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連結会計についての質問です(簿記1級程度)

いつもお世話になります。よろしくお願いします。 今回は2つほど連結会計の質問があります。 まず、1つ目は。 連結調整勘定が借方にくるときは、「営業権みたいなものを意味する」と本に書いてあったので分りました。しかし、貸方(固定負債)にくるときは、なんか意味があるのでしょうか?どう考えれば納得いくのでしょうか?? もう1つは。 支配獲得日に貸借対照表を作成しますが、このとき連結調整勘定が生じますがこれは連結調整勘定償却で処理すると言うことが分ったのですが、その後の連結財務諸表作成において、子会社が利益剰余金が増えたりしたばあい、新たに連結調整勘定ができるとおもうのですが、こういった場合どのように処理するのですか?僕の持っている本には書いてないような気がしたので。。 どちらか一方でもいいので分る方は教えてください。よろしくお願いします。

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noname#25320
noname#25320
回答No.1

ひとつ目ですが、連結調整勘定は親会社が子会社の株を時価で買いますよね。時価で評価しているので子会社の方でも評価差額を計上して、子会社の資産負債を時価評価します。資産負債の差額を出すことによって純資産(資本の部)がもとまります。 ここで、親会社が子会社の発行済み株式のうち70%を購入していたら、先ほど求めた子会社の純資産の70%と比較します。比較して明らかになった差額を連結調整勘定と言う事になります。いままで述べた事は確認ですが、この事から、ただの差額と考えるのはどうでしょう?そうすると、子会社を安く買ったいうコトを示しているのだと考えられます。 2つ目は、連結の処理をする度に連結調整勘定が増えていくのはおかしいというのはおそらくお気づきだと思います。支配獲得後は、子会社の利益剰余金の増加額のうち親会社の持分は“取得後剰余金”というとらえ方をして、連結貸借対照表の利益剰余金に足していきます。取得後剰余金は企業集団として稼ぎ出したお金として見るんです。 対して支配獲得までに子会社が稼ぎ出した利益剰余金は企業集団として稼ぎ出したお金ではありません。だから、全てを相手勘定、少数株主持分と子会社株式として相殺します。 結論:支配獲得後の子会社の利益剰余金の増加額のうち親会社の持分は、連結貸借対照表の貸方に足される。

kamkamkam3
質問者

お礼

どうもありがとうございました!! 大変よく分りました。特に2番目の方は全然わからなくて困っていました。自分の性格上困ったことがあると次へ進めないのです。もうちょっと勉強したらでてくるんでしょうね。 1番目の方は単なる差額という認識でいいんですか。なんか、本には借方に連結勘定調整額がくると「営業権」と同じように、超過収益力を示すと書いてあったので、貸方に連結調整勘定が来た場合も意味があるのかな?とおもったのですが。とりあえず、単純に差額で覚えておきます。 growth-sharesさんの解説で十分分りましたが、ここで質問すると色々他にも参考になることを教えてもらえるので、申し訳ありませんが、締め切りを延ばさせていただきます。 いつもありがとうございます。

その他の回答 (1)

  • part_
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回答No.2

まずは1つ目 貸方の連調は負の超過収益力という表現がされるように、単なる借方の場合とは逆のものと考えるといいと思います。計算上は差額と思えばいいです。 思考プロセスは 借方時 これだけ払っても儲かる→時価より高く買った→借方発生→償却で費用化 貸方時 誰も欲しがらないから安く買えた→得した(必ずしも得というわけではないです)→負債に計上して今後償却によって利益化 こんな感じです。営業権の本質は会計学だけでなく商法もからんでくるので計算以上には突っ込まないほうがいいと思います。どんなにやっても配点は1個しかこないですから。 2つ目 子会社が利益を獲得しても連調はでませんよね。おそらく子会社の利益が誰に帰属してどのように表示されるのかがはっきりしていないのではないでしょうか。 ポイントは ・支配権獲得前の利益剰余金は全額相殺される。(投資と資本の相殺消去) ・その後の利益剰余金は親会社持分相当額は利益剰余金として連結B/Sに計上される。少数株主持分相当額は少数株主持分に振替えられる。 の2点でしょうか。特に2点目は未実現利益の消去に関してもとても重要なものです。仕訳金額を分けて考えると理解しやすいと思います。

kamkamkam3
質問者

お礼

どうもいつもありがとうございます。 1つ目についてですが、「負の超過収益力」とひょぅ源されることがあるんですね。初耳です。とても参考になりました。これから、それを意識しながら勉強していこうとおもいます。 2つ目も#1さんのおかげで親会社持分の利益剰余金は、利益剰余金として連結B/Sに表示されることは分ったのですが、未実現利益の消去のところで重要になってくるのですね。イメージを膨らまして考えてみようとおもいます。 やはり、ここに聞くと色々な人のいろいろな参考になることが聞けてとても勉強になります。今回もとても参考になりました。 どうもありがとうございました。

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