• 締切済み

無理数や無限に区切れる小数を含めた場合でも、不完全性定理は成り立ちますか?

protoの回答

  • proto
  • ベストアンサー率47% (366/775)
回答No.3

つまり、 無理数・有理数・実数全てを入れても不完全性定理は成り立ちます。 人間の知性について、 コンピュータを数学的に理想化したチューリングマシンというものがあるんですが、おそらくチューリングマシンに不完全性定理は証明できないでしょう。 それはチューリングマシンが有限個の規則から構成されているからです。 チューリングマシンには、自分自身に証明できない命題があることを証明できないのではないかと思います。 ですが人間(クルト・ゲーデル)は不完全性定理を証明しました。 その意味では人間の知性はコンピュータを超えたものである、という考えもできます。 しかし、それは人間の知性が不完全定理を超えたこととは違います。 人間が有限個の公理と有限個の推論規則から理論を展開する限り、不完全性定理に従い真偽の決定が不可能な命題が必ず存在します。 よく言われる言葉を借りれば、『不完全性定理は人間の知性の限界を示した』ということです。 ちなみに不完全性定理は正確には数学の定理ではなく、論理学の定理ですので、自然数論を含むようなすべての公理を支配していることになります。 たとえば集合論・自然数論を用いて「すべてのアルファベットで書かれた文法的に正しい文章の集合」を構成することができるらしいです。この集合はもちろん文章云々について論じるときに用いられますが、自然数論を含んで構成されていますので不完全定理が成り立つのでしょう。 しかし一方で人間には直感というものがあります。 公理系に組み込むべき公理を選ぶときには、もちろん公理なので証明なしに真であると思うような公理を採用します。 もちろん無矛盾であることは要求されますが、それ以外でどの公理を採用するかは直感に頼るほかありません。 ある公理が成り立つと直感できる能力を考えると、人間は論理を超えた存在であると言えるかも知れません。 まぁ、いつでも他の人と同じように正しく直感できるという保障はありませんから、真なるひとつのものを求め論じていくには多少不都合があります。 具体例を挙げると、過去に背理法を認めるかどうかの論争や、平行線公理の違いによるユークリッド幾何と非ユークリッド幾何の誕生、変わったところでは「熱力学第二法則の証明は可能か?」の話などがあります。 もし興味があればどうぞ。

asahigroup
質問者

補足

それでは、 「直感」「ひらめき」が起こる理由を、数学で証明したいですね。 出来ますでしょうか? もし、全ての数列は不完全性定理が成立するのであれば、 「人間は数を超えた世界の力を持っている」ということになりますが。 量子論を数値化すると無理数になりますよね。 ∞の選択肢(確率)があるという事と無理数を絡めて、 もし量子論の定量化が「不完全性定理の外」であるなら完璧だと思ったのですが。 これについも意見をお願いします。 波束の収束はどの様な数字で表されるかもお願いします。

関連するQ&A

  • 循環しない無限小数は無理数になる

    循環しない無限小数は無理数になる これの証明をお願いします。

  • 無限小数を0にする方法

    ある無限小数であるdを0にする方法は、どんな方法でしょうか? 1. dを用いない。  d - d = 0 は、なしです。 2. 0を用いない。  d * 0 = 0 は、なしです。 3. 用いる、dや0以外の数と演算子の数は、有限個。  3.は要らないかも。 どんな無限小数をも0にし得るでしょうか? し得る証明や、し得ない証明を教えてください。

  • 循環する無限小数

    a/p(p:素数)を無限小数に直したときに循環節の長さがp-1の約数になる証明がわかりません。どなたか、分かる方教えてください。

  • 有理数と無理数について

    「有理数は有限小数または循環小数となり、無理数は循環しない無限小数となることを示せ」という問いに関してアドバイスを下さい。   私的に考えた解答を書いてみます。  有理数とは、mおよびnが整数である時、m/nを有理数と呼ぶ。つまり、有限小数または循環小数が分数であるならば、有理数は有限小数または循環小数と言える。 例えば循環小数A=0.12121212・・・・を分数にする。 (10xA)-A=(12.12121212・・・)-(0.12121212・・・)     9A=12      A=4/3 となり、循環小数Aは分数となり有理数は有限小数または循環小数である。・・・・・どうでしょうか? 「無理数が循環しない無限小数である」というのは実数数において有理数以外のものが無理数だと認識している私は、分数表示できない数は無理数である・・としか示せないので、なんだか上手に表現できません。 アドバイス待ってます。

  • 無限小数の集合を表すにはどうしたらいいでしょうか?

    無限小数の集合を表すにはどうしたらいいでしょうか? お願いします。

  • 有理数と無理数が無限個あること

    開区間(a,b) は無限個の有理数と無限個の無理数を含むことを証明せよ。 という問題に悩んでいます。有理数の稠密性と有理数と無理数の和が無理数になることを利用するのがヒントらしいのですが、それでもよく分かりません。どなたか詳しい方がいらっしゃいましたら、解説よろしくお願いします。

  • 無限小数と整数

    無限小数と整数は同じだということを最近知り衝撃が走ったのですが、 それなら、 3.000000....1 3 は同じになるのですか? 2.9999999... 3 は同じらしいので、少数点以下に無限に0が付き、かつ一番最後に1が付いたら 2.9999... 3 と 3 3.0000...1 の誤差も同じになると思うのですが... もし、わかる人がいたら教えてください。

  • 有理数で構成される分数を循環させない無限小数にする

    有理数で構成される分数を循環しない無限小数にすることが できないという証明は可能でしょうか? 有理数の四則演算は閉じている(この表現OKでしょうか?)そうですが、 有理数で表された分数が循環小数でなく、循環しない無限小数に ならないことが理解できません。定義(?)として無理やり頭に 入れることは避けたいのですが・・・

  • 無理数について

    √2 のような無理数を小数点以下5桁、10桁など適当なところで区切って実際に乗算すると、『9が連続した後に9以外の数値が現れる』という規則性に気づきます。 この規則は常に成り立つのでしょうか?(質問1)つまり限りなく2よりも少し小さい、ということが常に成り立つのかということです。質問1の回答がYESだとして、ルート2(に限らずこのような無理数)が限りなく2よりも "少し大きい" ということにならない(しない)のはなぜでしょうか?(質問2)つまり√2であれば、なぜ2.000000 と 0が無限に続いた後に0以外の数値が現れるような数値にならないのか?ということです。 中学生が理解できる回答を望みます。

  • 無限循環小数を分数にする。

    無限循環小数 0,123451234512345… を分数で表すにはどうすればよいか? と聞かれたのですが、 全くわかりません… わかる方いれば、教えてください!