• 締切済み

日本における国際化について皆さんはどう思いますか?

Shirozaru9の回答

回答No.6

私は、日本国や日本社会は、とっくに国際化していると思います。個人として「国際化に適応できない人」や「もっと適応化しようと努力している人」がいるというのが実情だと思います。 質問者さんが「国際化」という言葉を大きな壁のように取り上げるのを見て、「博物学」という言葉を思い出しました。 鎖国時代の平賀源内や杉田玄白が活躍した頃には、「博物学」という言葉が有りました。動物・植物・鉱物や自然現象・天文事象について、ありとあらゆる資料を収集し、分類する学問でした。 今、博物学というものは有りません。分類された情報を元に、それぞれ物理学,化学,生物学,地学などに分かれ、それがどんどん細分化されて専門化しているのです。 近い将来、「国際化」という言葉は無くなるでしょう。その理由は、経済活動でも地域生活でも、取り組むメンバーの中に日本以外で生まれた外国人や、外国へ行ってネットなどで連絡を取っている日本人が、当たり前のように含まれる状態になるからです。今でも、多くの企業や自治体は、それが当然になっています。 そして、それぞれが議論しているのは「国際化」ではなく、細分化された課題です。「企業のこの業務を、日本ではなく人件費の安い外国に発注するにはどうするか」や、「地域に住む外国人の子供を、公立学校でどのように教育するか」等なのです。 お気付きでしょうか。私が言う「国際化」とは、「西洋かぶれ」ではありません。私がイメージする外国は、欧米だけではなく、中国やインドやブラジルなどを、全て含んでいるのです。下記は、法務省・入管局が今年の6月に発表した統計です。昨年末時点で、日本に在住する外国人は215万人。そのうち中国人が60万人で、ブラジル人が30万人です。 http://www.moj.go.jp/PRESS/080601-1.pdf この人たちの存在を無視しては、日本の国際化は語れません。海外旅行をしなくても、駅や、電車や、商店街や、あるいは自宅の玄関の前で、外国人の姿を見るのは不思議でないのです。 私は東京の都心区に在住です。勤務先近くの駅前には、インド系らしい顔の人がよく歩いています。今日は秋葉原と御茶ノ水に行きました。秋葉原では白人や黒人は普通に歩いていますし、中国語もたくさん聞こえます。御茶ノ水のある会合に参加しましたが、参加者の多くは中国から日本のIT企業に働きにきている人で、みな日本語を話します。そして、私の両親が住む関西の地方都市の実家の50m先には、ブラジル人が集中して住むアパートがあります。銀行の店内案内にもポルトガル語が併記してあるのです。 現在の国際化というものは、準備を整えて飛行機に乗って実行するものではありません。日本の伝統文化を壁にして守れるものでもありません。日常生活の徒歩圏内に、常に存在する「マナー」や「交渉」程度の頻度で現れるのです。 私も、私が参加した会合の人も、秋葉原の店員や買い物客も、今日また一歩「国際化」しているのです。

noname#72652
質問者

お礼

ご意見ありがとうございました。ご意見を拝見し思い出したことがありました。平賀源内や杉田玄白の「博物学」にお触れになったことから私が思い出したのは、もっと古い時代の日本文化の成り立ちです。例えば奈良時代や鎌倉時代、否もっと前の縄文時代や弥生時代に、日本には大切な文化が中国から渡って来ました。歴史の教科書でも習うことで(間違っていたらお許しください)この時代に稲作文化が日本に伝わったのでしたよね。 現在日本食の代表として、また「お箸の国」として言われる事もある日本のお米も元々は日本のものでなかったとすれば、この時点で日本はすでに国際化してると言っていいかもしれません。 またお豆腐やお味噌や納豆の原料となる大豆を中国から請来したのは、かの弘法大師空海様だという話を聞いたことがあります。それが本当なら、今日本食と言っているもののほとんどは中国伝来の食べ物ということになります。日本には何もオリジナルの文化がなかったということもできます。 ただ、この時代の「国際化」と今の「国際化」が根本的に違うのは、縄文時代や空海様の時代の「国際化」は、外国の請来文化を日本の風土に合った新しい文化に生まれ変わらせていることでした。一方今の「国際化」は「無国籍化・脱日本化の国際化」、言いかえれば、外国の文化を「鵜呑みにして受け入れっぱなし」に思えて仕方ありません。 ≪お気付きでしょうか。私が言う「国際化」とは、「西洋かぶれ」ではありません。≫と≪経済活動でも地域生活でも、取り組むメンバーの中に日本以外で生まれた外国人や、外国へ行ってネットなどで連絡を取っている日本人が、当たり前のように含まれる状態になるからです。今でも、多くの企業や自治体は、それが当然になっています。≫については 仰るとおりですね。確かに「海外旅行をしなくても、駅や、電車や、商店街や、あるいは自宅の玄関の前で、外国人の姿を見るのは不思議でない」ですね。 「日本人なんだから日本文化を誇りに思いましょう」などと、私の様に大上段に振りかぶらずとも確かにいいのかもしれませんが、少なくとも「日本人らしさをかなぐり捨ててまでの国際化」はいかがなものかと私は言いたいのです。このままでは「日本の個性」がなくなってしまう様で不安です。 ご意見参考にさせていただきます。ご協力大変ありがとうございました。

noname#72652
質問者

補足

お礼の欄で言い忘れたことなんですが、Shirozaru9さまの仰るような「国際化のかたち」もありますね。 身の回りには本当にたくさんの外人さんがいらっしゃいますものね。 わたくし事ですが、先日日光の華厳の滝に行きました際、列のすぐ前にいた人は中国人のご家族でしたし。このような旅行者は勿論、在日期間の長い日本在住の外国の方々・・・。そういう日本の状態を指してShirozaru9さまは「国際化している日本」と考えていらっしゃる。そう理解してよろしいでしょうか?

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