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合併と買収
合併会社は被合併会社の資産と負債を引き継ぐとともに、合併会社の株式や金銭(合併交付金)を被合併会社の株主に交付する。というのがよくわかりません。合併前の被合併会社の株はどうなるんですか? 合併と買収の大きな違いはなんですか? 詳しくわかりやすい回答お願いします!!!!!
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M&Aをビジネスにしています。 残念ながら#1さんの回答は誤りがあります。 一般的なケースについて以下に記載します。例外もあるのですがあまり細々書いて誤解があるといけませんので。 合併と株式買収はM&Aの一形態ですが、根本的に形態が違います。 買収(吸収)する側をA社、される側をB社として以下説明します。 株式買収 B社の株主が所有している株式を、A社が現金で買い取ることによりB社の株主総会を支配する方法。 支配する株式の割合によって影響度が異なり、過半数を取得した時点でほぼ経営権を取得したとみなされる。 B社は、株主の変更(+経営陣の変更)に留まり、A社の子会社としてそのまま企業体が存続する。 吸収合併 A社がB社を組織上吸収し一つの企業にする方法。B社の債権債務、権利や義務は包括的にA社に引き継がれ B社は組織としては消滅する。 B社の株主は、その保有するB社株を一定の交換比率でA社の株式に交換してもらう(つまりA社の株主に加わる)。 A社は自社の株式を新規に発行しB社株主に割り当てればよいため、原則、買収のための現金は不要。 但し、A社の株主の中にB社の株主が加わるため、自社の株主支配地図が変わる可能性がある。 これら以外にも色々なM&A手法(営業譲渡、株式交換など)があります。いずれも一長一短がありますので ケースによって使い分けが必要です。
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kitty1035さん、こんばんは。 最初に断っておきますが、私は実務経験がありません。以下の回答は簿記の学習上での知識です。 買収と合併については大ざっぱに言えば次の様なことと理解しています。 (1)買収はお金を出してよその会社の株式を買う。 (2)合併はよその会社の資産・負債・資本をすべて自分の会社のものにする。(吸収合併の場合) 自分の会社をA社・よその会社をB社とした場合 (1)買収の場合のB社の仕訳は(なし)です。B社側からみるとB社の株主がかわるだけです。 (2)吸収合併の場合のB社の仕訳も(なし)です。合併によってB社が無くなるからです。 (1)買収の際のA社の仕訳は B社の株式 / お金 (2)吸収合併の際のA社の仕訳は B社の資産 / B社の負債 *資本金 になります。 (2)の場合の貸方 *資本金 の金額はB社の純資産額(=B社の資産-B社の負債)になります。 純資産額とはB社の実際の価値に相当します。 B社の株主からすると自分たちの持っていたB社株はB社が無くなると価値がなくなります。 そこでA社は新株式を発行または市場で買った自分の会社A社の株式【自己株式と言う】を、B社の株主に交付します。(B社の株主はA社の新株主になる)さて、B社の株主にいくら位の株式を交付するのかはA社の純資産額÷A社の合併前の発行済み株式数(A社の一株当りの本当の価値)とB社の純資産額÷B社の合併前の発行済み株式数(B社の一株当りの本当の価値)を比較して両社の一株当りの価値の割合【合併比率と言う】で決めます。例えばA社の株式一株当りの価値が100円・B社の株式一株当りの価値が50円とするとA社はB社の株主に対してB社株2株に対してA社株1株を交付します(B社の元株主は損も得もしない)。 ご質問の中の>・・・・・合併会社の株式や金銭(合併交付金)を被合併会社の株主に交付する。 の金銭(合併交付金)についてですが例としてB社の元株主のmさんはB社株10株持っていたのでA社株を5株交付すれば良いのですがB社の元株主pさんはB社株9株持っていたとすると交付するA社株は4株半になってしまいます。株式に半分というのはないのでその部分はお金で払いましょうとなります【合併交付金と言う】。 合併には(2)の吸収合併のほか(3)新設合併というものもあります。(3)は既存のC社・D社等複数の会社がみんななくなって新しい会社H社を作る形態です。この場合はC社・D社等複数の会社の株主はH社の株主になります。 合併・買収の目的等はNO.2の専門家の方が書いておられます。
- jyamamoto
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合併も買収も同じことだと思いますが、吸収される会社は消滅するわけですから株式の価値が消滅してしまいます。 従って、吸収される会社の株式を保有する株主に対しては、株式を時価で買取るか、残存会社の同価値の株式に交換するするか、いずれかの方法で補填することが必要になりますよね・・・。