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1998年以降自殺者数が増えたのはどうしてですか?

new2009の回答

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  • new2009
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回答No.4

1998年の統計からは、女性には目立った変化は認められない一方、 男性40~64歳の自殺者の激増(年代別に前年比33~54%)が顕著です。 前年の1997年は、金融不安がうずまいた年でした。 日産生命保険が業務停止命令、三洋証券が会社更生法適用申請、北海道拓殖銀行の破綻。 戦後最大規模の倒産といわれる山一證券の破綻もこの年で、大型倒産が目立った1年でした。 翌1998年には日本長期信用銀行と日本債券信用銀行の相次ぐ経営破綻に住専問題。 流行語大賞の候補には『貸し渋り』が挙がり、「今年の漢字」に選ばれたのは『倒』 。 不況と貸し渋りを大きな要因としたこの年の倒産件数は、83年以来15年ぶりに過去最高を更新しています。 又、1998年の完全失業率は前年より大幅に悪化して4%台に突入しており、過去最悪(当時)の数値になっています。 日本男性の自殺者数と完全失業率は見事に相関するとも言われますから、1998年の統計結果はこのような世相を 反映したものと考えられているようです。 また、完全失業率の推移を見れば、2002年の5.4%をピークにやや下降に転じているものの、 2009年3月現在も4.8%と依然高水準にあり、1998年以降に雇用・失業情勢は急速に深刻さを増したことがわかります。 その他、1998年以降の自殺者数高止まりの背景には、経済不況にあえぐ中で日本の社会構造や 職場環境が激変してしまったことも大きく関係しているのでしょう。 例えば、終身雇用制と年功序列制の急激な崩壊と、代わって台頭した成果主義。 これはリストラや倒産による失職に劣らず大きなストレスだと考えられ、過労やリストラ不安が生じ、 働き盛りの男性がストレスとプレッシャーに晒され続けていると捉えることもできます。 年金制度の崩壊から生じる老後の生活不安もひとつの要因かも知れません。 総じて1998年以降の高水準な自殺者数は、深刻な不況から脱していない日本の情勢を象徴していると言えるでしょう。

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