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信用創造について質問です。

ab_initioの回答

回答No.8

>尤も、こんなサイクルを繰り返さずとも時間が経過すれば預金債務の差は拡大するのですが、 >今回は便宜的にこういう図式にさせて頂きました。 銀行の預金と債務の差は増大しつづけるか? 答えは”Yes”ですが、企業倒産を考えると”No”です 1.A銀行:現金1000円+貸出1000円+債務950円、Y社:債務1000円、Z社:預金950円 A銀行が新たにX社に100円貸し出します 2.A銀行:現金900円+貸出1100円+債務950円、X社:現金100円+債務100円、Y社:債務1000円、Z社:預金950円 X社がZ社に100円支払い、Z社はA銀行に100円預金します 2.A銀行:現金1000円+貸出1100円+債務1050円、X社:債務100円、Y社:債務1000円、Z社:預金1050円 X社に10円、Y社に100円、Z社に50円の利息がつきます 3.A銀行:現金1000円+貸出1210円+債務1100円、X社:債務110円、Y社:債務1100円、Z社:預金1100円 X社が倒産(債務放棄)します。この時X社の債務110円は無くなり、存在しなくなりますが、 同時にA銀行のX社への貸出110円も消滅します 4.A銀行:現金1000円+貸出1100円+債務1100円、Y社:債務1100円、Z社:預金1100円 この4.の段階ではA銀行の"預金債務の差=0円"となります。 銀行は倒産の確率を考慮して常に貸出利率を預金利率より多めにしています。 その結果、平時であれば貸出>債務が成立します。 例えば、りそな銀行の2009年のバランスシート(※注)を見ると 現金:1.4兆円、貸出37兆円、債務35兆円となります しかし、銀行の予測を超えて倒産件数が増えると ”貸出>債務”から”貸出=債務”さらには”貸出<債務”となります。 この時は銀行が債務超過になるので銀行自身が倒産の危険性があります。 ※注)りそな銀行のバランスシート http://www.shares.ne.jp/companies/8308/finance (会計は専門外ですが銀行では棚卸資産≒貸出、仕入債務≒債務と考えてよいはずです 貸出は企業以外にも個人もあれば政府の国債購入も含みます)

hondawara
質問者

お礼

貸出と預金の利率の差は、倒産のリスクを吸収するためなのですね。 りそなの場合であれば、貸出のうち5%強が返ってこないことを想定していると。 ところでその、バカみたいな質問で申し訳ないのですが 銀行は預金貸出業務のどこで利益を得ているのでしょうか? 銀行の利益はこれらの図式には含まれていないような気がしますが…

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