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中国の経済発展

こんばんは。すいませんが中国の経済発展と日本の経済発展の違いを教えて頂きたいです。    最近NHKで発展中の中国を放送していたのですが、上海などの都会と一番貧困な農村との所得の差は170倍とか言われてました。  日本は経済発展する際には中国のような所得の格差はあったのでしょうか? 中国の都会にいる労働者の7割がかなりの低賃金(農村からの人達)で企業に雇われビルなどを次々に建築しているらしいです。  テレビを見ている限りでは中国の都会の人間はまるで農村の人間を海外の移民労働者?みたいに酷く扱っている印象を受けました。 ニュースウィークでも低賃金労働者が酷い扱いをうけ暴動が起きた事が記事になっていました。  日本でもこのような低賃金労働者がいて経済発展したのでしょうか? 下手な文章で申し訳ございませんが教えて頂けないでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • junt
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回答No.2

 質問者さんは、パレートの法則(不均衡の法則・80対20の法則とも言いますが)をご存知でしょうか?この法則は約100年前イタリアの経済学者パレートが発見した法則であり、犯罪の80%を20%の犯罪者が占め、売上の80%を占めているのは20%の製品、20%の顧客であるというものです。そしてこの法則から国の資産の80%を持っているのは20%の人達だと分かります。これは、国とか時代に関わらずどの国でもどの時代でも成り立つと考えられています。まず、このパレートの法則を知っているという前提で質問に答えさせてもらいますが。  日本と中国の経済発展の最大の違いは、自国の資本や技術で成し遂げているか否かであり、ここから色々な問題が生まれています。  日本の高度経済成長は、外国の銀行から借りた資金であれ、外国で生まれた基礎技術を日本で発展させた技術であれ日本の会社、工場が輸出の主役でした。  しかし、中国は経済発展の主段として外国の企業を誘致し外国資本の輸出により発展する方法を選択したのです。(2003年現在の具体的数字をあげると、工場機械では外国資本の輸出比率77%、コンピューター、付属品、周辺機器では外国資本の輸出比率90%、電化、電信、設備部品での外国資本の輸出比率71%)それも、社会主義を守りながらですから経済特区を作り その都市だけで経済活動させ農村部と切り離したのです。  中国には、都市戸籍と農村戸籍とがあり都市から農村へは自由に変われますが、農村から都市へは規制があり自由には変われません。質問者さんの言われるように中国沿海岸都市の発展の裏には内陸部の犠牲の上に成り立っており自国内植民地とさえ言われるほどです。  ジェトロによると中国工場労働者の平均賃金(月額)200ドルであり、それでも都市への出稼ぎ待ちということは、いかに農村の収入が低いかを物語っています。  アメリカの格付け会社SアンドPは今年8月の報告書で、『中国の銀行は世界で最も危険。少なく見積もっても6500億ドルの不良債権を抱えている。』と指摘。専門家の中には、それが1兆ドルを超えていて明日バブルがはじけてもおかしくないと言っています。それを示すようにローン・スターはじめ欧米のハゲタカ・ファンドやロイヤル・ダッチ・シェル、ユノカルなど石由資本が相次いで、大地震を察知したネズミのように中国から逃げ出し始めています。

stevens
質問者

お礼

遅れて本当に申し訳ございません。 >日本と中国の経済発展の最大の違いは、自国の資本や技術で成し遂げているか否かであり、ここから色々な問題が生まれています。  日本の高度経済成長は、外国の銀行から借りた資金であれ、外国で生まれた基礎技術を日本で発展させた技術であれ日本の会社、工場が輸出の主役でした。 こういった背景は知りませんでした。とても勉強になりました。 詳しくご説明いただき有難うございました。

その他の回答 (2)

  • WOc
  • ベストアンサー率38% (33/86)
回答No.3

>日本でもこのような低賃金労働者がいて経済発展したのでしょうか? 産油国など、特殊な例をのぞいて、 経済発展している国では、労働力が低賃金で得られていた歴史があります。 所得格差は国によって色々でしょうけれども、生じて当然なかたちです。 中国は先進国並の経済特区と完全な後進国の両方を 1つの国の中に存在させるという、一見すごい国家運営をやっています。 なので、ほとんど別の国のような所得格差が生まれているんです。 でも、ややこじつけ的な見方かもしれませんが、 どこの国でも、一部の大金持ちが産業を起こし、 数多くの労働者を安く(と、言っても、一般的な賃金レベル)雇用する形になっています。 その大金持ちの所得と労働者の所得格差は、 卑近な例で考えれば、オーナー社長は1億の年収で、 社員平均年収が700万だとすると、約14倍の格差。 日本と中国の大都市(特区を除く)の物価は5倍から10倍の格差があるらしいですから、 最大の10倍で考えれば、日本の経営者が中国の特区を除く地域に工場を作ったような感覚でしょうかね。

stevens
質問者

お礼

遅れて申し訳ございませんでした。 とても勉強になりました。 またいつかよろしくお願いいたします。

  • nobugs
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回答No.1

経済発展の裏には、必ず経済格差が生まれるのは何処でも同じですね。 日本の高度成長期には、東北から農村の次男・三男が集団で東京に出て、労働力として供給されました。

参考URL:
http://www.iwate-np.co.jp/kikaku/k200010-4.html
stevens
質問者

お礼

遅れて本当に申し訳ございません。有難うございました。

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