反自国人ってのは日本人だけなの？

質問

よく日本の敵は日本人とか、反日日本人が自虐史観を広めているとか聞きますけど、こんなことしてるのは日本人だけなんでしょうか？
外国でも嘘までついて自国を貶めようという団体や活動家はいるんでしょうか？
他国のスパイだったってのは無しで具体的は事例を挙げていただけると有難いです

回答No.14

w_Ishihara

『反日日本人』とか『自虐史観』という言葉自体右翼の言葉でして、必ずしも日本人全体の共通認識ではないと思います。嘘をついてまで自国を貶めよう、ということが具体的に何を指しているのかも右翼でない人にはよくわかりません。
それが具体的に何を指しているのかによって回答が少々違ってくるように思います。

例えばマイケル・ムーアの華氏911のような作品。イラク戦争前のフセイン政権下のイラクをまるで平和で何も問題がなかった国であるかのように描くのは正確でない、とブッシュ大統領側から批判がありました。このような描き方が『嘘をついてまで』という表現に該当するのかどうか、ちょっと私にはわかりませんが、そういう言い方も立場によっては可能かもしれません。そのような形で自国を批判する人はアメリカにはいます。反戦運動など、自国を批判する活動の中で国旗を燃やす行為が行われる事もあります。

アメリカでは国旗を燃やす行為は表現の自由として認められるべきか、大真面目に裁判で争われ、国旗を燃やす行為を禁止する憲法修正案が提案されたりもしています。そういう意味では自国政府に批判的な意見を持つ人が国旗を大切にしないという現象は日本だけのものではないと言えそうです。

イラク戦争反対の主張に対して『裏切り者』とか『アメリカから出て行け』とかいうような罵倒が浴びせられます。
左翼の『侵略行為があったのは事実なんだから、反省すべき点は反省すべき』という主張に右翼が『侵略行為などなかったのだから、謝る必要などない。そんなこというのは反日日本人だ』と罵倒する、という状況とほぼ同じであると考えます。