがとうございました。

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