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IT→翻訳:翻訳の仕事は何才まで行えますか?
IT関係の仕事についていますが、この仕事を何才まで続けられるか不安を覚えています。ITの知識を活かしていずれ翻訳に移ることも考えています。翻訳でも正社員の場合は年齢制限はありますか? またフリーであれば年齢制限はないのでしょうか? ご経験者の方教えてください。
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#1のものです。補足しておきます。 翻訳支援システムのTradosは、一番安いフリーランス版10万円以上します。これを買わないと、今のところ、事実上IT翻訳の大きな主流からはじき出されます。バージョンアップも頻繁に行われており、そのたびに数万の出費になります。ただし、最近もっと安い翻訳支援システムも出回っており、近い将来もう少し価格が下がると思います。 一方、翻訳単価の方ですが、IT翻訳は、入門翻訳者で英和1ワードにつき、8円とか10円というレベルです。Tradosの作業中に似た過去訳が見つかると、支払いは訳の再利用率に応じて50%とか70%に減らされます。だから、文字通り、1ワード4円とかいうこともあります。サラリーマン時代の収入と同じ収入を得たいなら、1ヶ月に何万ワードもこなさないといけないのは容易に理解できると思います。1ヶ月に何万ワードもこなすとなれば、当然可能な年齢も限られてきます。70才代の人がこんな作業こなせるわけがありませんよね。 だから、外注で受ける場合でも、体力から考えると、そんなに高齢な人はできないんですよ。ボーナスもありませんし、退職金もありません。 当然、サラリーマンやってた方がいいに決まってます。こうゆう実態を言うと、たいていの人はあきらめて去ってゆきます。質問者さんの場合は覚悟がおありでしょうかね。
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- silvertongue
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正社員、フリーランスとも、年齢制限というのは特にないと思いま すが、年齢制限以外の理由で仕事がなくなることはよくあります。 IT翻訳者を働く形態で分類すると・・・ 1.IT企業の社内翻訳者(正社員、契約社員、派遣) 2.翻訳会社の社内翻訳者(正社員、契約社員、派遣) 3.フリーランス (フリーランスが、1や2の社内に出向いて仕事をすることもあります) 翻訳会社はコスト削減のため、正社員の翻訳者を置かないか、 減らす傾向にあるようです。 正社員の翻訳者の新規の募集はほとんどありません。 あったとしても、正社員に期待されるのは品質管理(外注翻訳者 の評価、トライアル採点、クライアントからのクレームの検証など) で、未経験者を採用して育てるというのはまずないと思います。 翻訳会社の正社員は、コーディネータ、営業、(場合によっては) チェッカーなどの職種です。 IT企業の場合はその会社の方針次第でしょうが、翻訳部門が 突然廃止される、というのも聞きます。 フリーランスは、年齢には関係なく、仕事がこなければそれまでです。 定年はありませんが、たとえばメインの取引先の翻訳会社が倒産 したり、自分が長期入院してブランクができたりした場合に、年齢が 上がるほど、新規取引先を開拓するのは難しくなるかもしれません。 (マイナスのことばかり書きましたが、翻訳者に転身したことを後悔し ているわけではありません。)
- ken_dosanko
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翻訳業やってます。 オンサイトの仕事では年齢制限がありますが、外注で受ける場合は年齢制限はありません。 IT翻訳も昨今の技術発展で、非常に作業が高度化しております。ご存じないと思いますが、SDL Tradosが事実上の業界標準となっており、そのマニュアルだけでも数百ページあり、まだ完成されたソフトでないため、原因不明のエラーもよく起こります。現在は、Tradosができる単価の安い翻訳者、Tradosができなくても高級な品質をウリにしている単価の高い翻訳者、その他大勢の烏合の衆という感じになっています。中途半端な実力ですと、 Tradosがないとろくに仕事にありつけない状態です。この業界、TOEIC800点台はごろごろしてます。また、DTPソフトが絡む翻訳作業も増えており、FrameMakerやPagemakerなどができると有利ですし、プログラム言語やPowerPoint、xmlも知っておいて損はありません。翻訳作業自体では、Wordのマクロ程度やPerl程度を知っておけば十分です。 質問者さんのように、最近IT業界のプログラマから翻訳業に移る人が増えているようで、競争率が高くなり、単価が下落しているようです。翻訳作業の単価はここ10年ほとんど変わっておらず、むしろ下落しています。決して甘い状況ではありませんよ。 できれば、今の会社をやめず、翻訳業界独特の仕事のやり方に慣れるため、何年か(隠れて?)武者修行を続けることをお薦めします。