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B/Sにのらない資産(隠れ資産)について
簿外債務、隠れ資産というB/Sに記載されないものがありますが、 あれはどうやったらできるのでしょうか? また、節税対策になるでしょうか? また、ほかにいい節税策があれば教えてください
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現行の会計制度では 「正規の簿記の原則に従って処理された場合に生じた 簿外資産は貸借対照表の記載外におくことができる」とあります。 平たく言うと 「ズルしていないなら、面倒くさい計算しないでより簡単に表示していいよ」 ということです。 現在の制度で考えられるものとして、 小額資産(10万円または30万円以下)を費用として扱った場合や 経営の情報に含むべきではないもの、例えば年金運用の資産・負債などの明細を 総額で表示できたりする場合などが挙げられると思います。 特に資産の費用化は様々なメリットがあるので、利用する方は多いと思われます。 (質問主さんの期待されるような劇的な節減効果があるわけは無いのですが) ちなみに10年以上前の日本の会計基準では"買った値段で評価しよう" という前提にこだわるあまり為替の変動や、時価の変動を持っている 資産に反映させなくとも良かったので、大損しててもB/S上の表示がされませんでした。 これを利用してバブル後も存続していた会社も数多くあり、 この時に"簿外負債"という言葉が盛んに使われました。 近年ようやくこれを時価で評価しようという決まりができまして こういう"ズル"はしにくくなったと言えます