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御詠歌とは

yuhkohの回答

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  • yuhkoh
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回答No.6

真言宗の僧籍のものです。  まず「御詠歌」とは基本として五・七・五・七・七の短歌形式です。また御詠歌とよく混同される「和讃」は七・五調の長歌で、両者共に一定の節をつけて唱え上げられ、仏の功徳や教え、寺院の霊験などを詠んだ仏教賛歌です。  奈良・平安期頃から「釈教歌」という、仏教的内容の短歌・長歌・今様が見られ、特に中世から近世にかけて西国三十三観音霊場への巡礼が盛んになるにつれ、各札所寺院の霊験を称えた歌が詠み上げることが盛んに行われるようになり、それが全国各地に広まり御詠歌へと発展しました。  このように自然発生的に生まれて御詠歌ですが、明治以降には真言・天台・浄土・曹洞などの各宗派で独自の流儀・作法を形成させ(曹洞宗の梅花流・高野山真言宗の金剛流・浄土宗の吉水流)、またその宗派独自の御詠歌・和讃も新たに作られ、現在の形へと発展しました。  さて霊場寺院に参拝した際のみだけでなく、死者への追善供養として御詠歌を唱えるのは、死者に成り代わり各霊場に参拝する、いうなればバーチャル巡礼でもありますが、その作法には地域独自の風習があるにせよ功徳のあることですから、年忌法会や盆・彼岸、さらには日々の仏事でもお唱えされるのは良いことだと思います。宗派によって御詠歌・和讃の唱える節や作法が異なりますから、この縁を大切にして菩提寺にご相談されてはいかがでしょうか。

Ivane
質問者

お礼

こんばんは。ご回答有難うございます。 密教、真言宗と言えば声明を思い出します。お寺の行事を見に行くと、派にも拠ると思いますが、声明と共に散華を執り行うのを見ることがありますが、大変華やかで昔の日本の素晴らしい文化的財産だと思っています。 私達一般人が一くくりに御詠歌と思っているもの中に「和賛」と「御詠歌」があるということですね。と言うことは・・・前の方がおっしゃられていた事で不明な処が解けてきました。今思うと、歌う前に「○○の御詠歌」と題名を唱える短歌様の物と、長歌様の部分と違う部分が確かにありました。 >奈良・平安期頃から「釈教歌」 この辺りなどは、高校の日本史の先生あたりが勉強してもらえば、学生がもっとスマートに日本史がわかるなるんではないかと思いました。 仏教にも様々な賛歌があり、キリスト教に賛美歌がある・・・宗教と言うものが儀式だけでなく、いろいろな文化や歴史、教育などの骨格になっていると考えると、もっと現代人も真剣に自分なりの宗教観をもつようになっても良いと思いました。 自分の家や地区の伝統や、普段の供養、節目節目の仏事と考えるだけでなく、内容もよく読んで見ます。 御詠歌と言うキーワードでこれだけ掘り下げて物事を考えることが出来ると思いませんでした。 ご回答ありがとうございました。

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