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簿記二級 手形の裏書・割引
手形の裏書譲渡と、手形の割引譲渡の違いってなんでしょうか? 手形の裏書・・買掛金などの支払いをする代わりに、受取手形を譲渡することで、これに対して、手形の割引譲渡はお役所を通すので手形売却損が発生するという違いがある、ということかな?と個人的には理解しているのですが、間違ってるんでしょうか? それから、対照勘定法、評価勘定法ってなんでしょうか? 手形の裏書譲渡・割引を二つの方法でした場合、 どうしてこんなに違ってくるのか理解できません。
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大雑把な説明ですが。 裏書は代金の決済等のために手形を譲渡することです。譲渡時に手形の裏面に必要な事項を記入するため裏書と呼ばれます。 割引は資金を調達するため銀行等に手形を買い取ってもらうことであり、手形売却損は手形の満期日までの利息として手形金額から差し引かれるものです。 裏書・割引の会計処理には直接控除法・対照勘定法・評価勘定法があります。 直接控除法--手形の帳簿価格から裏書・割引額を直接減額する方法です。 買掛金10000/受取手形10000 のようにします。 対照勘定法--手形の帳簿価格から裏書・割引額を直接減額した上で、備忘記録(その存在を忘れぬように)として、貸借に類似の名称を用いた科目(対照勘定)で裏書・割引額にて記録を行います。 買掛金10000/受取手形10000 手形裏書義務見返り10000/手形裏書義務10000 のようにします。 裏書・割引手形が無事決済された際には対照勘定を取り消します。 手形裏書義務10000/手形裏書義務見返10000 とします。 評価勘定法--特定の資産のマイナスを表す勘定を評価勘定といいます。 手形の帳簿価格を直接減額せず裏書手形勘定・割引手形勘定を用いて記録し、手形勘定をマイナスする評価勘定となります。 買掛金10000/裏書手形10000 のようにします。 裏書・割引手形が無事決済された際には裏書・割引手形を取り消すとともに受取手形を減額します。 裏書手形10000/受取手形10000 のようにします。