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なぜ科学技術が発展しているのに、労働時間は減らないの?

goottttの回答

  • gootttt
  • ベストアンサー率61% (191/309)
回答No.10

まず40年前に今のような生活は想像も出来なかったわけですから、今の基準で先の生活を考える事には意味が無いです。 例えば >一般的に見れば全然豊かでないですが、車もないです。 ここでいう『一般的』というのは『どういう水準か?』などです。実際40年前の金持ちよりいい生活しているんじゃないか?と思います。 巨人大鵬玉子焼きの時代は、巨人大鵬玉子焼きでそれなりに満足していたのでしょうが、今の日本人にそれで我慢しろと言うのは無理でしょう。 15年前の我々には一人一台のパソコンに自宅に高速回線なんて想像も出来ませんでしたが、いまや当たり前になっていますよね。 同じように今の我々にはどんな10年後の日本の生活スタイルがどうなっているか分からないので、我々の欲望には限りが無いというありきたりの返答しかできないです。(仰るとおり、哲学的心理学的な問題でしょうね) で働かない権利があるか無いかについては、明らかにあるでしょう。 40年前と同じように年中安物の同じ服を着て、食費は切り詰めて、自宅は狭くかつボロイ家で遊びに金をかけない生活が我慢できるならです。 ただし、技術革新の影響は産業によって大きい所と小さい所があります。 生産性が上がった分野の商品は低価格になりましたが、生産性が上がらず相変わらず高い分野の商品も沢山存在します。 例えば、車やパソコンは高性能かつ低価格が進みましたし、衣料品は安い輸入品の影響で低価格になりました。 しかし、相変わらず人手がかかる医療は40年前と代わらぬ高い水準ですし、土地の広さも40年前と変わっていませんので地代は高い水準ですし、農業では国内が不効率で輸入も関税で止めているので食糧は高いです(それでも輸入の影響でかなり下がっています。例:100円バーガーや牛丼など)。 このように、『生産性の上昇の仕方=価格の下がり方』に斑があります。このため実際には週2,3日の労働では、値段が下がっていないモノを購入しなければいけないとき、例えば大病を患ったとき大変な事になってしまうなどの問題点はあります。 また教育は生産性が最も上げ辛い産業の一つはです。9~15年間税金で付きっ切りで教育された人間が週2,3日しか働かないのでは国家財政が持たないという問題などもあります。 したがって、全社会の人間が2,3日の労働をするだけでは社会は成立しません。 ただ、仕事と生活の選択肢に幅ができているのは確かだと思います。 皆が正社員ほど働かなくても良くはなっているし、『やろうと思えば』週2,3日の労働で『生きていける』ことは確かです。 格差の代名詞となった派遣についても『正社員のように週5労働』しなくても働く事ができるようになったと見る事ができます。 また現在社会問題化しているフリーターについても、前向きに見れば『生活水準を落として労働時間を減らしている人』と見る事もできます。もっと言えばパラサイトシングルもそれの一種といえますし、ニートだって技術革新により日本が豊かになったからできる行為です。 もう少し健全なパターンを探すと、早めに退職してのIターンUターンや海外移住なども短時間労働な人生といえます。 このようにやろうと思えば短時間労働、低所得な生活はできますし、実際にそうしている人たちは存在しています。 でもそういう人が少数派だからこそ現在の労働時間で落ち着いているのでしょう。 結局、所得と余暇バランスが現在の日本人にとって丁度良い水準なのだと思います。

ararky
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 おかげさまで自分の疑問が客観的に見えるようになってきました。 >我々の欲望には限りが無い ありきたりかもしれませんが、これがすごくポイントな気がします。 このあたりを心理学的に解明できれば、面白いかなと思います。 >で働かない権利があるか無いかについては、明らかにあるでしょう。 40年前と同じように年中安物の同じ服を着て、食費は切り詰めて、自宅は狭くかつボロイ家で遊びに金をかけない生活が我慢できるならです。 今ふと思ったのですが、人間が消費したいという気持ちがおこるきっかけって、メディアにあると思うんですよ。テレビ新聞雑誌の広告や記事を見て、あぁみんなこういう生活をしているんだぁと思って、自分もそのレベルの生活をしようと消費するんだと思うんです。なので、ポイントはメディアにもあるかと思います。 >また教育は生産性が最も上げ辛い産業の一つはです。9~15年間税金で付きっ切りで教育された人間が週2,3日しか働かないのでは国家財政が持たないという問題などもあります。 まぁ、当然そうなんですけど、「科学技術が革命的に上がったら」、の話をしているので、その上がり幅で財政の問題もクリアできる、という仮定の話を自分はしていました。なので、そのような諸問題よりも哲学的心理学的問題が自分のテーマであり核心な気がします。先ほどおっしゃっていた「欲望には限りがない」というほうが核心にせまっているかと思います。 >でもそういう人が少数派だからこそ現在の労働時間で落ち着いているのでしょう。 結局、所得と余暇バランスが現在の日本人にとって丁度良い水準なのだと思います。 「落ち着いている」のはわかります。ただ、「落ち着く」メカニズムが正当かどうかも、精査したほうがいいと思います。本当に民主的な「落ち着き」か?偏った勢力があり「落ち着き」が民主的なものとはずれているということはないのか?といったことです。goottttさんは現状の「落ち着き」が正当だとお考えということですよね。私にはその確信がもてません。ここは価値観の違いもあるかもしれませんね。

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