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リツキシマブやイブリツモマブ、名前の由来
リツキシマブやイブリツモマブ、これらの薬名はどうしてこんなに変な名前をしているのでしょうか?西洋の言葉っぽく響きませんね。
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不十分な回答にはなりますが、なぜ「マブ」というかですが、これらは近年の分子生物学の進展の結果、病気を治すためにターゲットとすべき物質が分かったため、そのターゲットを特異的に攻撃する「モノクローナル抗体」という薬剤なのです。過去の薬というのはほとんどが、大量に物質をつくってみて、動物実験などで効果がありそうなものをピックアップ、という方法だったのですが「マブ」の薬ははじめから効果があることが分かった上で狙ってつくられた薬で、かなり新しい世代の薬になります。 モノクローナル抗体を英語で書くと「Monoclonal Anti-Body」で、略してMAB=マブという名前を物質名につけるルールになっているようです。そのほかにインフリキシマブ(レミケード)、ベバシツヅマブ(アバスチン)、トラスツヅマブ(ハーセプチン)が同じ理由による命名です。それで、「キシマブ」はキメラ抗体(半分はマウスなどからなる抗体)、「ヅマブ」はヒト化抗体(完全にヒトの成分からなる抗体)なのだそうですよ。イブリツモマブはなんなんでしょうね。私は知りません。