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負債評価益について

皆さんは、「負債評価益」という会計用語を知っていますか? 最近、日本経済新聞でこのワードを聞くまで知りませんでした。 「負債評価益」 「負債評価益とは、社債など企業の負債の市場価値(時価)が下落 した場合に、企業から債権者への支払い義務も同時に減少したとみ なしてその分を利益に計上するもの」 とありましたが負債評価益の意義、必要性がまったくわかりません。 解る方、ぜひ教えていただけないでしょうか? よろしくお願いいたします。

  • odjga
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質問者が選んだベストアンサー

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  • ojisan-man
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回答No.1

アメリカが得意とする「自国に有利な時価会計基準」のひとつです。 アメリカの金融機関が資産として「ややこしい有価証券」を一杯持っていて、それらが大きく値下がりして膨大な評価損を出している。このままだと実質的に債務超過状態であり信用不安が払拭されない。 しかし、一方でそれらの金融機関が発行した社債も大きく値下がりし、その社債を買った投資家はみんな評価損を計上している。 だったら社債の発行会社は、社債の値打ちが下がった分だけ「負債」も目減りしているんだから、自分のB/S上では負債側に利益(評価益)が出たことにすればいいじゃないか、そうすれば資産側の評価損とチャラに出来る、ということです。 しかしこの考え方は、あくまでも「現時点での評価損益」の話であって「実現した損益」ではありません。 資産側の評価損は、ひょっとしたら今後値段が回復して元に戻るかもしれないし、一方負債側の評価益は、あくまでも現時点は値打ちが下がっているけれど、社債を償還するときには額面で戻さなければならないので、結局負債額が減少するわけではありません。 要するに、今後の経済情勢の回復に期待して、とりあえず今だけ数字を誤魔化そうという「一時しのぎ」の策と言えるでしょうね。

odjga
質問者

お礼

解りやすいご説明ありがとうございます! とても参考になりました!!

その他の回答 (1)

  • ryuken_dec
  • ベストアンサー率27% (853/3139)
回答No.2

意義としては、紙の上のB/Sが改善して金融機関が活動を行いやすくなる。従来の規制ではB/Sが毀損しすぎて金融機関がビジネスを行えなくなりかねない。 理屈は、額面100円の社債が20円で流通しているなら自分で買い取ってしまえば20円で済む。100円の負債が20円に減少したから80円の評価益というものです。

odjga
質問者

お礼

とても参考になる解説ありがとうございます! 例もわかりやすいです!!

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