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クジラ公式について・2

質問:クジラ公式の文法的な根拠が分かりません。先日も質問したのですが、再度書かせてください。 クジラ公式というのは例えば、 1)A whale is no more fish than a horse is a bird. 2)He is no more kind than she is. のように、no more A than B の形をとる構文の通称です。これらは通常慣用表現として扱われていますが、文法的に考えるとルーツは2通り考えられそうです。しかしどちらも疑問点が残ります。 3) He is no kinder than she is. 4) She is more pretty than ( she is ) beautiful. 3)はno <比較級>の形で、基本的に普通の比較級と同じです。この考え方だと応用が効いて便利なのですが、(2)のような文は(3)のように表現されるべきだし(意味は全然ちがいますが)、比較級の場合no more の後に(1)のように名詞や動詞がくるというのは少し不自然な気がします。 5) の文は「同じ人間の中にある2つの性質の比較」を表す表現です。先日の質問でmuchの奥深さを教えて戴きました。これがベストだと思うのですが、この表現は「同じ人間の中」での比較ですから、(2)のように異なる対象を比較することはできないはずです。 この表現でのmuchの用法が普通の比較級でも使えるのならば何も問題ないのですが、He is more kind than he is.のような表現が果たして成り立つのでしょうか?ちょっと強引な気がします。 クジラ公式の文法的な根拠を教えてください。

noname#19043
noname#19043
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回答No.4

>HE is more kind than SHE is tender.ならばO.Kなのでしょうか? ちょっと考えがまとまりませんが、そもそも、そういう表現自体があまりないと感じます。 くじら公式の文は、日常使います。AがBでないのは、CがDでないのと同じだ、と言う一種のたとえですよね。 ところが、He is more kind than she is tender. は、こういった喩えにならないと思うのです。 「彼は、彼女が優しい程度以上に、より親切だ。」というのが、たぶん直訳になると思いますが、英文の語順どうりに意味を取ると、「彼はより親切だ、それは、彼女が親切である程度に比べてのことだ。」のようになると思います。 どうも、変な表現だと言う感じです。喩えの焦点がぼやけている感覚があります。 多分、no more と言う形でのみ、異なる主語間の比較は許されるのではと感じます。 多分、more kind と言うときの意味は、肯定文では、はっきりとした評価基準の一致を求め、He is more kind than we expected. のようになり、 否定文では、no moreの働きにより、はっきりした評価基準の一致が必ずしも求められないと言うことかもしれません。no more というのは、それだけ、意味範囲が広い、つまり、評価基準を一つに絞ら<ない>ということで、肯定文とはそのまま対応しないのではないかと感じます。 ただ、あまり考えがまとまりません。正直に言って、あまり、こういう比較の問題は考えてきていないので、まだ、きちんとしたまとまりが出来ていないのです。

noname#19043
質問者

お礼

こんばんは。お返事頂けて、とてもうれしいです。 >多分、no more と言う形でのみ、異なる主語間の比較は許されるのではと感じます。 これなんですよね、問題の核心は。私は何か「元の形」があり、それを変形させたものが「クジラ公式」の文かと思ったのですが違いますね。「クジラ公式」それ自体で(おそらくは成句的な表現として)確立されてしまっています。 「クジラ公式の(元の形)はmore A than Bである」という仮説をたて、no more A than Bからnoを抜いた表現をネイティブ版のサイトにばら撒いてみたのですが、「文法的には間違ってないけど(?)、意味が分からない」という反応が多かったです。かなり不本意な結果です。ガクッ。 結局私の得た結論は、「クジラ公式」「more A than B」「no<比較級>」の3つはそれぞれ深い関係があるけれど基本的には3つとも独立した表現だ、というものです。陳腐な結論ですが、「more A than B」から考えれば「クジラ公式」の意味ははっきり分かるので、割と現実的な判断だと自分では思っています。

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回答No.3
noname#19043
質問者

補足

寝坊しました・・・もう12時前です。返事遅れて申し訳ありません。 参考URL、とても勉強になりました。特にNO.3です。クジラ公式の起源はno<比較級>にあるとする一方、両者を別個の表現として扱っていますね。これはとても興味深いです。 >cleaver のように、一語での比較級は、その評価尺度での直接的な比較しか普通は表さないのです。逆から言うと、moreを使った比較級は、評価尺度が異なっても、その比較が出来、そのため、たとえ主語が異なっても異なる評価尺度間の比較が可能になっているのだと思います。 と仰っておられますが、回答者様御自身はno more A than とmore A than Bは関連しているとお考えなのですか?HE is more kind than SHE is tender.ならばO.Kなのでしょうか?

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回答No.2

>HE is more clever than (HE is) fair.という表現は同一人物の性質の比較ですから、クジラ公式のように異なる人や物の「程度」を比較することはできないはずですよね。 cleaver のように、一語での比較級は、その評価尺度での直接的な比較しか普通は表さないのです。逆から言うと、moreを使った比較級は、評価尺度が異なっても、その比較が出来、そのため、たとえ主語が異なっても異なる評価尺度間の比較が可能になっているのだと思います。 よって、HE is more kind than SHE is.は、普通使わないと思います。主語が異なっても、同一評価尺度での比較ですから、kinder を使うのが普通だと思います。 クジラ公式の文法的な根拠ということですが、面白そうなページを見つけました。 http://www.tv-naruto.ne.jp/ejyuku/english/grammar/negatives/nomore.htm です。

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回答No.1

She is more pretty than ( she is ) beautiful. が、She is prettier than ( she is ) beautiful. でもいいはずだと考えると言うことでしょうか。 moreを使う場合と使わない場合の違いは、http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2236364で、wind-sky-windさんがNo.1で説明されている通りです。 それを、自分の言い方で表現すると、more を使うと、それだけ、表現が冗長になり、意味の幅が広がると言うことなのです。 例えば、more pretty とprettier で言うと、more pretty は、かわいさの程度が高いというだけでなく、美しいとか他の特質と比べて「かわいさの程度」がめだつ、のような意味をも持つわけです。 prettier と一語だけで表現すると、まさしく、かわいさが増していると言うだけです。 一般的に、単語が一つだけで意味する意味範囲より、単語が数個固まって意味する意味範囲の方が広くなることが良くあります。 例えば、敬意表現は、敬意を表す分、大概その語数が多くなります。本質的な意味+敬意ということで、当然、語数が多くなるわけです。

noname#19043
質問者

補足

最後の文間違えました。ごめんなさい。 HE is more kind than SHE is.でした。 先日のお二人の回答のおかげで、more A than Bにおけるmoreが示す意味の幅については得心がいきました。そのことについては、もう疑問は残っておりません。 ですが、HE is more clever than (HE is) fair.という表現は同一人物の性質の比較ですから、クジラ公式のように異なる人や物の「程度」を比較することはできないはずですよね。そうなるとクジラ公式はno<比較級>から転用された表現なのかな、と思われます。ただこの場合も、意味から考えても形容詞の形から考えても、前回のmoreがここでも使われているのは間違いないと思います。 HE is no more kind than SHE is.がno<比較級>からきた表現ならHE is more kind than SHE is.も当然成り立つのではないのかな、というのが今回の質問の主旨です。それとも、クジラ公式、no<比較級>、more A than B の3つはそれぞれ独立した表現と考えたほうが良いのでしょうか?

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