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企業評価について
企業の市場価値を試算する際に時価総額に有利子負債を加えて計算しますが、無利子負債を加えない理由を教えてください。
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- gutoku2
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>企業の市場価値を試算する際に時価総額に有利子負債を加えて計算しますが ご質問の市場価値とは、買収する場合の企業価値(その会社の買収参考価格) の事と推測します。 企業価値=時価総額+有利子負債-現金同等物 または 企業価値=株主価値(時価総額)+他人資本(有利子負債-現金同等物) ここで、有利子負債を加算するのは、借金をしているとその借金は買収の障害 となりますから、その障害である金額を加算します。 つまり、買収しても有利子負債は消えませんから、その負債を引き継ぎます。 (買収しても返済義務が残ります) これに対し、現預金などは買収すれば買収した人の物になりますからその額は 有利子負債の返済に回す事ができます。 >無利子負債を加えない理由を教えてください。 有利子負債の対義語として”無利子負債”と考えると難しくなります。 ※有利子負債は、負債の中で金利がかかる負債の事です。 ※無利子の借入金を無利子負債と言わなくも無いですが、基本的に本質問 とは関係が薄いと思われます。 貸借対照表をご覧になれば分かりますが、負債には買掛金・支払手形などの 仕入債務、借入金、未払金、退職給与引当金等、色々な債務があります。 この中で、借入金は銀行等からお金を借りてるものであり、他の負債とは毛色 が違います。よって有利子負債のみ別枠で考えます。 ※買掛金は仕入債務ですから、仕入先からお金を借りている分けでは無く 未払であるだけです。基本的に他の負債も未払です。 ただ、企業価値の算定方法は色々あります。 http://www.ms.kuki.tus.ac.jp/KMSLab/bun/fm1/fm2/fm2-text3.pdf http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%81%E6%A5%AD%E4%BE%A1%E5%80%A4 質問者さんの企業価値を測定する目的によって測定する方法を変えて ください。
補足
ご丁寧にありがとうございます。 すいませんが補足をお願いします。 有利子負債は返済義務があるので加えるのは理解できます。 有利子負債は買掛金等の無利子負債とは毛色が違うのも理解できます。 ただ、会社を買収したあとも被買収会社の買掛金などの未払金の返済義務は引き継ぐと思いますが違いますでしょうか? →違うのであれば理由をご教示ください。 →違わないのであればやはり無利子負債も加えた方が企業の市場価値を算出する上ではいいのかと思いますがいかがでしょうか?