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有機溶媒について
有機溶媒と言ってもいろいろありますが、溶媒抽出を行なう際、どういう理由で溶媒の種類を選択すれば、いいのかわかりません。 今現在は、クロロホルムとベンゼンを1:1で混ぜたものを使って実験しています。 よろしくお願いします。
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水層との2層系で抽出するのであれば、水と混ざらない有機溶媒を使用する必要があります。すなわち、メタノール、エタノール、アセトンなどは除外されます。 その上で、抽出したいものをよく溶かす溶媒を選びます。基本的には、極性物質の抽出には極性の大きい溶媒、非極性物質には極性の小さい溶媒を選択します。ベンゼンは極性に小さい部類の溶媒でしょうし、クロロホルムはやや大きい部類の溶媒といえるでしょう。しかし、通常、必要以上に神経質になる必要はないと思います。実験の意図が分からないので、軽々しく判断はできませんが、クロロホルムとベンゼンを1:1で混ぜるような細かいことが要求されるのは極めて特殊な場合でしょうね。通常、そこまでのことはしません。 また、ベンゼンやクロロホルムは毒性が強いのであまり使わない方が良い溶媒です。特に、最近ではベンゼンを使うことはほとんどないはずです。できれば別の溶媒に変更すべきです。 極性、非極性の判断には有機化学の知識や経験が必要です。大雑把にいえば、非極性基と極性基のバランスを考慮することになりますが、簡単に説明できることではありません。
高校ぐらいのときに「似たもの同士はよく溶ける」と習いませんでしたか?自然界はおもしろくできていて、有機溶剤には有機物が無機溶剤には無機物がよく溶けます。典型的なのが水ークロロホルムです。あなたのご質問はクロロホルムーベンゼンですね。何を溶媒抽出するのかわかりませんが、ベンゼンは亀の甲を持つ有機物を選択的に溶かし込み、それ以外はクロロホルムに溶けます。
お礼
ありがとうございました。助かりました。
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