会社の売上収益の計上に関する会計問題の解説
- 会計の問題で教えてほしいことがあります。会社の売上収益の計上に関して、生産基準・販売基準、回収基準の３通りの計算方法があります。生産基準では、製造原価の一部を売上収益に加算して計上します。販売基準では、売上収益を全額計上します。回収基準では、代金回収額を売上収益に加算して計上します。
- 具体的な例を挙げると、ある企業が５年の期間で製品を生産・販売し、代金を回収するとします。この場合、第１～３期に合計1,000万円の製造原価を投入して生産を行い、第３期に1,600万円で製品を顧客に引き渡します。その後、第３～５期にわたって代金を回収します。
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会計の問題で教えてほしいことがあります。
会計の問題で教えてほしいことがあります。 Ｂ．売上収益の計上時点を決定する基準には、生産基準・販売基準、回収基準の３通りがある。製造の生産・販売・代金回収という営業循環を遂行するのに５年を要する企業が、次に資料として示すとおり、第１～３期に合計1,000万円の製造原価を投入して生産を行い、完成した製品を第３期に1,600万円で顧客に引き渡し、その代金を第３～５期にわたって回収する。 資料 会計期間 製造原価 代金回収 第１期 150万円（15％） 第２期 550万円（55％） 第３期 300万円（30％） 800万円（50％） 第４期 600万円（37.5％） 第５期 200万円（12.5％） 計 1000万円 1600万円 ・・・・・・・・・・・・・・質問・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ このときの生産基準の計算方法が 1600*0.15-150＝90 1600*0.55-500＝330 1600*0.3-300＝180 回収基準 800-1000*0.5＝300 600-1000*0.375＝225 ・・・となるのですが、なぜ上記のような式ができるのでしょうか？ どの基準でも最終的には 1600-1000＝600 という結末になります。 この意味もすこしわかりません。 解説していただければ助かります。 お願いします。
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売価が1,600万円、原価が1,000万円という事ですから、期間按分しても売価や原価が増減することはありません。 生産基準というのは、企業の事業活動において経費が生じているのに売上が生じないというのは期間損益からは適当でないため、それぞれの期で掛かった経費に応じて売上高を按分する考え方ですから、それぞれの期で掛かった1期 150万円、2期 550万円、3期 300万円の製造経費で売上高1,600万円を按分した額という事になります。 回収基準というのは、役務を提供しその対価を受け取った時点で売上を判断する考え方ですから、3期 800万円、4期 600万円、5期 200万円の回収した金額がそれぞれの期の売上高となり、期間損益を考えた場合にそれぞれの期の売上高に対する製造原価は、製造原価合計（1,000万円）を回収金額で按分した額という事になります。 ※生産基準と同じ考え方に工事進行基準もありますが、完成製造原価や完成工事原価は完成した時点で総原価が判明するために、見積製造原価や見積工事原価での期間按分もあります。
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