- ベストアンサー
日本の官僚
現在の「日本の官僚」は、完全に「政治家の下僕」、「政権の犬」になってしまったのでしょうか???私には、そう思われます。 1 私と同じように、「そうだと思われる方」に、いつ、どんなことが要因でそうなったのか、ご意見をお願いします。 2 「そうではないと考えておられる方」に、お尋ねします。「その根拠」は何でしょうか??? 3 日本では、「官僚制度」というのは、なじまないのでしょうか???もし、そうだとしたら、その原因を教えてください。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなが選んだベストアンサー
本来、官僚というのは政治家の下僕であるべきものです。アメリカでは政権が変わると官僚もガラッと入れ替えます。政治家は選挙で選ばれた人たちであり、その手伝いをするのが官僚の本来の仕事だからです。 日本ではそんなことをしないのは、ほとんどの場合政治家が実務に対して全くの素人だからです。それぞれの分野の専門家を各大臣に据えるのではなく、党内の力関係で全く知識もない人物を各省のトップである大臣にしてしまうのですから経験のある官僚の力を借りなければ何一つ進めることができません。これが最大の問題で、それぞれの分野の専門家を大臣にするようになれば官僚の力など借りずに政治を行うことができるようになります。しかしそんな能力がある政治家はほとんど存在しないのです。言ってみれば張子の虎にすぎないのが日本の大臣です。
その他の回答 (3)
- eroero4649
- ベストアンサー率32% (11129/34638)
質問者さん的には釈然としない回答だったようですが、#1さんがおっしゃるように本来「官僚は政治家の下僕」です。だからみんなのベストアンサーにも選ばれています。 ただ、欧米の民主主義と日本の統治システムはかなり違いがあります。日本では政治だろうが企業だろうがその内容を問わず、どの組織でも一番上手く回るシステムがあります。それが「徳川幕府形式」です。200年以上一度も反乱を起こさなかったのは伊達ではありません。徳川幕府のシステムが、一番日本では安定するのです。 それはどういうものかというと、「お殿様がどんなにバカでも家老が合議制でしっかりしていればちゃんと回る」というシステムです。それは逆にいえば「お殿様に実際の権力はほとんどない」ともいえます。日本には専制君主はいないのです。 徳川将軍家も、それぞれの藩も、家老が合議して「殿、このように決まりました」となったらお殿様がやることは「うむ」といってそれを許可するだけです。お殿様はここで「俺はそれは嫌だ」と断る権利もありません。みんなが合議して決めたことをひっくり返されるのは家来も迷惑なのです。よくありますでしょ。こういうシステムだと「御輿の上は、軽ければ軽いほどいい」となります。家老のいいなりのお殿様が理想ですよね。 実際、戦後政治でも総理大臣より実権がある「キングメーカー」がいたことはよくありました。大平首相のときの田中角栄、羽田首相のときの小沢一郎、海部首相のときの竹下登、森首相のときの野中広務などです。「名目上の一番偉い人」と「実際に一番権力がある人」はイコールにはならないのが日本の権力構造の特徴です。江戸時代も、名目上の日本の一番偉い人は天皇で、将軍は天皇の部下のはずです。実際は部下であるはずの将軍が公家諸法度で天皇を縛っていたわけですが。 そんなわけで戦後日本の政治も長らく「首相は本当に実権がある人ではない」であったのですが、ここ最近のアレは、今は官邸が官僚の人事権を握っているからです。 ただ、それに対して安倍首相は積極的に自分の家臣を据えている、というのとはちょっと違う感じがします。安倍首相は、あくまで自分及びその「お友達」に利権を与え、それを支持する人は官僚であれジャーナリストであれ法を曲げてもなんでもやって見返りを用意してくれる、ということなのではないかなと思います。だからやってることはどちらかというと、中南米とかアフリカとかの腐敗した国みたいなものではないかなと思うのです。 まあ今の政治家は、代々続く世襲のお殿様か、学歴は立派でお金は持っているけれどそれ以外は人望もなにもない人がやるものになっていますね。野中広務氏や浜田幸一氏のような下(地方議員)から這い上がってきたみたいな人は出てこない状態になっています。つまり、政治の世界では身分制になっているということですね。まあ野中氏やハマコー氏を見りゃ分かりますが、這い上がってきた人たちはそれはそれで能力はあっても交友関係が真っ黒ですけどね・笑。
