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公開技術の収益モデルについて

Linuxなどの公開技術は、弱小企業や、個人には莫大な利益をもたらしてすばらしいと思うのですが、従来有料であったはずのものを、公開することで、いったいどのような方法で利益を上げているのでしょうか? 始めは、趣味で始めた公開技術(Linuxなど)でも、最近は大手も積極的に参入しているようで、不思議でたまりません。なにか、とんでもない裏があるように感じています・・・ 大学のレポートに公開技術の将来性について論じようと思っています。もしよろしければ、将来の見通しやヒント、意見をいただければ幸いです。 宜しくお願い致します。

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  • ベストアンサー
  • dongry
  • ベストアンサー率73% (58/79)
回答No.3

私見です。十分吟味して読み進められるようお願いします。 技術の公開には、(1)戦略的に公開する場合と(2)やむを得ず公開になってしまう場合があるといえます。 (1)には更に2種類あり、(a)利益を上げることをもともと考えていない場合と(b)長期的な収益化の観点から公開する場合、があります。 (1-a)これがLinuxです。 なおLinuxはフリーと言われているのは「カーネル」というOSのコアな部分だけであり、ここにグラフィックや文字入力機能など様々な基本機能を追加してWinやMacなどと同列のOSが作られます。カーネルもその上に載せる技術についても、日々ネット上でバージョンアップされたりしています。 Linuxで収益を上げている企業、というものには、まず「カーネル+種々ソフト」で構成される「OS」をユーザーのかわりに作ってあげている企業があります。Red HatやTurbo、Suseなどです。また他には、サーバーOSをLinuxにしたものを販売していたりする企業もたくさんあります。 すなわち、フリーと言われている部分だけではとてもじゃないがすぐに使用できるものではなく、加工することで優れた性能になることが期待でき、その市場性が非常に大きいと考えられるために、多くの企業が参入しているのではないかと思います。 他にはどんなものがあるのだろう…?思いつかない (^ ^;) (1-b)俗に言うデファクトスタンダード(標準規格化)争いがこれです。 大きな市場性があると見込め、かついろいろな製法がありそうな分野・製品について、自社の開発を有利に進めたり消費者の混乱を避けたりする目的で、あえて基幹技術を公開し、市場拡大(ひいては自社の利益拡大)を目指すというものです。 最近では次世代DVDの規格化や高速無線システムの規格化などがあります。 (2)特許の期限が切れた場合です。 「ジェネリック医薬品」という言葉を新聞やCMなどで聞いたことはありませんか?大手製薬メーカーが何年も前に取得した特許の期限が切れた後で出てくる、全く同機能・同効果の医薬品のことです。 特許取得者が多額の資金を投じて開発してできた医薬品を、公開特許を見ながら製法を模倣し安価に製造して販売するということを専門にやっている企業があります。 この場合、大手製薬会社は、特許期限が切れる前に投資資金を回収しようと考えますので高い値段を設定し、早期回収を図っています。 具体的なオープンソースの実例をいろいろと挙げていただければ、「あの企業が参入している」とか「あの企業はこれで収益を上げている」といったことが言えるかもしれません。

その他の回答 (2)

  • Chuck_GOO
  • ベストアンサー率64% (1018/1586)
回答No.2

その名もずばり「オープンソースがビジネスになる理由」(米持幸寿著、日経BP社)が、総論的な部分で参考になるかもしれません。 勿論、論じるための参照資料ですから、批評的な眼も持ちつつ、読み進められることを希望します。。。 ----- No.1さんが仰るように多様な視点があり、またこれらのなかのどれを採用するかは、その時々の 市場環境/プレイヤーの市場におけるポジション 等が影響してきます。 「これからはXXだ」という断定よりも、「こういう場合はこうなる/こういう状況はこういう影響を与える」といった分析的な視点で考えられるのはどうでしょう・・・? 以上ご参考になれば。

chitose_houjo
質問者

お礼

回答いただきありがとうございます。 情報の乏しい中書き込みいただきありがとうございます。 こんな書籍があるのですね。知りませんでした。早速、書店に行ってきます。

  • ryou-z
  • ベストアンサー率29% (23/78)
回答No.1

ハードとソフトでは、ちょっと考えが異なると思います。 ハードの場合、公開したとしても、製造設備や初期投資が必要な事から、すぐに多くの企業などが参入できるわけではありません。このため、基本技術を公開して、技術標準を作ることにより市場を活性化し、他社と差別化できるところで特許等を取って、大きくなった市場で有利な立場を取ると言う展開が考えられます。 また、個別技術が乱立すると市場が萎縮したり、部品のコストが上がったりするため、総合的には、技術を解放した方が利益が大きくなる事が見込めたりします。 ソフトウェアの場合、製造コストはほとんど無視できるのですが、開発コストが多くかかります。このため、開発コストを抑制するため、技術を公開して、開発コストを分散しすという方法があります。開発コストを抑えて、商売としては、ソフトの値段ではなく、保証料や保守費用と言うことで儲けます。 また、OSやミドルウェアの場合、最終的には、この上に乗るアプリケーションが重要になります。アプリケーションを開発するにはその基であるOSやミドルウェアの詳細な仕様がわかっていた方が良いのでOSやミドルウェアのコードを公開して安心して使ってもらったり、より良い方法をフィードバックしてもらうと言う考えもあります。 また、単純に宣伝として考えたり、基本技術を率先して公開することにより、その技術の開発の主導権を握るためという場合もあります。

chitose_houjo
質問者

お礼

回答いただきありがとうございます。 とても、参考になります!!!!また、非常に分かりやすい説明ありがとうございます。 なるほど。こういった方法があるのですね。 しかし、いずれにしても、IBMやMicrosoftのような市場の寡占は難しい時代になったということでしょうかね? 若しくは、サポートに関しても、やはり、公開している分、競争はものすごく激化する気がします。 もし、公開技術に関する文献や書籍をご存知であれば紹介などしていただけると幸いです。 >>全ての皆様へ ほんのわずかな情報でも、必要としています。是非、参考になるお話がありましたら、是非、是非、書き込み宜しくお願い致します。

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