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BWV55 カンタータ55番からの疑問
BWV55 カンタータ55番より Zu meinem frommen Vater gehen. この行の frommen の解釈がやっかいです。 辞書では「敬虔な」だそうです。イエスが敬虔であるわけはないので。 この frommen はいったい...???
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fromm は、神の修飾語としてよく使われます。 『敬虔な』という役もどこかで見たことがある気がしますが、、 ちなみ、私の辞書では、『正しい、公正な』『親切な、好意ある』 等の訳も出ていました。 fromm は、もともと「利益」、とか「役立つ」を意味する言葉から来たようです。
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- pwxr1029
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回答No.1
この場合frommが修飾しているVaterはイエスではなくて父=神だと思います。 もし仮にVater=イエスなら「敬虔な」と訳してもいいと思いますが... 「敬虔な」という日本語は「神に忠実に仕える」といった意味合いであり、この場合「敬虔な」と訳すと「神が神自身に忠実である」 というおかしな表現になってしまいますので、 このfrommはもうちょっと広い意味合いで「宗教的な」とか「宗教性に満ちた」くらいに捉えるのがよろしいかと思います。 ドイツ語で「宗教的」といえば、当然キリスト教のことを指しますので、このfrommはキリスト教の神の「慈愛に満ちた」「慈しみ深い」性格を表現しているのではないでしょうか。
お礼
なるほど、すっきりしましたー!