お礼
何も持っていない一庶民のやっかみだとは、十分承知の上での質問でした。しかし、どこを見ても、「世襲」、「世襲」で、しかもそれが、「格差」、「階級」さえも生む、閉塞した時代になっているように思います。せめて超難関試験に合格してきたエリートには、もう少し抵抗してもらいたいという気がしていたのですが、明治以来170年???ですか。結局官僚制度が確立しないままに、潰されつつあるという思いがあります。悲観的過ぎますかねぇ。あるいは、官僚の世界も準「世襲」が定着しつつあるのでしょうか??? とりあえずは、各省庁では、まだ優秀な官僚たちによる合議で、日本を支えるための基本的方向が示されていると理解することにします。 中南米とかアフリカとかの腐敗した国みたいなものではないかなと思うのです。……詳しくは知りませんが、なんとなく分かるような気がします。政治貧国の仲間入りですね。 徳川幕府のシステムが、一番日本では安定するのです。……今、徳川幕府と室町幕府の違いは何なのか、少し関心を持っていて、自学しようかな、と思っています。また、よろしくお願いいたします。
- human21
- ベストアンサー率37% (938/2476)
1です。 官僚が政治家の犬になったのは、安倍政権が新たな法律を作り、幹部官僚 (約600人)の人事権を、新たに作った内閣人事局が掌握したからです。 官僚の出世は安倍政権次第となり、生殺与奪の権を握られました。 今後、新たな政権が誕生しても、官僚は政治家の奴隷のままになりそうです。
お礼
ありがとうございました。 今後、新たな政権が誕生しても、官僚は政治家の奴隷のままになりそうです。 ……そうならざるを得ない仕組みにしてしまったということですね。
- sat000
- ベストアンサー率40% (324/808)
いえいえ全然そんなことはなく、レクと称して政治家を何とかしてコントロールしようとしているのは昔も今も同じです。財務省はその典型です。財務省のご機嫌を取っていると、政治家の地元に恩恵があるのです。だから自民党にも財務省の言いなりの政治家が多く、そのために安倍さんですら消費税増税を阻止できなかった。 官僚は、それぞれの分野で専門家でない人が圧倒的に多い。法律の条文を書くのは得意かもしれませんが。官僚を言い負かすくらいの知識や頭脳を持った骨のある政治家がもっともっと必要なのですが、所詮は国民のレベルで政治家のレベルが決まるので、まあ当面は無理ですね。 明治の時代から官僚は機能してきたし有意義だった時代があったのは確かですが、現在の時代には合わなくなってきているのもまた確かです。未来を切り開く新しい発想とチャレンジ精神のある組織にしていかないといけません。
補足
レクと称して政治家を何とかしてコントロールしようとしているのは昔も今も同じです。……レクにそれほどの効果があるでしょうか??? そのために安倍さんですら消費税増税を阻止できなかった。……安倍さんは増税反対だったのですか???知りませんでした。 官僚を言い負かすくらいの知識や頭脳を持った骨のある政治家がもっともっと必要なのです……そうでしょうか???官僚と政治家というのは役割が違うのだから、言い負かす必要はないように思うのですが。 国民のレベルで政治家のレベルが決まる……わからんことはないのですが、それだけじゃないような。 現在の時代には合わなくなってきているのもまた確かです。……本来あるべき公務員制度というものが、「骨抜き」にされているような気がします。結果として、「職員は、国民全体の奉仕者として、公共の利益のため勤務し、」というのが、「特定の政治屋の奉仕者として、特定の政治屋の利益のため勤務し、」となり果ててしまったような。政治が腐ると官僚も腐らざるを得ない。一蓮托生の世界のような気がします。 小市民が愚痴っても仕方がないことですかねぇ。
補足
政治家って、行政の実務なんか素人でもいいんじゃないかなぁ。キチンと日本の進むべき方向を示すのが政治家の仕事だと思う。要は、政治屋はいるけど政治家がいなくなったのだと思う。 その手伝いをするのが官僚の本来の仕事だからです。……日本だって同じじゃないですか??? どうも、私の質問に対するご回答ではないようです。