アナフィラキシーショックにならない人もいるの？

質問

蜂に二回刺されると危険なんて言われていますが、僕は田舎育ちなこともあって、過去に何度か蜂に刺された経験があります。
ただ、アナフィラキシーショックらしきものにはなったことがありません。

何度も刺されたからといってアナフィラキシーショックにかかるとは限らないんでしょうか？

それとも僕が刺されたのはミツバチなんで、そういう小さい蜂はアナフィラキシーショックになりにくいってことでしょうか？

スズメバチクラスの大きな蜂でないとアナフィラキシーショックは起こらないとか？

アナフィラキシーショックになる人とならない人ってどちらが多いんでしょうか？

回答No.1

sailor · ベストアンサー

アナフィラキシーショックというのはアレルギー反応の一種ですので、人によって起こりやすさに差があります。また、アレルギー反応を起こす抗体というのは、一度作られるとずっと持ち続けるという物ではなく、これも人によって異なりますが、時間とともに抗体が減っていき、いずれはなくなってしまう場合もあります。質問では蜂に刺された時が書かれていますが、これ以外にも食べ物によるアレルギーでアナフィラキシーショックになる場合や、医薬品で引き起こされる場合もあります。もともと、アレルギー反応というのは体内に異物が入り込んだ際に、異物を撃退するためにおこる一種の免疫作用ですが、アナフィラキシーというのはこの作用が非常に強く出て、場合によっては命の危険があるような症状を指します。例えば蜂に刺されたときに、刺されたところが腫れますよね。ふつうは患部の周りが少し腫れる程度ですが、これがアナフィラキシーでは全身に及び、体表だけでなく内臓にまで及ぶことがあるのです。先に述べた一度原因物質に触れることにより、抗体が作られている場合以外にも、体質によっては初めて触れた物質に対しておこることもあるのです。蜂に刺されたことによっておこる場合などは、この両方が考えられますので、2度目でなくても人によってはアナフィラキシーを引き起こす場合もあります。これは免疫グロブリンというからだが元々持っている免疫に関係するたんぱく質が、ある種の物質に対して過敏に反応することで起こりますが、この反応も人によって個人差があります。

まぁ、結論ですが、人によっては何度か蜂に刺されてもアナフィラキシーを起こしずらい人もいるし、たった一度でもアナフィラキシーを引き起こす場合もあります。また、アナフィラキシーを引き起こす可能性のある人でも一度目と二度目の間が長く開いている場合は起こらないこともあります。また、弱い蜂毒などにたびたび接していると鈍感化されて、ほとんど本来のアレルギーによる腫れすら出なくなる場合もあります。

蜂ではありませんが、生まれたばかりの赤ん坊などは蚊に刺されても、ほとんど腫れることもなく痒みも伴わないのですが、しばらくすると体内に抗体ができて、腫れや痒みを伴うようになり、さらに老齢にななるころには、あまり多く蚊に刺されたことにより鈍感化して腫れや痒みが弱くなります。

このように、それぞれの人や状況によってその症状は変わるものですので、アナフィラキシーを起こす人も起こさない人もいます。