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少人数制授業について

eazyurider1997の回答

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回答No.2

 こんばんは。こういう質問にはさまざまな考え方があるので自信は「なし」としておきます。ご参考になれば幸いです。  私は大学受験講師の経験があるのですが、4~5人の補講レベルから60人程度の中規模クラス(予備校としては、です。小さな私のところではそれで十分大教室でしたが)までいろいろとやりました。その中で感じたことを。 1~10人:生徒一人一人の考えていることが手に取るようにわかり、テキストのポイントだけでなく、判らないところも押さえた授業ができる。 10~20人:不満を持っている・または参加していない生徒の存在を感じることがある。 20~30人:回を重ねると、食いついてくる生徒とそうでない生徒との違いがはっきりしてくる。脱落者もちらほら出る。 30人以上:年間通してやると、3分の1~半分近くが出てこなくなる。  物理的に全員の生徒の頭の中まで見通して、それぞれの生徒のケアをすることができたのは20人くらいまででした。これは、当時の私の未熟さもありますが、教室という限られた空間の場合、全員とコミュニケートするには120分という時間はあまりに短く、結果としてこれくらいの数字が限界と感じました。学校教育の場合、与えられた時間はもっと長く、生徒同士のコミュニケーションも活発でしょうから、こちらからの働きかけ以外で得られる情報も多いでしょう。その分もう少し(10人くらい)生徒数が多くても何とかなるのかな、とは感じます。  ただ、今は生徒個々の育った環境が多様化しているので、それを理解するのにも半世紀前と比べると大変な負荷が教師にかかっているため、40は厳しい数字だと思います(ここは小学校教師の母の情報を参考にしています)。私の個人的限界値は30としておきます。理想値は20。  で、習熟度別、という点についてですが私は反対派です。なぜなら一人一人の習熟度管理は教師(または講師)の役割と考えるからです。教師がわかっていればいいだけのことです。逆に習熟度が一緒でも、一人一人思考のプロセスも特徴も違いますから、それを理解せずに教師が1レベルに対し1通りの(極端な話)教え方をしていったら必ず脱落者が出るでしょう。習熟度の違いをどう授業に生かすかも、教師の腕の見せ所ではないでしょうか。「理解していない=頭が悪い」ということとは限らないのですから。その点ちょっと工夫のなさすぎる教師が多いか、または教師の仕事量・制約が多くて思ったことができないのかいぶかしく感じる今日この頃です。

coostandard
質問者

お礼

予備校という教育の第一線で働いていらっしゃる方の生の意見を聞くことができて非常にありがたかったです。具体的な線引きの基準とその結果については非常に貴重なデータだと思いました。 御意見ありがとうございました。

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